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答えは自分の中にある ~自己中心観照~ (5)

姿勢がいいというのは、中心感覚があるということ。

 文字を書くときも、中心感覚を感じて書くといい字が書けます。習字はまさにそうで
す。
 筆をどう持つか、どういう角度で書くか、どういうレイアウトで書くかは、あまり関係
ありません(管理人:私はそうは思いません・中心を保つために必要なことです)。

 いい字を青く人は、いい姿勢をしています。

 中心感覚を感じながら軸を持って書いていると、いい姿勢になるのです。筆で書
いているのではなく、軸で書くのです。

 私は子供の時に、習字の先生に字ではなく姿勢を直されました。書いている時の
姿勢が字に出るのです。悪い姿勢で軸がグラグラしたまま書くと、字がグラグラして
しまいます。
 1人1人が違う軸を持っているのですが、軸を持って書くと、その人なりのいい字に
なるのです。

 絵を描く時もまったく同じです。描く人がいい姿勢でなければ、いい絵は掛けませ
ん。

 子供が渡っころがって、夢中で絵を描いている時は、意外に軸があるのです。そ
れは夢中になっているからです。夢中になると、どこにもカが入りません。

 「一生懸命やります」と一育っ人と、夢中でやっている人は、違うのです。一生懸
命やっている人は、表面にカが入って、汗をかいたりします。
 夢中でやっている人は、汗もかかないし、顔は淡々として、かすかに微笑んでいる
ような感じです。

 笑っているのではなく、無心でやっているのです。

 無心でやると、周辺にカが入らず、中心感覚とその人の意識が同調します。面白
い本を読んでいる時は、ページをめくつている意識もないし、どういう姿勢で読んで
いるかという意識もありません。

 面白い映画を見ている時は、自分がどういう座り方をしているか」を意識しないの
で、疲れないのです。

 中心感覚に権限を委譲している状態です。

 あなたの中心感覚に、すべてのバランスを権限委譲することです。もっと姿勢を
よくしなくちゃとか、もっとラクな寝転がり方をしなくちゃと考えると、よけいに疲れる
のです。

 ムリしてつくったいい姿勢は、疲れます。姿勢のことなど忘れているのが本当の
いい姿勢です。だらけた姿勢をとることが、ラクになることではありません。

 リラックスとは、自分の中心感覚を感じて、その軸に沿っていることです。

 立っていても、座っていても、歩いていても、動いていても、寝ころがっていても
リラックスはできるのです。

(つづく)
by cute-qp | 2008-09-16 00:00 | 健康談話

「 呼 吸 」が変わる             「 姿 勢 」が変わる             「 気持ち 」が変わる            「 生き方 」が変わる


by センタリング呼吸法 ・バランス運動療法 春陽堂
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