「原風景を歩いて行く」

 有り難い事に「歩こう歩こう」以来、新しい展開に入る様です。

 文や言葉にすること、それ自体、無理があり、誤解も生じ易い...

 そこを恐れず、敢えて、纏める事で、次へのステップとします。

 荒唐無稽かもしれませんが、お付き合い頂ければ嬉しいです。

 以前にも書きましたが、「登拝」と「登山」は異なると感じます。

 例え、同じ山に登り、そのスタートが「形」からであっても、

 「祈り」や「行」として行い、続けて行く内、

 それとなく、感じ方や方向性に変化が現れる様です。

 例えば、私は「白衣」を着て「登拝」しています。

 そうしなくてはならない「事情」があったからです。

 しかし、それで登って行く中で

 自然と「気持ち」と「行動」が決まって来ました。

 自分でも不思議な経験で、

 それをご覧になった神社側のご厚意で、今の形があります。

 体験は、人によって、その形や感じ方は様々ですし、

 ただ、続けて「必ず変わるか?感じるか?」の保証はありません。

 しかし、「やらないと可能性はない」と言う事だと思います。

 また、途中、様々な出来事があり、

 「続けられるの?」...自問自答する時期がありました。

 私自身、体力と気力、登り方が身に着くまで、

 ただただ、しんどく、辛いだけでしたし、

 身近に助言をくれる人もなく、
 (今は、「自得すること」と腑に落ちましたが)

 猛暑や雪の中を歩くに至っては、恨み事や泣き事まで込み上げ、

 「こんな事をいつまですれば良いのか?」...途方にくれた事もあります。

 そう言った「毒出し」・「ガス抜き」・「修練」の様な時期を過ぎ、

 何回かの関門があって、

 ヒーヒー言いながら、仕方なく(笑)、続けた先に、

 様々なモノに「支えられている」事に気づき、

 「感謝の気持ち」が生まれ、

 次第に、見聞きするものの視界が晴れて来ている感じがあります。

 そして、自然と頭が下がり、手を合わせる様になりました。

 最近は、とても「自然崇拝・信仰」的...「祈りの原風景(本質・原型)」です。

 山河に入り、ただただ、一木一草、石から感じ、学び、拝むのですが、

 自分のとお~く・えら~い祖先との面会の様で、

 それは人や時として形のあるものではない「形而上」的存在。

 なので、不思議だと感じる物事もありますが、

 次第にそれは当たり前、日常となり、向き合う姿勢は、

 スピ系特有の「不思議体験期待症・依存症」と対極にあります。

 例えば、木に抱きついたりしません(笑)。

 「凄いなぁ」と感じるものは、その根底に「畏怖心」や「尊敬」があり、

 寧ろ、「近付き難い」存在です。

 そこに、古来から行者が拝み込んでたりすると、

 結界の外からもビンビン感じる位の存在で...。

 都度、それらと向き合い、刻々と自己観照させられます。

 ある意味、「登拝」は「人付き合い」です。

 私達の暮らす日常の形式・言葉尻のものでなく、

 無言であっても、心と心の「お付き合い」です。

 そこから響くものを感じ取り、祈りを返す中、

 「反省」・「感謝」・「思い遣り」、「畏怖」や「尊敬」の心が沸いて来ます。

 そんな「”心”と”行”の欠如」からか?

 昨今のネット社会やスピ系の影響もあり、

 厳しい管理をしても、場を荒らす人や事が絶えないそうです。

 「宗教から”行”が無くなって、頭ばっかり、絵空事、スピ系蔓延」...

 そんなお話も最近、伺いました。

 私は基本「頭人間」です(笑)。

 でも、山を登る、海に潜る、剣を振るのは「感性」です。

 その「感性」を磨くことで、「頭」や「身体」が変わり、

 結果、生きるチョイスや現実の見方も変わるみたいです。

 それがどんどんバーチャルになりおかしくなりつつある...。

 そう言えば...有名な「奥駆道」は登山に慣れている方なら十分登れますし、

 最近は旅行社のシニア向けウォーキングツアーのコースになる程です。

 しかし、これも「祈り」と「行」が入る事で全く別物に変わります。

 誤解し易いのは、「行」は単に「苦しい」ことや「危ない」こと、

 「特別・宗教的」なことではなく、

 それらを無謀に行うことでもありません。

 「非日常的」・「身体的」・「ループ的」な中に、

 必ず「段階」や地道な積み重ね時期があり、

 そこから「自己観照」や「感性を磨く」作業や、

 行く道の「原風景(本質)」を見定め、

 ひとつひとつ「実修実験」する営みが存在しています。

 そして、その非日常(山の行)に没頭し過ぎる事も本分ではなく、

 それが、何気ない「日常」に活かせる事こそ大事だと感じています。

 ...と言う感じで、人の嗜好や道はそれぞれですが、

 合気も祈りも、日常も、

 その「原風景」を「行」として歩いて行こうと思います。

 
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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2017-03-31 00:00 | バランス運動療法・調整法

「抜刀と納刀」

「刀を邪魔しない操刀」は「自在に伸びる身体と意識」がベースとなり、

 そこからの「立替・円転」に妙があります。


 そんな事を意識させて頂く大事な稽古でした。

 今日で全部終わっちゃった感があります(笑)。

 後は、道具を通じ、身の「鞘」と「真剣(C1-L5)」を感じつつ、

 これを居合する稽古を「自分」でどれだけ地道に行うか?です。

 うち、最も大事な部分が「抜刀」と「納刀」

 武道で使える事があくまで大前提ですが、

 「斬る」ことと「技」に拘り過ぎると「魔境」に入ります。

 身体と意識が伸び、そこに道が出来、結果「斬れる」

 ...そこに真(芯)があります。

 故に、「抜刀」と「納刀」が重要。

 「自分の”我”と”力”を取り、刀を邪魔しない」...地味だけど重要な稽古です。

 これなしで、「立替」や「円転」の本当の意味は分かりえません。

 居合で「規矩準縄(みのかね)」と表現しますが、本当そうだと思いました。

 一度、「L5」じゃなく、「命門」で「抜刀」と「納刀」をやってみて下さい。

 たちまち、「規矩準縄(みのかね)」が消えます。

 そして昔、「居合」と「柔術」がセットになっていた意味が今、凄く分かります。

 今週はずっと「居合」と「閉脚尊据」ばかりやっていまして、
 (制剛流1本目から3本目の稽古です)

 急に、登拝が変わりました(「歩こう歩こう」)。

 「ブレなく」なり、これって多方向への連続居合だなって感じました。

 本質的な稽古が出来ると全てに繋がって行くのですね。 

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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2017-03-26 00:10 | バランス運動療法・調整法

「歩こう歩こう」

 本日、K野先生を登拝にご案内しました。

 天候や様々なタイミングに恵まれ、

 やっぱり、先生、持ってるっ(笑)。

 お山は低いですが急勾配が続く「短距離走的登拝」

 ペースを1/2にし、休憩を挟みましたが、

 自分がヒーヒー言い続けた場所ですので...頑張って頂き感謝しています。

 私はと言えば...この2年弱を振り返り、

 「体力がつき、今は登拝好きかぁ~」とか

 「随分、生きるのも楽になったなぁ~」って呑気に思っていました。

 そして、御案内をしながら、

 大して変わりも、成長もしていないけれど、

 今まで自分だけの稽古だった「登拝」が、

 これからは、ちょっぴりでも、何か、誰かの役に立てば良いなぁと感じました。

 また、ある意味、「登拝」は「生活」の方便で、

 本番である実生活自体が「登拝」になって行けばと想いました。

 これからも「登拝」は続き、

 今までも、小さな変遷期はありましたが、

 課題と心境が変わり、

 「気持ちを新たに、一から」です。



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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2017-03-25 00:00 | 一陽来復

「刀を邪魔しない操刀」

 昨夜の稽古はなかなか難易度が高く、

 腰や背骨使いが硬い私は、上手く表現し切れませんでした。

 早速、今日、K野先生に動きを観て頂き、

 左肘の位置取りや手の内、

 胸腰移行部の脊椎の硬さや落ちなど、

 いくつもの「操刀を邪魔する自分」に気づかせて頂きました。

 なかなかに、思い込みや我は手強く(笑)、

 目下「刀を邪魔しない操刀・立替・円転」を課題に稽古中です。

 そこで、改めて思いましたのは「命門」ではなく、やはり「L5」だと言うこと。

 本日、その辺を検証させて頂いたのですが、

 刀をただ振り下ろす観点ならば、「命門」でも良いのですが、
 (中国武術の操刀などの様に)

 日本刀の精妙な本質や操刀、そこから合気への繋がり、

 「脱力」を検証して行きますと、

 やはり「L5」でしか表現出来ません。

 「C1-L5」、「肚を通じ」

 「真剣」を使い、刀を邪魔しない操刀をゆっくり繰り返したり、

 剣や鞘をガイドに「居合」する時、

 たった一か所、そこしかない、太刀筋(仙腸関節の立替の筋)が観えます。

 そこを「命門」で表現すると途端、体軸が伸びず、太刀筋が消え、

 刀を邪魔する動きが沢山産まれ、

 中華包手で「折り敷く」様な荒っぽいスタイルになってしまいます。 

 時間はかかりましたが、そこがハッキリし、

 諦めずやってて良かったと想えました。

 合気にも様々な志向性があるとは思いますが、

 日本刀の操刀・合気への変遷を本質として、

 真(武術)・善(医術・宗教)・美(芸道)に通じる心身操法を目指します。
 

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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2017-03-20 00:00 | バランス運動療法・調整法

「無形の深み」

 「床に置いた剣を”無形”の状態へと取り(吊り)上げる」

 この一挙動にどれ程の意味や大切さがある事か...

 剣の重さやバランス、形状を感じ、

 ゆっくり、少し、丁寧に動いてみます。

 時に、鏡に自分を映し、自分の現実と向き合ってみるのも良いです。

 その分、様々な支障(固まり・捻じれ他)に気づきます。

 そこをひとつひとつ落ち穂拾いして行くと、

 「分け目・搦」や「肘肩」、「峰谷」...様々、浮き出て来ます。

 すると、肋骨や指のもっと細かく、柔らかい動きも感じられる様になります。

 今日、ふとお話していて、バイオリンのボーイングの動きが頭に広がりました。

 全身で弦の緩みをアップボウ・ダウンボウ...刻々と取って行く。

 先日の浦川先生のお姿がバーッと蘇ります(「ひとつの響き...その深さ」)。

 「心の綱を弦(頸)に掛け」って感じで、

 操刀・廻刀のイメージと繋がりました。

 先生が小さく柔らかく、細かい動きで素晴らしい響きを出される...

 その中身と触れ合った気がしました。

 「労宮」と「湧泉」のリアルなイメージがまだ弱い為、

 「マカバ」も用い、

 「無形以前」と「真剣振り下ろし」の精度をもっと上げて行きます。


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2017-03-12 00:10 | バランス運動療法・調整法

「明珠は手の内にあり」

 人それぞれ、何が課題で、何で気付くか?は異なりますが、

 昨夜の稽古を振り返り、確認出来たのは、

 まず、「肩の力を抜く稽古と工夫」、

 そして「手の内の稽古と工夫」...

 総じて、そこが「最初」で「大切」な事と思います。

 結局、「肋骨の操作や立替」、それ以前に「脱力」を行おうとしても、

 それに抜きには、感覚や妙味を感じられません。

 じっくり丁寧に、日々、真剣を振り降ろし、徐々に手の内が練れて来ると、

 少しずつ手とその使いが柔らかくなり、

 感覚が開けた分だけ、都度、剣の妙味に触れ始め、

 身体の使い方や「剣から合気」へ込められたものが沸いて来ます。

 そこを意識し、新年からKM君と手の内を工夫して来たのですが、

 硬かったKM君の肋骨は、昨夜俄然、動き始め、操刀が変わり、

 その検証・裏打ちが出来た気がします。

 「脱力」と「手の内」...

 ここから「体操」や「歩法」、全てが変わり、繋がって行きます。 

 また、この所、武田惣角先生のお写真や

 「腕のお化け」

 「片手斬り(片手持ち替え斬り)の名人」

 「鉄の杖の付き方」

 などが稽古のイメージに入って来ているのですが、

 その影響で、合気における剣の背景の有無の差が明瞭になって来ました。

 どれだけ、天才的でも、ベースの有無でその技とその後がまるで違う...

 凡人なら尚更だなぁ...と痛感します。

 嬉しかったのは、K野先生のお陰で「マカバスター」も立証出来た事。

 しかし、これも「手の内あっての”マカバ”」と

 「マカバだけ」、では、かなり感覚とベース(発想)が異なります。

 「マカバ」のポテンシャルが「手の内」で開かれる感じです。

 昨夜の「手合わせ」チェックでは、

 ちょっとで大違いな感覚的修正を頂きました。

 面白いですね...瞬時に感覚が書き変わり...後は自己責任です。
 (「手の内」の交流!?)

 そう言えば...数年前、先生からの年賀状で「明珠在掌」の言葉を頂きました。

 「珠は君の中にあるのだ」と言う事ですが、

 それに加え、「珠は手の内にあり」と更なる稽古に励みます。

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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2017-03-05 13:30 | バランス運動療法・調整法