「欠かせないのは呼吸」

 今日は「呼吸法レッスン 山科教室」の日でした。

 山科教室は2011年11月からスタートし、4年目に入りました。

 紆余曲折ありましたが、何とか続けて来られたのも、

 世話役のZK先生や参加者の皆さん、過去アシストして下さった方々のお陰です。

 心より感謝致します。ありがとうございます。

 来月は手術から復帰される方や見学の方もおいでになるそうです。

 そして、12月は山科教室恒例「ケーキで打ち上げ会」の月でもあり、

 「私はケーキ〇回目」がお付き合いの長さを示す合言葉になっています。


***********************************************************

 本日はお休みの方もいらっしゃったので、考えて来た内容もありましたが、

 参加者のリクエストから始めました。

 今回、リクエストを下さったTさんは「ケーキ2回目」

 いつもとても熱心にレッスンを受けて下さり、お身体もどんどん変わって来られました。

 Tさんは今「朗読」を勉強中だそうです。

 ただ、自分の癖である「顎が出て猫背」がどうしても「朗読」でも出るとか。

 早速、日頃、ご自身がされている練習法を見せて頂きましたが、

 上半身を中心に全身が力み、口先だけの発声になっていました。

 もう少し状況を把握する為に、幾つかの発声法に挑戦して頂きましたが、

 ご本人にとって初めての練習もあり、ガチガチになってしまわれました。

 「身体を力ませる癖」の内に、「やろう!」とする「心の力み」を強く感じました。

 そこで、ZK先生にお願いしてAROMAのBGMを掛けて頂き、

 基本中の基本である「心を落ち着け、丁寧に気持ち良く吸い、吐く」から行いました。

 「やろう!」・「上手くしよう!」...そんな気持ちを解き放ち、

 お腹に気持ちを置きながら呼吸する...それだけでとても気持ちが良くなります。

 今回は先生の接骨院にある「温石」を利用させて頂き、お腹を温めながら行いました。

 この「温石」は適度な柔らかさと重さがあり、とても気持ちが良いです。
b0159328_21461083.jpg

 これをお腹に当て呼吸する事で「腹筋が緩み」、「腹腔神経叢」にもいい影響を与えます。

 お陰さまで場の雰囲気が一気に和み、皆さんの呼吸のトーンが深く、長くなりました。

 そこから「骨盤時計の基礎のキ」に移行させました。

 「吸う・吐く」、「腹・腰」...どの場面、どの状態でもリラックスしながら呼吸をしてみる。
b0159328_2201196.jpg

 その中で「あ、ここ力んでいるな!」と気付かれた後の緩み方と呼吸が印象的です。
b0159328_22136100.jpg

 次に「3時9時への基本のキ」

 無理に3時9時をするのではなく、呼吸に「右・左」のバランスを与えて行きます。

 体側は意識し難く、肩に引っ掛かりも感じましたので、多少、私が手入れしましたが、

 呼吸を丁寧に行っていくことで、次第に身体が柔らかくなって来られました。

 そこから「呼吸によるバランス運動」を行いました。
b0159328_21503048.jpg

 呼吸による心の落ち着きと体の緩みが伴うと「バランス」を冷静に感じることが出来ます。
b0159328_21512195.jpg

 バランス運動は時に心地良く、時に愉しいです。

 様々な発想や可能性が溢れ出ます。

 「考えられない」状況まで心身が緩んだ段階で、再び、発声をして頂きました。

 今度は身体で発声が出来、歌の様に、勝手にビブラートが掛る程でした。

 「何をどうやってもいいけれど、欠かせないのは呼吸」...そう皆さんと確認しました。

 発声について、「朗読」のそれは「放送部・DJ」の時の練習の域を出ませんが、

 かつて、M橋さんが丹念に教えて下さった「発声法」への理解が進みました。

 ここで改めてM橋さんに御礼申し上げます。


***********************************************************

 来年は「合気の心身研究会」・「呼吸法レッスン」をより一層を充実させて行きます。

 「個人レッスン」もどんどん挑戦させて頂きます。

 ご希望の方はお問い合わせ下さい。

 ジャンルや目的は問いません。

 「何はなくとも、まず、呼吸」で参ります。



***********************************************************

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
[PR]
by cute-qp | 2014-11-27 00:00

「文楽に学んだこと」

 昨夜、閃きで「人形遣い」と言う相対稽古を思いつきました。

 アレクサンダー先生の様に、頭の位置から皆さんをコントロールしている時、
b0159328_13222427.png

 自分があたかも「人形遣い」になった様な同調感を覚え、即興で相対稽古にしました。

 予め、同調の稽古をしたので、参加者の「伝統芸能好み」に心が触れた部分や

 「道具使い」をテーマに頂いたことも閃きに関係ありそうです。

 勿論、あらゆる稽古・工夫を長い年月積み重ね、

 それを経て表現される「プロ」の技や心は計り知れません。

 でも、響くもの・触れることがあり、非常に勉強になりました。

 「対面しない相対稽古」は「対立・緊張感」が生まれず、同調し易い。

 「心や身体の目」で自分と相手を観るので、ふと気付くことが多くなる。

 相手が「自分の鏡」となっている...などに気付き、感じました。

 実は、心に残っている文楽のドキュメントが2つあります。

 1つはお弟子さんの奮闘記。

 大役を任されたのですが、人形ではなく、自分ばかりが目立ちます。

 見かねたお師匠様が手本を見せると、人形に魂が入り、師匠の姿が消えます。
b0159328_13182847.png

 凄いなと思いました。

 もう1つは引退に関するドキュメント。

 「人形の頭が保てないので引退します」

 そう仰る姿を拝見した時、絶頂期に比べ「頭の位置」が落ちている事に気付きました。

 成る程と思ったんです。

 そこからしばらく、文楽座に通いました。

 その頃は、自分がお弟子さん同様だったので学びの芯を受け取れませんでしたが、

 今、ようやく、その時感じた感覚を臨場感を持って稽古出来ています。

 「身は社 心は神」

 「自分は本尊 剣はお前立ち」

 「内丹 ⇔ 外丹」

 「小周天 ⇔ 大周天」 などの発想に繋がっている気がします。

***********************************************************

 膻中の強張りが溶けて来て、心と体も緩み始め、沢山のことに気付き始めています。

 例えば、「経絡」や「チャクラ」などですが、

 それが古人の感覚と経験から表現されたものだと深く共感・感じます。

 それぞれの国、各自の感じ方で絵や図の共通項と違いがありますが、

 個々の感じ方や立ち位置、切り口の差の様に感じます。

 そして、実際、工夫や経験、年齢を経て、絵や図は徐々に変化したことでしょう。

 そう感じられると、自由に古人の智恵を参考、応用できます。

 「人形遣い」をお話している時、

 自分の「鳩尾」が他に比べ、まだ上手く開発出来ていないことに気付きました。

 そこを工夫すると、「喉(頸)」や「膻中」などのバランス系の機能が更に改善され、

 全身に、また新たな課題が浮き出て来ると思います。

 当然、イメージしている心身のバランスもまた変わるでしょう。

 見え方、取り組み方も変わりそうで愉しみです。 


***********************************************************

 今回載せました2枚の画像、そして、(参考)の画像を再度ご覧下さい。

 その姿勢や視線、意識のベクトル、精神状態が参考になると思います。


***********************************************************

 (参考)
   「何故、呼吸法なのか」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
[PR]
by cute-qp | 2014-11-25 14:30

「何故、呼吸法なのか」

 本日はOIさんとM原さんがお越しになり「合気の心身勉強会」を致しました。

 OI

  先月に引き続き、太股の後ろや内股を使い方について。

  太極棒を入手したので、その扱い方。

 M原

  立腰が出来ないのでストレッチをしているが今ひとつであること。

  「仰臥位で足を浮かす」と腹筋を固めてしまい、上手く行かない。

 ⇑ 以上の課題をお伺いし、その現状を拝見しつつ、

  直観的に降りて来たのが「何故、呼吸法なのか?」でした。

  そこから以下の通りのアプローチをしました ⇓

 ・ 「何故、呼吸法なのか?」

   a. 「息詰まる」心と体
   b. 「呼吸と心、身体」の不一致
   c. 「呼吸」にみる「癖」や「習慣」、「思い込み」
   d. 「呼吸の臨界」と「心身のブラックボックス」
   e. 「呼吸のある時、ない時」
   f. 「呼吸」と「有の以って利を為すは、無の以って用を為せばなり:老子」

     「心の余裕」、「身体の余裕」ある所に呼吸と意識が通り、運動の可能性が広がる。
     「どれだけ呼吸で脱力出来るか?」
     「どれだけ息を吐き、後、吸う事が出来るか?」

   g. 「呼吸の行方」を追う。

 ・ 「呼吸」を用い、「自分と一致・同調」する。

   a. 「呼吸」と「重さ」に従う
   b. 「呼吸」と「重さ」で緩める
   c. 「呼吸」と「重さ」で全身、心身を繋げる

 ・ 「呼吸」と「骨盤時計」、そのバランス

   a. 「骨盤のバランス」と「呼吸」の関係性を感じる
   b. 「腹が緩んでいる」感覚と呼吸
b0159328_2355584.jpg

   c. 「呼吸」で「骨盤」から「頭」までを繋げる
   d. 「呼吸」と「浮力、重力」
   e. 呼吸で「全身にある時計盤」を操作する
   f. 「狂言の茸(くさびら)歩き」を笏を持ち、神官風で行う
b0159328_21241153.png

b0159328_23495728.jpg

   g.「わき(脇)あいあい」
b0159328_23525991.jpg

 ・ 「太極棒」と「巴棒」を内丹で操る。

   「巴杖」の「棒版」をお試し頂きました。

   a. 頭・背骨・仙骨で竜巻を作る(公転運動の発生)
b0159328_2133555.png

   b. 竜巻で棒を操る(公転と自転の関係)
b0159328_23533616.jpg

   c. 「五首」の意味を感じる
   d. 自分は「本尊」、棒は「お前立ち」
   e. 「文楽の人形使い」になる
b0159328_20572662.png

b0159328_20572153.png

      「人形役」と「人形遣い役」に分かれ、自分の動きを人形に同調させる。
b0159328_23542495.jpg


 ⇑ 以上を道草をしつつ行いました。

   女性とのやり取りは感覚的、直観的になり大変愉しかったです。

   また、終了後、お2人と喫茶店でお話し、私も目から大うろこがありました。

   本当にありがたいです。

***********************************************************
 (参考)
   「合気の心身研究会 11/23」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂

(参考) 老子:「有の以って利を為すは、無の以って用を為せばなり」
[PR]
by cute-qp | 2014-11-25 00:00

 「合気の心身研究会」、今月のレポートです↓

 H多

  今月の課題ですが、体操の四つ目鶴亀についてお願いします。

  頭頂まで伸びて、前後のずらし、落ちるところに戻るという動作の中で、前後のずらしの
 時に軸が伸びてるのが縮んでしまいます。

  頭肩など各部位の位置を変えながら呼吸しながらやってます軸が伸びて天井押してる
 感じが消えてしまいます。


 OA

  勉強会に参加させて頂いてから、仙腸関節の動きを観察しております。

  骨盤の締めを意識しながら、仙腸関節を自由に動かせる位置というのを難しく感じてい
 ます。

  また、そうした内容も、取り上げてくださると有り難いです


 KM

  先月に引き続き、手の内とその関連についてお願いします。

 ⇑ あらかじめ、以上のご質問をお受けしました。

  合気の心身研究会のモットーが出来ました。

  「気付き」・「閃き」・「発見」です。

  これに基づき、以後、1つのテーマを多角的に体感・検証して行きます。

 ・ 「同調現象」と「呼吸」・「重心」・「意識」・「バランス感覚」

   a. (現状把握): 同調相対歩法
   b. リラックスが全ての鍵になる...その検証。
   C. 自分の心と体の動きは同調し、直ちに相手に伝わる(以心伝心)。
   d. シンプルな身体と心。
   e. 足芯呼吸、足芯歩法。 

 ・ どの範囲で自分は呼吸をしているのか?

   a. 「内丹」・「小周天」的範囲での自分の呼吸・骨盤時計の現状。
   b. 「動作と呼吸」、「意識と呼吸」のズレの観察

 ・ 「丁寧な呼吸」、「重心」、「バランス」、「意識」で呼吸の臨界を広げて行く。

   a. 呼吸を丁寧に行い、それを「重心」・「バランス」・「意識」で導くと臨界は広がる。
   b. そけい部と脇、他各関節の連動の仕方と特徴。   
   c. 体操や各種練功法が目的としている所は何か?

 ・ 「リラックス」と「シンプルな心身の有り様」の体験

   呼吸が深く丁寧になり、心身がリラックスする心身はシンプルな状態になる。

   シンプルな状態は、バランス感・重力感・ベクトル感の透視画になる。

 ・ リラックスした状態で、道具を非日常的な条件で操る。

   a. 仰臥位で球や太極棒を手の平に乗せ、バランスさせる。
   b. 球や棒を定位置に維持し、指や手の平を自由に動かしバランスを取る など。

 ・ 巴杖、巴棒、玉乗りを使った呼吸法と骨盤時計

   杖に「袋撓」・「刃筋」・「オロチ」等の要素を加え作成。「巴杖」と名付けました。

   それを使って相対稽古 ⇓

   a. 「巴杖」の「刃筋」と「立替」、「仙腸関節」との関連
     (この杖は刃筋があるので、それに反したり、手だけだと動けません) 
b0159328_22465775.jpg

   b. 「巴杖」の「ねじれやたわみ」を生かした「緩み取り」と「オロチ」
      (この杖は撓み、捻じれます)
   c. 球に座ったり、乗ったりして「巴杖」を使ってみる。
      (「外丹」、「大周天的」呼吸・骨盤時計)
b0159328_2245638.jpg

   d. 球が無くても体内の球を使って「巴杖」を使う。
   e. 体外の球やベクトルを用い、「巴杖」を使う。
b0159328_22454432.jpg

  ・ 自分の内外を呼吸でシンプルにして行く。

    a. 再び同調相対歩法
    b. 剣を持ち、同調相対歩法

  ・ 状況が勝ち口を決める

    「シンプルな心身」に「シンプルな刀法」が加われば、
    場や人との同調・バランス関係で勝ち口が沸き出す。

    「自ずから、映らば映る 映るとは...」

 ⇑ 以上を指針として皆さんと状況に応じ、「感じる稽古」を行いました。

  1つのテーマを多角的に観て行き、

  それを素直でシンプルに感じる参加者や私の反応が、

  様々な展開を産み、閃きを産むのが大変面白いです。

  尚、終了後、KM君と喫茶店で1時間ほど

   ・ 「手の内補講」
   ・ 心身とそのバランスの見方・捉え方としての
     「チャクラ」、「経絡」、「エーテル・アストラル・メンタル・コザール体」など


***********************************************************
 (参考)
   「合気の心身研究会 2014/9/28」
   「合気の心身研究会 2014/10/26」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
[PR]
by cute-qp | 2014-11-24 00:00

「心身の幅 呼吸の幅」

 最近、「呼吸における心身の緊張と緩和」をテーマに研究中なのですが、

 水泳のお仕事で「息継ぎ」と言うテーマを頂戴しました。

 文字面で「息継ぎ」と書くとどうしても「酸素吸入排出」だけのイメージになります。

 そこで、改めて「息継ぎ」に込められている事柄を洗い出し、纏めています。

 ① 「酸素吸入排出」 に加え、

 ② 心身の「緊張と緩和」のコントロール

    水の中に居る時の心の緊張を呼吸から解いて行く。

    呼吸の仕方で水となじむ感覚を味わう。 

 ③ 浮く・泳ぐ際の「タイミング・間」のコントロール

    自分の呼吸の間を水と馴染む(バランスする)間に一致させて行く。 

 ④ 「重力や浮力」のコントロール

    肺や気管の中にある空気の量やバランスの変化に気付く。

    呼吸に伴う、身体の伸びや縮み、丸める・反らす・立替などのバランスに気付く。

 陸と水の検証を通じ、大雑把にこの4つがあるのではないか?と考えています。

 そこに繋げる関門が、水の中に入った際の、

 ① やる気(緊張・恐怖に対抗する感)

 ② 恐怖感・違和感

 で、それをどう愉しさや気持ち良さに変換して行くか?

 息継ぎの苦手な方の根底にあるものはこの2つだと感じます。

 これらが呼吸器・耳鼻咽喉系の弱さに由来する場合もあるかと思います。

 潜在的な「呼吸が出来ない想い=息詰まり感」に繋がる気がするからです。

 その辺を個々人のご様子や「アプローチの仕方」で対応しつつ、

 呼吸が導いてくれる心身の安静を目指して「水の中での呼吸法」を模索中です。


*********************************************************** 

 水の中での苦労はありませんでしたが、

 私自身が「緊張性」で、直ぐ「息を詰めて」しまいます。

 体質や性格のせいか?昔、喘息や気管支炎、鼻炎などの複合症状に悩まされ、

 「息を長く吐く」ことも苦手でした。

 なので「気持ち良く息が吐けた」時の心地良さ、晴れ晴れとした気持ちは感無量です。

 その克服の一環として「呼吸法」と共に「歌」や「笛」を学び、様々な弱点に気付きました。

 声を大きく、高く出せる様になりましたが、「低音」は得意ではありません。

 笛も「ロングトーン」で「太い息」が出来ません。

 全身が「深いシリンダーやフイゴ」になっておらず、丁寧に吐けない証拠です。

 荒療治ですが...先日、両方をくたくたヘロヘロになるまでやってみました。

 力まず、心身ともリラックスしないと目標は達成出来ないと言う答えが出ました。

 「合気」には「呼吸の幅(余裕・臨界の広さ)」と「心身の幅」がいる様に感じました。

 何事においても「幅」の部分が大切。

 そこをどう満たし、積み上げて行けるか?をお仕事や自己鍛錬を通じて工夫中です。


***********************************************************

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
[PR]
by cute-qp | 2014-11-21 14:00

「一陽来福」

 何気ない日常や人との関わりの中に沢山のヒントや閃き、感動を頂くことが多いです。

 私の場合、それが大きな転換点や陽転になることが多く、

 「一陽来福」と名付け、カテゴリーとしました。


***********************************************************

 先日の長堀教室、楽器をされるSさんのお話。

 「長年、この楽器をやって来て、もうダメだ、辞めようと思うことがあるねん」

 「でも、そう言う時に限って、やりたかった曲をやる事になったり、

 ええなあ~と思う楽器に出逢うねん」

 「だから、一から始めるのは大変だけど、やってみようと思う」

 とても感動・共感しました。

 何かを長年やっている事...それは、本当に出来るか否かと比例していません。

 得てして、根本的な間違いや根の深い癖、教育上の洗脳がある場合、

 何がしかの「お試し」があります。

 完膚なきまでに凹み、心身共にボロボロになります。

 もう立ち上がれないと思うのですが、そんな時、凄く先にだけどピカッと光が見える。

 それがある時は立ち上がらねばと思うのです。

 「一から」と言うのは本当に難しいです。

 でも、もう一度「いろはのい」から見直したり、

 新しい方とお稽古する事で、自分の歩みをまっさらに見直す事が出来ています。


***********************************************************

 敢えて、自分の工夫や才能を横に置かせて頂き、思うのは、

 自分が長年やって来たことは、何て無駄の多い、遠回りなシステムだったのだろうと。

 書でも水泳でも、剣でも、もっと本質的なアプローチがあったはず。

 そんな話はS川さんにしましたら、

 「確かに、私は剣をスムーズに学べているけれど、遠回りもしたい」と仰いました。

 実際、お釈迦様は苦行をやりまくって「それいらない」と悟られる訳ですし、

 弘法大師も「学びまくった上」で「筆を選ばず」と言ったはず。

 S川さんが仏さんに観えました。

 色々、経験してみて「これは無駄だ」と言えることも大切。

 経験した、本当に必要ない所は整理し、纏めて行きたいと思います。


***********************************************************

 賛否ありますが、タンゴに「ディスカバリーシステム」と言う教習法があります。

 私が日頃学んでいるスタイルは伝統的なものですが、

 古来の教え方や足型、レベルに拘ることなく、必要な普遍的感覚にフォーカスし、

 それを自分で「ディスカバー(発見)」させるアプローチがあります。

 どこかのシステムに似ています。

 修験道をやりながら、そのタンゴを教える方がいらっしゃいます。

 この方は、予告なく、いつも私に転機を与えるかの如く現れる有り難い存在です。

 先日、お会いした時のこと、タンゴを見て頂いて、

 「必要なものは会得出来ています。でも、リラックスが足らない」

 「貴方の場合、どんな時でもとにかく丁寧に息を吐くことを心掛けなさい」

 ひゃ~一番肝心な所がダメダメ...早速、それに徹して行きました。

 自分の心身の内外が透き通って行き、気持ち良さと心のゆとりを感じました。

 そして、我に振りまわされることなく、踊る相手と音楽を常に感じ、バランス出来ました。

 最後に「笑顔を常に忘れないこと。愉しくなくても」

 「日本人は直ぐ難しく考えるけど”遊べば”失敗は存在しない」とのこと。

 金言でした。

 何が出来ても、この2つが出来ないと始まらないと痛感しました。


***********************************************************

 今履いている靴がかなりくたびれて来たので、靴屋さんに行きました。

 昔、事故に会い、両膝と足の指に故障を持っている私には靴選びは大切。

 このお仕事をする様になってからは、日々、自分で足の矯正を心掛けていますが、

 それでも、なかなか、合う靴がなく、いつも苦労しています。

 デフレ経済の中、良い靴が無くなって来ているのも原因の様です。

 案の定、今回もなかなか苦労し、自分で色々試していたら、

 チラ見で「それは合わないと思います」とある女子店員さん。

 「多分、思われているサイズ自体が違うと思います」とのこと。

 その場で3つ程の候補を持ってきて下さいました。

 実は、私の履いているサイズより小さいものでしたが、意外に行けそう。

 でも、幅広甲高で履き易さや心地良さがイマイチ。

 そうお話したら、直ぐにまた4つ程候補を出して下さいました。

 これがピッタリ...足に吸いつく靴と言うの初めて経験し、びっくりして色々お聞きしました。

 お客さんが一足目を試している段階でほぼどのサイズでどの靴か見て分かるとか。

 その見方や好みとフォルムのバランスを約1時間教えて頂きました。

 とてもありがたく、感動しました。

 ちなみに、私の購入したのは既製品のそれほど高くないものです。

 その後、母親と患者さんの靴選びをお手伝いしましたが、とても喜んで貰えました。

 観照塾のSRさんは靴を自分で作るお勉強をされているので、

 合わせていろいろ教えて頂こうと思っています。

***********************************************************

 (印象深かった記事)
  「1番難しいことを理解できた?!」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂

「一陽来福の意味」
[PR]
by cute-qp | 2014-11-19 12:00 | 一陽来復

「新・畳の水練」

 「畳の水練」はその名の通り、

 理屈や方法を知っているだけで、実際の役に立たない事の例えです。

 全くその通りで、水の中の実践ありきが大前提だと感じます。

 しかし、ここ数年、水泳に関わらせて頂く中、

 生徒さんの「歪み」や「固まり」が酷く、指導する先生方の指導の範疇を越えていたり、

 先生方ご自身が「各関節の不調」や「陸上生活の不具合」、「冷え」を訴えられ、

 その意味合いで「畳の水練」がどうしても欠かせなくなっています。

 と申しますと「陸上トレーニングですか?」となるのですが、

 いわゆる「筋トレ」や「ストレッチ」など、従来の水泳法を補完する方法ではなく、

 「呼吸」を用い、心身をリラックスさせながら、

 「重力」と兼ね合う「バランス感覚や運動」を身に付けることを主眼としています。

 私としては、陸であろうと水の中であろうとやることは同じと考えているからです。
 (なので、「バランス運動泳法」と称しました)

 ただ、私達は「陸上」を「二本足」で生活する様に身体が出来ていて、

 「水」と「陸」の事情の違いを踏まえておくのが大切だと思っております。

 例えば、プールの中で滑っても、激しくこける方はいらっしゃいません。

 「浮力」があるからです。

 なので「水の中で身体は浮く」ことに心と体が気付けば、

 かなりバランスが悪く、力んでいても「浮力」で誤魔化すことも可能です。

 それ以前に、私達の身体は「キック」の足遣いで陸上を歩けません。

 「陸上」ではありえない姿勢やバランスを取れる(取らせる)環境だと言うことです。

 そのことが様々な不調や不具合、目的の障害になっていることに気付きました。

 そこで、私達人間が本来持っている身体の特徴をよく踏まえ、

 陸上でのバランス感覚と運動の稽古を通し、「正しい重力感・浮力感」を身に付け、

 それを水の中に応用し、健康や技術の向上に繋げて頂こうと思っております。

 また、水の中でのリハビリと陸でのバランス運動を繋げることも視野に入れています。


***********************************************************

 ちなみに、「バランス運動泳法」を組み立てる切っ掛けになったのは、

 畳に寝て「センタリング呼吸法」を自習していた時です。

 様々な態勢で、頭が浮き、頸が伸びる位置に全身を繋げる練習をしていた時、

 バランスの中、リラックスした状態で手足が浮く経験をしたのが切っ掛けでした。

 陸上でも「浮力」が生み出せることを知った瞬間です。

 そこで「骨盤時計」と「体位」を組み合わせてみたところ、

 陸上で4泳法や横泳ぎなどが表現出来ました。

 40年来の常識が根底から覆りました。 


***********************************************************

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
[PR]
by cute-qp | 2014-11-18 00:00

「ミーアキャット師匠」

 患者様のお伴で、時折、小さいお子さんがお出でになる事があります。

 以来、DVDを用意する様になったのですが、最近、これが好評です ⇓



 ひょこっと「前へ上へ」立ち、物見する姿が滑稽かつ、凄い。

 私はミーアキャット師匠と呼んでいます。

 ちょっとぽっこりお腹を出し気味ですが(笑)、

 立ち上がる際の「全身のバランスや伸び」、「視線」がとても興味深いです。

 師匠は人懐っこく、最近では、日本でもペットとして飼われることもある様です。 

***********************************************************

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
[PR]
by cute-qp | 2014-11-11 00:00 | 本・CD・映像のご紹介

「身は社」

b0159328_1313819.png

 「新 神社祭式行事作法教本」より引用・掲載致します。

 威儀九容(「礼記」玉藻第十三・二十七章)

 足ノ容ハ重ク  足は身の上部(かみ)をば下に支えたりおもきを重くはこぶべき哉
 手ノ容ハ恭シク 手はことに堅くしむるなゆるぶるなただ左右に程よきにおけ
 目ノ容ハ端シク 瞳のみ上下左右に動かすなかしらも身をも向けてみるべし
 口ノ容ハ止   禍は出でて病は入るという口のしまりをこころしてこそ
 声ノ容ハ静   咳くさめあくびをくびを慎めよ語らむ声も程善きがよき
 頭ノ容ハ直   かしらこそ身の表顕と上にあれ前後左右に標準をとれ
 気ノ容ハ粛   諸々の病これより出づといふ気は平静(たいらか)にもつべかりけれ
 立ノ容ハ徳   立てばやがて心の駒もはしるべし引くな放つな従容として
 色ノ容ハ荘   平静に気をもつときは色もまた温和(おだやかに)これみえわたるなれ

                         *   *   *

 「こころはかたちを求め かたちはこころを進める」

                         *   *   *

 敬礼作法

 天は覆ひ地は載すといふ理りを知りて表る作法(わざ)と知るべし
 経緯(たてよこ)の道をほどよくふみてこそ恭々しともいふべかりけり
 理りにたがはで道をまこともて祈らば神も受けずやはある
 祈るとも神や受くべき真澄鏡(ますかがみ)清く正しくこころならずば
 人によくなずばき事をなさぬ身の何とて神に仕へらるべき
 係りあれば結びありけり何事もはじめ終わりを忘るなよゆめ

                         *   *   *

 礼の心得

 徒(いたずら)に煩わしきは礼ならず単純にして優雅なるべし
 敏捷(とき)はよし軽躁(かるき)は賤し快活(いさむ)とも粗暴(あらあらしくは)為さずも
 あらなむ
 確実になすはよけれど窮屈にせぬこそわざの巧みとはいへ
 何事も円熟こそ好めどもまじる虚飾のわざは忌むべし

                         *   *   *

 姿勢

 外見を正さんとせば内容をととのへむこそはじめなりけり
 手に口に花さかせても山吹の実なき人こそうれたかりけり
 静止して居れば正しく見ゆる身も動きかかれば崩れ初め鳧(けり)
 かたちなるものの容儀(かたち)の正しきは礎(いしずえ)かたき家とこそ知れ

                         *   *   *

 ⇑ 以上、引用終わり。

 最近の礼法の本を見てびっくりしました。

 「温故知新」を意識し、時代に合わせているのは良いのですが、

 礼法本来の基本や姿勢まで西洋化し、完全に形骸化していました。

 いつの間にか武術と離れ、営業戦略が入るとこうもかわるものなのでしょうか?

 先代の著作と比較すると、その差が良く分かります。

 私の中には初心者の頃拝見した、先輩のI畑さんの立ち居振る舞いがずっとあります。

 少なからず、その影響で神道や密教の行法や礼法なども研究しています。

 今回、たまたま、お仕事で訪れる神社の宮司さんとの話のネタにこの本を見つけました。

 素人なので詳しいことは分かりませんが、写真だけでも学ぶことが多いです。

 柔術 竹内流の道歌に

 「身は社 こころは神で 有りながら 外を尋ぬる おろかなりけり」とあります。

 ホントですね。


***********************************************************

 (参考)
  「小笠原流」
  「流儀の本質が~ 変質するぅ~・・・?」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
[PR]
by cute-qp | 2014-11-09 14:00

 「合気」そのものな「アルゼンチンタンゴ」に出会い2年目。

 ようやく、何が大切なのかが分かって来た今日この頃。

 女性の先生曰く「身体の使い方や重心移動、リードはOK。でも、私はおいてけぼり気味」

 いけない、いけない「他人都合=釣り合い」でした。

 仕切り直して2曲を踊り、

 「そう!それがタンゴ。入口に来ましたね。」

 ありがとうございます。

 今まで訳は分からないし、必死でしたからそこまで考える余裕がありませんでした。

 ようやく、釣り合いが取れ「二個一」になる「気持ち良さ」や

 曲想や曲の世界への「臨場感」を体感・表現出来た気がします。

 仕事や生き方の勉強になり、何より凄く愉しかったです。感謝!


***********************************************************

 昨夜、「バランスの智恵」を書かせて頂き、今日、それを実演することとなりました。

 最近、説明するより「感じて頂く」ことや「臨場感」を大切にしています。
 (これは、てるてるぼーずさんのお陰だと思っています)

 初心者の方にお話させて頂くことは、今一度、自分を見直す貴重な機会。

 そして、女性とのやり取りは自然と「感覚的」なり、それが返って「雄弁」で、

 ここにも「臨場感」が溢れます。

 男性相手以上に「結果が全て」であることは、大変ですが勉強になります。


***********************************************************

 昨夜の捉え方の補足です☟

            直観(頭頂・眉間・後頭部)
                   ⇑
    思考   ⇦   (頸・膻中・鳩尾)   ⇨    感情
(から心身を解放) (心身バランスの中枢)   (から心身を解放) 
                   ⇓
            感覚(肚・仙骨・尾骨)

 この辺が「バランス感覚」や「臨場感のある心身」を産むように思います。

 あくまで、私一個人の今の所と捉え方です。正しいかは知りません。


***********************************************************

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
[PR]
by cute-qp | 2014-11-09 01:00