「アブラッソを感じて」

 アルゼンチンタンゴを学んで1年3カ月が経ちました。

 元々、大好きなダンスでいつかやってみたいと思っていましたが、

 自宅で自営業すると世間が狭くなるのでそれを避けたく、

 それ以上に、出会った時に観たものがもの凄く、縁あって学ぶこととなりました。

 まあ、びっくりで...先ず、先生の姿勢が合気そのものだったこと。

 動きが全て「体内操作」で外に観えず、それで、地味に淡々と踊っておられること。

 しかも、「密着状態」で、ず~~~っと「体内操作」で「付け続けて」おられること。

 感嘆、あ然でした。

 そして、学んでみて半年間...まぁ何が何だかさっぱり分かりませんでした。

 他にダンスも経験していましたし、歩法ならと思ったんですが、見事に大破(笑)。

 結果として、それが良かったのですね...後に歩法に目が開ける切っ掛けでした。

 まず、「芯」を取って歩けない事に気付きました。

 中途半端な「重心移動」や「脱力」では「芯の感覚」を感じることすら出来ませんでした。

 「芯」が取れないので、「立替」や「付ける」、「吸い込む」なんて到底無理。

 更に、自分の「芯」すらまともに取れないのに、女性に全部委ねられ、

 その「芯」や「重心移動」、「一歩のベクトル」、「立替」を任せられる始末。

 なので、プロでも「手でリード」し、派手さで誤魔化す方が多い傾向にあります。

 とにかく、全く刃が立たないので、こりゃダメかも!?って思いました(笑)。

 幸い、先生や周囲に恵まれ、辞められない理由も出来、今に至ります。

 そして、お陰さまで、最近、ようやく「付けて歩く」ことが出来る様になりました。

 「そう!それが一番大切なもの」...そう言った頂けた時は嬉しかった。

 「付けて踊れる」とその「一体感」が非常に気持ち良い。

 前後左右、途切れる事なく、互いの芯が1つになり、

 そこに力やバランス、気持ち、音楽が乗っかると、

 プラスの形で物凄い勢いやバランス、心境が絶妙な形で出現する。

 その為、物理的にも感情的にも、あらゆるものをありのまま受け入れ感じ、対応し、

 リーダーとしては、そこに主体性と客観性、センタリングを兼ねる。

 「二度と忘れられない感覚・経験」で、「武道」や「治療」の行き着く所でもありそうです。

 多分、人生も。

 「アブラッソ(抱擁・愛情)」こそタンゴと言われますが、その意味に触れた気がします。

 以来、日常やお仕事、周囲が嬉しく激変しているのに驚いている所です。

 あくまで、私の個性と嗜好ですが...これは「武道」だけでは気付けませんでした。

 勿論、柔術系の相対稽古や剣でも、気付けば、十分その練習が出来ます。

 ただ、「当てる(戦う)」から「付ける」意識やその稽古に意識変換するのが難しい。

 なので、ダンス(ソロでなく、ペアダンス)は学ばなくて結構ですので、

 これを「治療」や「ボディーワーク」として取り組み、「意識変換」するのが有効です。

 剣を持った時、「はい、いつでもど~ぞ~」と思い、その様にちょこんと居られる。

 それが、結果として、凄く「楽」で「強い」のだ、今は感じます。

 「無形」と「アブラッソ」って実は同じなのかも。

 K野先生がよく仰る、「高座に上がるだけで笑いが取れる落語」ってのもそこかな?

 そばにいるだけで、治る治療ってのもあるかも?(笑)

 そう言えば、「当てる」から「付ける」に意識が変わってから、

 「手ごたえ」よりも、体内に行き来する力や意識、重力などが、

 どれだけ「滞りなく流れ、より良いバランスにあるか?」なんて意識になっている様で...。

 正しいか?不明ですが、体内に流れが出来ることで随分と心地良く過ごせています。
 

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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-26 00:00 | バランス運動療法・調整法

 昨夜のお稽古(「勁道に嶺あり、谷あり」)や皆さんのご質問をかんがみ、

 今日は実演中心に「内功系武術の稽古」から研究してみることにしました。

 内功系武術として有名なものに「太極拳」・「形意拳」・「八卦掌」などがあり、

 これらを俯瞰してみると「自己観察」と「感じる稽古」が主体・主眼となっていて、

 これを拠り所として「身体作り」から始めている気がしています。

 ところが、この「感じる稽古」や「外功」との発想や原理との違いに気付くのが難しく、

 感じ・気付きながら、それを実現できる「身体を作る」為、

 「積み重ね」と「時間が掛る(10年単位などと言われる)」様に思います。

 今日は「站椿的」・「試力・歩法的」・「推手的」アプローチからお話を勧めました。

 あくまで「」で、何となくそんな順番になりました。

 「站椿」は思考と外的動作を止め、自分の中を行き来する力や重力、

 意識や精神バランスを「止観」する稽古だと思っています。

 瞑目し、心静かに深く呼吸しながら、自分が立ち・呼吸するバランスなどを、

 ありのまま、内から見つめて行きます。

 そして、呼吸を通じ、意識するポイントやポジショニング、バランスを微妙に変化させ、

 自分の内からどんな変化が起きるか刻々と感じ、観察することで稽古は進みます。

 とは言え、いきなりも難しい部分もあるので、

 相対稽古として補助者がつき、その稽古を観察(診察)しながら、

 どんな負荷や意識、ポジショニングを与えると「呼吸」を誘導できるか?

 補助者が呼吸や身体の繋がり、脳幹へのアプローチを上手く導けると、

 身体が変化し、相手が身体の変化を自白して頂けることに気付いて頂けたと思います。

 ほとんど、膝から下肢の調整や肘・肩・頸の調整でしたね。

 内心、「バランス運動療法」や「神経訓練」を再確認していました。

 「試力」はその名の通り、内の動きを外へ伝えてみる事です。

 ところが、その際の設定条件を意識するあまり、中身のない「形態模写」になりがちです。

 そこで、ここでも相対稽古を通じ、「当てる」と「付ける」、

 「直流」と「交流主体」などの差を検証しつつ行いました。

 唐突ですが、工場などで製品の加工・切断する際、

 硬い鋼材で作った、鋭利な刃物を持つ機械の使用が一般的です(外功的)が、

 水や光の密度や流量で精密に加工出来る技術も増えて来ました。

 例えば、この様な原理の差に気付き、稽古の意識や工夫として頂ければと思いました。

 「推手」は「付けて交流」です。

 しかしながら、いつの間にか「戦い」になってしまいます。

 そこで相手との繋がりを「最低保障」し、「呼吸」を通じ、

 身の内を行き来する意識と力で相手の芯とやり取りする稽古として行いました。

 「相手を打破するのではなく、芯を繋げ、バランスを変えれば相手は動く」

 そこに気付き、身体と発想を広げられればと思います。

 組んで頂く組と各位の課題によってご指摘した部分や稽古内容は異なり、

 余談・脱線も多く、今日は次々色々やったなと言う感じです。

 今年に入って、自分の学んだものを全て一から検証している訳ですが、

 「そう言うことだったのか」...と内心、感嘆する日々です。

 来月も頑張りたいと思います。


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-23 00:00 | バランス運動療法・調整法

 今日は予告通り(「付ける歩法 付ける剣術」)、剣による「一打三足」を行いました。

 ・ 「体内の力、意識の通り道(勁道)」と「反作用」の関係。

 ・ 「直流」でなく、「交流する心と体」

 ・ 「当てる(作用主体)」と「付ける」の違い。

 ・ 「付ける太刀」は「付ける身体と歩法」がベース。

 ・ 「勁道」を保障する「薄筋」・「振袖」・「項筋」・「眼筋」の確認。

 ・ 身の内に剣が潜む。

   「躰中剣(念流兵法心得)より ⇓

   「当流に躰中剣と云うあり。(中略)上中下段の構え躰中より太刀の生えたる様に構へ
    る事第一なり。譬えは木の枝の如く構ふべし。」

   「当流には脱けと云う業あり。その業は七分三分と知るべし。敵七分打出す処へ我三
    分なる躰中剣の正直にて、敵の太刀の右方へ進めば自然に脱けることを得」

   「譬(たと)えて剣術は蕎麦種の如し。我躰三角なれば、自然に遁(まも)るるなり」

   「」 ⇒ 「真空」 ⇒ 「赫機(のび)」(天真伝兵法)より ⇓

   具体的には練丹の法によって丹田(腹)に充満させた気を、下腹部から鞠のように膨
   らませて巨大な球形(真空)を作り、敵をその中に包み込んで身の自由を奪い、目や
   耳など五感の働きに頼らず、丹田の力で外界の動きを察知し、剣の切っ先からほと
   ばしるエネルギー(赫機)で刺し貫く。

 ・ 「付ける」為の「勁道」と「嶺谷」の関係。

   太刀筋は全て「青岸」の変化や転化。

   「嶺・谷」を明確に意識。
   「西江水」⇔「嶺・谷」
   (新陰流兵法転会渡辺忠成師範と新陰流剣術本伝極意“付ける拍子”)より ⇓

   「常に技(剣筋)は嶺から谷へ通します。谷というのは当てる箇所、そこへ結ぶ最適な
   『嶺』を自分で想定するのです。小手を打つという動作でも、小手だけを狙うのではな
   く肩や首筋を通して斬る。また嶺はなにも相手の身体箇所に限らず、長身の相手や
   高い位置を狙うときは頭上に想定することもあります。
   これは体術的に使ったときでもすべて同じです。小手だけをいくら抑えよう、動かそう
   としてもなかなか崩れるものではありません。実際、想定した嶺を打たなくとも、首筋
   などに想定した嶺から谷(手首)へ通す意識があることで相手は崩れます。嶺から谷
   へいかに通すか、それが技を練るということであり、新陰流の極意でもある『転(まろ
   ばし)』に通じるのです。」

   「伺う」⇒「合掌」⇒「米糊付け(念流兵法心得)」より ⇓

   「敵を連れ込み負かす事を、俗に米糊付けと他の人云ふ」

   「敵の太刀より我が太刀、速からず遅からず、張り抜き茶筒の蓋をする如く、少しも障
    りなく這入るが如し」

   「速ければ敵に見つけられるべし。遅ければ敵、穴にあまり入る所なし。故に遅速の
    間をよく考え、修業あるべし」

   「敵を打つ間と言ふは、敵我を打たんと思ふ念の起こる時か、敵の氣絶え間か、敵引
    く所か、追い込む所か、先此の四箇所なるべし。」

   などを主眼としました。

 「持たれる」・「持つ」・「剣を持つ」...その途端、意識と体が「当てるモード」になります。

 そこで、少し負荷を掛け、剣を振らず、活歩で「相対稽古」をして頂きました。

 そこから「当てるモード」に繋がる「結果(目的)を出す(達成する)」のではなく、

 「自らに付け(感じ・観察)」、今後、自主的にどう対策するか?

 「テーマ」に沿った「問題点の洗い出し」と「落ち穂拾い」が目的です。

 次週はお休みですので、3月は少し動的に、

 「当たる」と「付ける」の差から検証してみようと思っています。

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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-22 01:00 | バランス運動療法・調整法

 明日は剣による「一打三足」を中心にお稽古したいと思います。

 「木刀」、若しくは「居合刀」と「施術用マクラ」をお持ち下さい。

 ● 「反作用」を用いるとは?

 ● 「当てる歩法・剣術」から「付ける歩法・剣術」へ

 ● 「勁道」と「嶺・谷」

 この付近を練習したく思っています。

  「連足」・「刀身一致」・「太刀連」

  「米糊付け」

  「嶺谷」

 そこから「一足一刀」へと繋がる道筋が出来ればと思います。 

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 (参考)
 「”芯”発見」
 「付ける拍子」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-21 00:00 | バランス運動療法・調整法

「落ち穂拾い」

 長堀チェックポイント

 ・ 「膝蓋骨」の動き

   事故で両膝の半月板と十字靭帯、側副靭帯を損傷して以来、どうしても、

   膝の「ロッキング」や「動揺」、「痛み」を回避する「膝を固める」癖がついている。

   「膝蓋骨」の動きを感じて行く中、その際に教わった「膝蓋骨マッサージ」を想い出す。

   「膝蓋骨」が動く、「ポジション」、「繋がり」を見つけ、下半身から動きを繋いで行く。

   後遺症があり、ロックし易い膝なればこそ、「膝蓋骨」の影響の大きさに感嘆する。

   「提肛」や「ハッキン」などとの関係を丁寧に探りたい。

 ・ 観ること

   「近眼」であるが故に、どうしても「見よう」と言う意識が働き、

   頭が落ち、身体が固まり、意識は戦いに行く。

   そこに「老眼」がやって来て焦点が合わない。

   そこで、自宅ではメガネをかけないことにした。

   メガネは、ものが「平面」にしか見えない。

   また、焦点を合わせてくれるので、ハッキンや振り袖である「眼筋」が効かなくなる。

   裸眼だと現時点で風景は間近で見る「油絵」状態だが、

   自宅ならこけても、躓いても怖くないし、

   いやでも「うすらぼんやり」、「俯瞰」で観ることになる。

   合わせて「交差法」・「平行法」他を行う。

 ・ 頸・頬・後頭部のバランス

   モノの見方に合わせ、蝶形骨のある頬の周囲や後頭部、頸のバランスを観て行く。

   意図して動くことなく、バランスを取って全身を観て行くと

   自分の癖がモービールのバランスを感じる様に立体的に感じられる。

   「膝蓋骨」やSRさんから教わった足底バランスと共に観て行くと更に面白い。
b0159328_2012185.png

 ・ 身を任せると言うこと

   あえて、何かをすることを停止し、意識的な心の働きも納め、自己観察する。

   心身がくつろぐ時、自分が自分を内側から感じ、それにつれ心身が弛緩する。

   弛緩して行く様、感覚、気持ち良さを脳に感じさせて行く稽古。

   頭部のバランスを決め、全身を吊るすに任せるとなお善し。

   全身に包帯を巻き「ミイラ男」や「7段階視点」などを加えてみる。

   「站椿功」や「軟蘇法」の本質はこれではないか!?

   王郷斎先生は相手に触れる時、真綿の如く、物凄く柔らかかったらしい。

   その柔らかさに相手が「しまった!」と感じた時、吹っ飛んでしまったとの感想を聞く。

   しかも、先生はほぼ意識せず反応...「あ、ごめんごめん」の感じ。
b0159328_2052473.jpg

 ・ 灯台もと暗し

   左手を使うのが苦手で、どうしても肚に繋げ難い。

   指の使い方、特に中指と薬指の使い方、肘の位置に問題がある。

   丁度、肘を骨折した時、三角巾で固定されていた感じの固まり方。

   ものの持ち方や剣の持ち方を再度検証。


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-16 00:00 | バランス運動療法・調整法

「”芯”発見」

 昨夜、予告致しました通り(「歩法は”歩み”」)「一打三足」をやらせて頂きました。

 「一打三足」にも色々な意味合いがあるのですが、本日は

 ● 「ハッキン」と「振袖」を経路とした「勁道」の形成

 ● 「芯」の発見と意識、そのコントロール        

 ● 「内丹」から「外丹」へ                  を主眼としました。

 歩法や動的運動になると身体や呼吸、意識、勁がバラバラになるのは、

 まず「芯」の意識がなく、更に、それをバランスを保って動かせないからです。

 そこで今夜は、女子部もお出ででしたので、枕を「ダンスのリード」から始めてみました。

 文字にすると、シンプルに「自分の歩みで相手を誘導する」ですが、

 例えば、相手の歩き出しを「右足」で「後」に「一歩」になる様リードする...難しいでしょ。

 これを手でリードしても、左足が出るかも知れず、下手をすればバランスを崩します。

 確実に「右足」を出して貰うには、

 合気の呼吸法で自分の「芯」を形成し、これを相手の「芯」とシンクロさせ、

 自身の芯のポジションと働きで右足が出る様、相手の「芯」をリードする必要があります。

 この「芯」でのリードを「一打三足」を用い上手く繋げると歩みは続き、

 多方向や様々なベクトルへの広がりを見せます。

 この作用を手に繋げると「打拳」、剣に繋げると「相架け」や「付け」、「切り」になります。

 今夜、印象的だったのは、総じて皆さん「反作用」の意識が希薄な事でした。

 「叩く」・「倒す」など、「作用」を意識してしまう余り、

 「反作用で動く」とか「反作用で立つ」などの観点が欠けている気がしました。

 「一打三足」を始め、様々な必要十分条件の鍵ですので、次週までに御一考下さい。

 今回、嬉しかったのは、

 F本さんがよくテーマの論点を租借され、しっかり表現されていたこと。伝え方も上手。

 これはキッチリ自習出来ていると言うことだと思います。

 また、先週、暗にO原さんにメッセージを込めて紹介した個人練習があったのですが、

 これをしっかり受け取り、自分のものとして周囲に租借して下さいました。

 正に、それが言いたかった訳です。

 来週は、更に「歩法」と「剣」を押し進めて行きます。


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-15 01:30 | バランス運動療法・調整法

「歩法は”歩み”」

 明日より「歩法」から「剣術」への導入部に入って行こうと思います。

 「型」や「袋撓」に触れる際、陥り易い失敗を踏まえ、

 「合気の呼吸法 活歩版」として、もう一度「一打三足」を味わって頂きお稽古します。

 「歩法」は毎年、ある期間、自分自身で集中的に稽古を重ね、

 それを熟成させてようやく切っ掛けが掴める気がします。

 その中で最も重要なのが、一見、簡単に観え、安易に捉えられる「一打三足」です。
 (「ジグザグ以前」だとも思っています)

 それに気付くのに随分時間が掛りました。

 参加者の様子を拝見し、今月の稽古がいつか蘇ります様、色々やってみます。

 今、何が出来なくても、分からなくても結構です。

 諦めず、出来ることからやり続ければ、きっと何かに繋がります。

 逆に、「歩法」が観えて来ないと実質的に何も出来ません。

 散々、遠回りした私が言うのです、間違いありません。

 尚、テーマは「一打三足」ですが、皆さんのそれを満足させる課題は様々です。

 「内丹」であれ、「ハッキン」であれ、ひとつの物事を多面的にみた一コマ。

 その内、何が自分に足りないか?...今回は「一打三足」に見付けて下さい。 

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 (参考)
  「自身の中に導師を見出せ」
  「探訪の旅」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-14 00:00 | バランス運動療法・調整法

 「時間と空間、物質を超える生き方」 成瀬雅春 著 より引用・掲載致します⇓

 「ヨーガの修行をするには、グル(導師)が必ず必要だ」といわれています。しかし本当に
チェラ(弟子)を悟りに導いてくれるだけの実力を持ったグルを探し出すのは容易ではない
です。

 たいていは本当のグルに巡り会えずに生涯を終えてしまう場合が多いので、ヨーガ経典
にも「グルに巡り会えなければ、自分自身の中にグルを見出せ」と書いてあります。

 私の場合も、今までに数十回インドヘ行き、いろいろなヨーガ道場を訪ね、有名なグル
(導師)やスヴァーミー(僧侶)に教えを受けたのですが、残念ながら本当に自分の生涯を
託せるという人には会えなかったです。

 私が体得した空中浮揚や心臓の鼓動を止めるテクニックや体温を自在にコントロールす
る方法などは、グルから教わったものではなく、自分で見つけ出したものです。

 私が「地上一メートルを超える空中浮揚」に成功した最大の要因は、ヨーガ経典と出会っ
たからです。私がそれまで体験してきたことや、手探りで見つけ出してきたことが、経典に
はしっかりと書いてあったのです。

 経典にいくつも空中浮揚に関する記述があるのですが、どれも具体的なテクニックは書
いていないです。たとえばマントラ(真言)を唱え続けると空中浮揚ができるとか、ムーラ
バンダ(肛門の引き締め)によって蓮華坐を組んだままで空中に浮くことがで方きる。高度
な呼吸法で空中に浮き上がる、というような表現がされています。

 通常は、これを読んだだけで「空中浮揚の力を開発できる」という人はほとんどいません
が、私の場合にはこの一巡の記述から空中浮揚を完成させることができたのです。

 経典に書いてあるマントラを唱え続けたり、高度な呼吸法や、ムーラバンダなどは、紀元
五~六世紀ごろのヨーガ行者が実践していたものです。私は瞑想能力を駆使して、その
時代の行者の意識に、自分自身の潜在意識、深層意識を同調させていくのです。

 そうすると空中浮揚をしていた、その時代のヨーガ行者が修行している様子が感じられ、
また経典の編纂者がどういう修行を目撃した結果、空中浮揚や空中歩行ができるという
記述をしたのかを、洞察することができるのです。

 そして経典から多くのヒントを得られたことが、私の空中浮揚の成功につながったの
です。

 以上、引用終わり。

 「空中浮揚」などの言葉がありますと「現実離れ」して聞こえますので、

 一旦、拙い私の青く・苦い経験を添えさせて頂きます。

 中国武術において「三年かけても、まず良師を探せ」と言う言葉があります。

 学ぶことの方向性や内容が不味ければ「石の上にも三万年」しても全く無意味。

 だから「時間を掛けて学ぶ師や学ぶ事柄を選びなさい」と言う意図だと思います。

 インターネットのなかった私の青春期、

 ひとりひとりの人に出会い、会って頂くことや、

 一冊の本を手に入れる手間や負担はとても時間と労力、根気が要りました。

 そして、一見遠回りに見える、その事を通じて、人や物を観る目、学び方が鍛えられ、

 人とのご縁や有りがた味を知った気がします。

 今はびっくりする程の情報がネットや社会に溢れていますね。

 だけに、こちらの「選択眼」や「センス」が必要な厳しい時代になった気がします。

 手軽に情報が入るので、それを精査せず「鵜呑み」にしたり、

 無意味な「机上の空論」を戦わせ、

 「ハンディー」や「効率」だけを有り難がり、

 本質的な人とのご縁や有りがた味を感じられない人が増えている気がします。

 幸い、私はそのご縁と有りがた味を知りました。

 ところが、そこで満足してしまったなと反省するのです。

 誰につこうが、基本的に、凄いのは「先生」や「本」で自分ではありません。

 それらが見せてくれるものや語るものの「背景」や「意図」をよく推し量る必要があります。

 そして、そう言った「自覚」が自分に芽生えることを前提に、

 「自分の能力以上」にそれらを観て行くことは出来ないと知ります。

 そこで、自分自身を観る(瞑想)作業が元となって行きます。

 つぶさに自分を観察・コントロールし、観え・感じられるものから「師」の歩みを想う。

 そこに「師」がいれば最高ですが、事情が許さないあらゆる場合、

 学ぶための資料や本を丹念に収集・検討し、

 自分なりの工夫・検証をしてながら、自分の中でそれを観て行く。

 それこそが、時代や空間を越え、先師や古人の智恵と対話する事だと思います。

 このご本には「場の残留想念」から学ぶことも書かれていますが、

 「本や資料から学ぶ」と言う事も、その「文字面」や「論理」ではなく、

 著者の工夫や意図の「残留想念」から学ぶと言う事だと思います。

 実際、そうやって学ばれている師匠が我々の身近にいる訳です。

 ところが、何年か掛けて得たもので、私は「経験した」・「買っておいた」・「知っている」...

 そんな、「コレクター」っぽい所で自己満足していたんだと思います。

 しかも、コレクトした「サンプル」を器用に模写することで「自己暗示」に掛かっていたとも。

 そこから本質的な稽古なんですけれど。

 30年前、S老師が教えて下さったことは当時本当に不可解でした。

 皆さんの様に格好良い型を教えて貰えず、

 自分だけ、何故「下働き」や「農作業」みたいな稽古をするのだろう!?

 しかし、一切、不信はありませんでした。

 訳が分からないまま、病弱が健康に、周囲より強くなっていたからです。

 嬉しかった...でも「?」がいつまでも付きまといました。

 この度、それらを総ざらえする中、

 K野先生やS老師、気功のY先生などに初めて出会い、

 よく分からぬまま夢中に稽古していた時・世界に戻り、没頭している自分がいました。

 昔は今になり、ひとり、師の残像と語り泣き笑い。
 (周囲はさぞ気持ち悪かったと思います。落語のひとり稽古みたいでした。)

 ちょっと先生方の想いに触れた気がしました。

 これが稽古なんですね...恥ずかしい。

 ここまで長い文章を読んで下さり感謝します。

 面倒ですが、ここで再度、成瀬先生の文章を読み返して頂ければ嬉しいです。

 私の恥ずかしさも成仏することと思います(笑)。


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(参考)
 「探訪の旅」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-09 00:00 | バランス運動療法・調整法

「探訪の旅」

 観照塾の「歩法・剣術」を担当させて頂いております2週目。

 テーマは

 ① 「合気の呼吸法」をベースに「薄筋・振袖」

 ②  活歩「合気の呼吸法」習得のベースとしての「一打三足 跟歩」 です。

 K野先生のブログで再三に渡り、

 「合気の呼吸法(生活の中の合気道)」を取り上げておられましたので、

 これをベースに、「勁道」として「薄筋・振袖」の発見・意識・活用から、

 この「勁道」の実際的な運用を「一打三足 跟歩」の中に探求して行くストーリーです。

 「歩法・剣術」で「薄筋・振袖」が使えますと「一打三足 跟歩」は必ずしも必要ありません。

 では、どうして「一打三足 跟歩」を学ぶのか?に意味がある様に考えます。

 そこで、2週間ありましたので、10代からの30年を総ざらえし、

 縁があった、古人や先達がどんな事を意図し、考え稽古法を作ったのか?

 その辺りを紐解きながら、今回のテーマを検証しました。

 検証方法は、

 ① 引きずり出せる稽古法を片っ端から行い、

 ② 自分なりの工夫や切り口を加え、

 ③ これをどう検証して行くか?         を経て行いました。

 これに従い、観照塾での稽古も

 ① ベースとなる稽古の意味合いを探る。

 ② 自分とベースの距離や差を確認する。その為の検証法を工夫する。

 ③ 差を埋める具体的な方策を探る。

 以上を指針・手順とし、参考となる単式練習を提示させて頂きました。

 その辺に関し、明日、関連する記事を書かせて頂きます。

 機会を頂き、実演者として「立ち位置」が変わりますと、

 個々人の日頃が透けて見えるのが印象的です。

 こんな風に観ておられたのですね。

 俄然、身が引き締まりました。

 K野先生やS老師が込めて下さった想いを探訪する旅の始まりです。

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 この2週間の間に「水泳」のお仕事があったのですが、

 プールに出向いてびっくり...「臨時休業」

 クライアントさんに「日程を変えますか?今日、公園で面白い練習しますか?」お訪ねし、

 「せっかく来たのだから面白い練習したい」とのことで、歩法を2時間しました。

 全く予備知識もベースもない方だったのですが、

 「歩く水練」と言うストーリーを想い描いて頂きながら、ご様子を拝見し、実演。

 「こう言う陸上トレーニングは初めて!凄く良いです!」と喜んで頂きました。

 私も一から歩法を考える機会になり感謝しております。


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 来週までに「合気の呼吸法」と

 創作・提案しました「七杖 一打三足 跟歩版」をやっておいて下さい。

 そこをベースに何か考えてみます。

 個々に適宜、「内丹」や「五首」、「〇にしき」なども再度、確認して下さい。

 尚、時間の関係上、用意した単式練習の一部しか紹介出来ませんでした。

 ご興味や詳しい用法についてご質問があればお訪ね下さい。

 稽古時間前や長堀教室、別途日程で、ご紹介しながら、一緒に稽古いたします。


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(参考)
 「再構築中」
 「合気の心身研究会 2015/1/25」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-02-08 01:30 | バランス運動療法・調整法