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自分とどう付き合うか? ②

 昨夜に引き続き、成瀬先生の著書より引用させて頂きますが、今日はこのテーマに
関し、「要介護者」と「介護者」の両面から見た部分を引用させて頂きます。

 どちらも「自分自身」に起こりうる状況と言えます↓。
 
 日々ヨーガの練習を続けていると、それまではできなかったポーズでも、ある日
気づいたらできるようになっていた、ということが多いものです。

 本人の様子を見て大丈夫なようだったら、(介護者は)できるだけひとりでおこなう
ように誘導してみましょう。

 また、可能であれば、介護者も一緒にヨーガをおこないましょう。

 身体を動かして血行をよくすることは、ストレス解消になるだけでなく、介護者の宿
命ともいえる腰痛の予防になります。

 さらに、お互いのポーズを見ることで、ポーズのイメージがより明確になりますし、
自分の身体のクセも知ることができます。

 これは、普通のヨーガ教室と同じレベルで練習することになります。

 ヨーガの練習は、“体感”することが大切です。たとえばひねりのポーズで身体を
ひねるとき、「どれだけ身体をひねったか」ではなく、「自分は今、たしかに身体をひ
ねったな」ということを実感することが重要なのです。
 そうした体感が自分の身体の内部から感じられれば、かなり高いレベルに達してい
るといえます。

 たくさんひねったり、たくさん倒したりすることよりも、確実な体感があるほうが、
より充実したヨーガなのです。

 その意味で、身体の柔軟な一般の方と比べて、ハンデのある要介護者が不利とい
うことはありません。

 むしろ、身体が思うように動かせない分、自分の身体の動きを深く丁寧に観察する
ことができる要介護者のほうが、より体感しやすく、上達も早いといってもいいかもし
れません。

 介護者は、まずそのことを理解してください。

 柔軟体操とヨーガの大きな違いの一つはそこなのです。しっかりと自分を見つめて
、自分のなかで起きるいろいろな変化を見つけだし、確かな体感を感じとるようにする
のがヨーガなのです。

 ↑以上、引用終わり。

 今現在、皆様は「要介護者」や「介護者」でいらっしゃらないかもしれません。

 しかしながら、先ず間違いなく「来たるべきモノ」をご自身で想像・イメージして頂くこ
とで、「今」、そして「これから」の「自分」について感じ・考えて頂けるのではないか?
と思います。

 そして、それを意識する事で、少なくとも、その「時」を「良い形」で、「ベストを尽せる」
「前向きな」ものと出来るのでは?と考えております。
by cute-qp | 2008-11-12 00:00 | 健康談話

「 呼 吸 」が変わる             「 姿 勢 」が変わる             「 気持ち 」が変わる            「 生き方 」が変わる


by センタリング呼吸法 ・バランス運動療法 春陽堂
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