「統計」の背景を想像してみる
2008年 10月 22日
先ずはコチラをご覧下さい↓
シニア男性「ちょい太」お勧め 死亡率低下、茨城で調査
長生きのためには、高齢の男性に限っては「少し太め」がお勧めなことが、茨城県
の約9万人を対象にした調査でわかった。高齢女性ではほぼ標準的な体形だと亡く
なる人の率が低かったが、それでも日本肥満学会が理想とする体形よりは「太め」だ
った。
高齢になると、若いころより太めの方が望ましい、と海外の研究で指摘されていた
が、日本人の大規模調査で確認されたのは初めて。
調査したのは県や筑波大、独協医科大などのグループ。93年度に健診を受けた
40~79歳の男性3万2千人、女性6万2千人を03年まで追った。
この間に男性3930人、女性3164人が死亡。喫煙や飲酒の影響を除いたうえで、
どの体形の人が病気などで亡くなる確率が最も低いかを、年代別に算出した。体形
は、体重(キロ)の値を身長(メートル)で2回割った体格指数(BMI)でみた。
その結果、男性は40~50代ではBMI23.4、60~70代では25.3の人が、死亡
率が一番低かった。
BMIは18.5以上25未満が普通体重。25以上で肥満となる。高齢男性では少し
太めな方が、栄養状態が良いといった利点があり、死亡率が低くなっている可能性
がある。若い世代では、肥満によって上がる心臓病リスクなどが利点を上回るらしい。
女性で死亡率が一番低かったBMIは、40~50代で21.6、60~70代で23.4。
高齢で高めになるのは男性と同じだが、全体に男性より細めだった。
肥満学会はBMI22を理想とする。男女約4600人の調査で、この体形のとき病気
の確率が最低だった。ただ、調べたのは30~50代で、高齢世代はみていなかった。
調査の中心だった独協医科大の西連地利己(さいれんち・としみ)助教(公衆衛生学)
は「望ましい体形は年代ごとに分けて考えた方がいい。ただ同じ体形でも、脂肪が多く
て筋肉が少なければリスクは高まるので注意して」という。
2008年10月20日 asahi.com より
↑以上引用終わり。
そう言えば、会社員時代に様々なプレゼン資料や分析資料を作りましたが、その為
の「統計」をどの観点から集め、それを「視覚的に見易く」し、「納得に導くか?」に苦労
した覚えがあります。
実は、「理解して貰う」必要はありません(笑)。そんなもんなんだと「納得させる」事が
何よりも重要でした。
従いまして、往々にして、グラフの目盛りを大きくしたり、小さくしたり、用いるデータの
幅を広げたり、狭めたりしたものです(笑)。
お陰様で、それを聞く身に立った時は、如何に、「数字」や「表」に騙されず、その実情
は何か?を可能な限り注意して聞いていました。
さて...今回の記事に関して思いましたのが、年齢に比例した「代謝率」はどうなった
のかな?と言う事。
例えば、年齢に従い、同じ運動をしても痩せ難くなる事でもお分かり頂けます通り、
身体の「代謝」は年齢を経る毎に落ちて行きます。
それが今回の統計言う、「シニア標準」=「多少、太め」と出た?と感じました。
但し!本来の目的や意味に立って「肥満」を考えますと、どちらにしても、「それで、
太っても良い」と言う事ではない...と春風堂は思います。
そう言えば、「脂肪の吸収を抑える」食品も色々出ておりますね。
そのCMを見ますと、「それでたっぷり食べても大丈夫!」と思い違いを起こしそうな
ものがあったり致します。
そして...そこに、「学会」や「教授」、「特定○○」と付くのが「統計」と似ておりますね。
...等々、色々、その背景を様々に想像してみるとその「実像?」が見えて来るかもし
れません。
シニア男性「ちょい太」お勧め 死亡率低下、茨城で調査
長生きのためには、高齢の男性に限っては「少し太め」がお勧めなことが、茨城県
の約9万人を対象にした調査でわかった。高齢女性ではほぼ標準的な体形だと亡く
なる人の率が低かったが、それでも日本肥満学会が理想とする体形よりは「太め」だ
った。
高齢になると、若いころより太めの方が望ましい、と海外の研究で指摘されていた
が、日本人の大規模調査で確認されたのは初めて。
調査したのは県や筑波大、独協医科大などのグループ。93年度に健診を受けた
40~79歳の男性3万2千人、女性6万2千人を03年まで追った。
この間に男性3930人、女性3164人が死亡。喫煙や飲酒の影響を除いたうえで、
どの体形の人が病気などで亡くなる確率が最も低いかを、年代別に算出した。体形
は、体重(キロ)の値を身長(メートル)で2回割った体格指数(BMI)でみた。
その結果、男性は40~50代ではBMI23.4、60~70代では25.3の人が、死亡
率が一番低かった。
BMIは18.5以上25未満が普通体重。25以上で肥満となる。高齢男性では少し
太めな方が、栄養状態が良いといった利点があり、死亡率が低くなっている可能性
がある。若い世代では、肥満によって上がる心臓病リスクなどが利点を上回るらしい。
女性で死亡率が一番低かったBMIは、40~50代で21.6、60~70代で23.4。
高齢で高めになるのは男性と同じだが、全体に男性より細めだった。
肥満学会はBMI22を理想とする。男女約4600人の調査で、この体形のとき病気
の確率が最低だった。ただ、調べたのは30~50代で、高齢世代はみていなかった。
調査の中心だった独協医科大の西連地利己(さいれんち・としみ)助教(公衆衛生学)
は「望ましい体形は年代ごとに分けて考えた方がいい。ただ同じ体形でも、脂肪が多く
て筋肉が少なければリスクは高まるので注意して」という。
2008年10月20日 asahi.com より
↑以上引用終わり。
そう言えば、会社員時代に様々なプレゼン資料や分析資料を作りましたが、その為
の「統計」をどの観点から集め、それを「視覚的に見易く」し、「納得に導くか?」に苦労
した覚えがあります。
実は、「理解して貰う」必要はありません(笑)。そんなもんなんだと「納得させる」事が
何よりも重要でした。
従いまして、往々にして、グラフの目盛りを大きくしたり、小さくしたり、用いるデータの
幅を広げたり、狭めたりしたものです(笑)。
お陰様で、それを聞く身に立った時は、如何に、「数字」や「表」に騙されず、その実情
は何か?を可能な限り注意して聞いていました。
さて...今回の記事に関して思いましたのが、年齢に比例した「代謝率」はどうなった
のかな?と言う事。
例えば、年齢に従い、同じ運動をしても痩せ難くなる事でもお分かり頂けます通り、
身体の「代謝」は年齢を経る毎に落ちて行きます。
それが今回の統計言う、「シニア標準」=「多少、太め」と出た?と感じました。
但し!本来の目的や意味に立って「肥満」を考えますと、どちらにしても、「それで、
太っても良い」と言う事ではない...と春風堂は思います。
そう言えば、「脂肪の吸収を抑える」食品も色々出ておりますね。
そのCMを見ますと、「それでたっぷり食べても大丈夫!」と思い違いを起こしそうな
ものがあったり致します。
そして...そこに、「学会」や「教授」、「特定○○」と付くのが「統計」と似ておりますね。
...等々、色々、その背景を様々に想像してみるとその「実像?」が見えて来るかもし
れません。
by cute-qp
| 2008-10-22 00:00
| 健康談話