「保息と脱力」

 「吸息」・「保息」・「脱力」・「吐息」を明確にし、

 特に、「保息」と「脱力」を臨界までしっかり行う。

 この事を丁寧に繰返し繰返し観て行くことで、

 自分の足りない部分がひとつひとつ炙り出されて来ます。

 今週、印象的だったのは「心のベクトル」

 呼吸の中に「保息」と「脱力」が加わることで、

 身体や運動のみならず、「心の状態」...

 例えば、心の「脱力度合い」や「方向性」、「盲点」などがぼんやり見えて来ます。

 結果を求め、動作や主眼とズレる心。

 考え、集中しているつもりで、止まっている心。

 リラックスしたつもりで、途中で散じてしまう心。

 思い込みで、目隠しをしてしまう心。

 「集中」や「精神統一」などと称されることは、

 「心が一定の方向によりよいバランスで働く」状態を言うのでは?と思いました。

 「心が働き、身体がそれに従う」

 その状態を俯瞰し、整える為、心と身体の間に「呼吸」を介在させる。

 そして「呼吸」と「感覚」で「心と身体」を「脱力」、「バランス」させる。

 成る程、古今東西、先達はみなこれに励んで来たんですね。感無量です。

 すると、その妙はやはり「保息」と「脱力」ですね。

 K野先生が色々試行錯誤や取捨選択、工夫され、

 「センタリング呼吸法」を組み上げた経緯を自分なりに辿って行きたいと思います。

 ちなみに、香を「空薫」しながら行うと最高にリラックス&集中出来ます。
 (参考:邪気払い


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-06-28 00:30 | バランス運動療法・調整法

 今月の呼吸法セミナーメモです ⇓

 N田

  今回は背中が猫背の人に対しての治療法を教えてほしいです。
  (それを受け、あらかじめ、猫背の方の習慣や状況を観察して貰いました)

 KM

  吸い込みと手の内がしっくりこないので取り入れて頂ければありがたいです。

 OA

  このところ、鎖骨と肩甲骨の関係に注目しながら呼吸を観察しております。

  息を吸って浮かせた後、肋骨を締めたまま、それぞれを脱力していくことの難しさを感じ
 ています。

 H多

  今月はお腹から指一本ずつに繋げて動かすというテーマでやってました。

  そけいぶ→仙骨→各部位→指と動かしたとき指全体でかろうじて繋がりながら動く感じ
 まできましたが、相手との緩みとバランスをとるといった細かい動きはとてもだせない現
 状です。

  そけいぶから動かすとしてもそけいぶのどの部分とかもっと細かい場所があるとは思っ
 てるんですがまったくつかめない状態なのでヒントをいただけたらありがたいです。

 ZK

  最近の課題は、頸の位置と肩甲骨の落ちて行く位置の関係です。

  どうしても、肩甲骨を落とそうとしているので不必要な力みが入ってしまいます。
 脱力して、落ちて行く位置が感じられるようになるとありがたいです。

 SR

  先週、首の伸びの大切さを学びましたが、その前に居合腰ができていることが前提で
 すよね。居合腰の、特に恥骨の締めがよくわからないので、そのへんをもう一度教えて
 いただければと思います。

 K元

  明日は骨盤と胸郭の連動を観照出来れば有り難いと思います。宜しくお願い致します。

 ⇑ あらかじめ、以上のご質問をお受けしました。

 今回よりセミナーの進め方に若干の変更を加えました。

 前半90分は、皆さんに共通し、押さえて頂きたい内容について取り上げました。

 後半は、互助会や前半の内容を受け、自分の質問をどう解決して行くか?

 まず、取り組む稽古内容を個々に決めて頂き、

 個々、小集団に提案やヒント、手直しをさせて頂く形を取りました。

 私も含めてですが、

 K野先生が全体を見て提示されるテーマに対し、

 安易に東奔西走する感があります。

 そこで、テーマに対し、

 合気修行レベルのチェックポイント
 チェックポイントの解説? 前半
 チェックポイントの解説? 後半
 自分の身体の点検マニュアル

 などに照らし合わせて自分のレベルを確かめ、

 そのレベルで個々に必要なことを見極め、

 提示して頂いた切り口や方法論のどれを採用し、自分なりの取り組み方をするか?

 独自の稽古法を創出するか?を中心に取り組んで行きます。

 私にとっても、かなりハードルを高くなるのですが頑張ります。

 ちなみに、今日の前半の内容は、

 ・ 先月に(今後も)引き続き、呼吸法における「保息」・「脱力」・「吐息」

 ・ 背中の意識と動き。

 を中心に行いました。

 後半については、各位、切り口が異なりますので各ブログをご参照下さい。


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-06-23 00:00 | バランス運動療法・調整法

「呼吸筋と観照の目」

 私は「集中」・「イメージ」・「内観」が非常に苦手です。

 これが全く出来ないか?と言うとそうではなく、

 「ある状態」や「憑依的状況」にあると超「集中」、「変性意識下」にあるのですが、

 「止観」や「客観性」の視座になるとこれらが全く出来ません。

 「出来る」と言うことは「スイッチ」がきっとあるハズ。

 でも、それがどこにあり、どうすれば作動するのか?...長い間悩み、課題でした。

 その状況が一変したのは、先月...自分の「脱力」の程に血相を変えた以降です。

 「どの体勢でも脱力していられる」

 「どの運動でも呼吸で順に脱力出来る」

 「全身の脱力の範囲を広げ、脱力単位を細かくして行く」 など

 を大テーマとし、自分に足りない各論(全部論外なんですが)につき

 練習法から都度、考えて行くスタートでした。

 同時期、肋骨を故障し、姿勢を崩したり腕力を使うと痛みが走ることもあって、

 「呼吸による緊張と弛緩」に集中せざるを得ない状況でもありました。

 その結果、「呼吸で自分をじっくり見詰めて行く」作業に取り組めたのだと思います。

 すると、自分に足りないことが様々な角度で観えて来ます。

 例えば、私は頭が突っ込む癖があります。

 「頑張り過ぎて」の要素に加え、

 思春期に「遠視」から「近視」になり、

 無意識に「見えないものを見よう」とする癖が形成されました。

 それに気付いてから、まずは目を閉じ「内観しながら練習」する様になりました。

 本来、「視線を定めて行う練習」をする方が良いのですが、

 私の場合、先に「観照(内観・体感)の目」を養う必要があるのです。

 それなしだと、途端に癖が勝ち、「観照の目」が失われてしまいます。

 この「観照の目」養成が、私の弱点克服や「呼吸筋感覚」の養成に繋がるハズです。

 ちなみに、ここで言う「呼吸筋」は「解剖学的表現」ではございません。

 また、これは私の場合のお話です。

 同じ「脱力」でも、人それぞれ切り口が異なります。お含みおき下さい。


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-06-16 00:00 | バランス運動療法・調整法

 昨日の「アイソレーションと脱力」の続きですが、

 自らを振り返ると、動きや意識、発想に「ひとつの選択しかない」と言う部分が問題で、

 それを「癖」や「習慣」、「思い込み」、「要領かまし」などと呼ぶのだと思いました。

 そこで、「日常の動きや意識、発想に沢山の選択肢を持てる」ことが大切だと感じました。

 よって「アイソレーション」と言うのは、

 「奇をてらう動き」を求める練習ではなく、

 意識の時計盤や固定点などを利用し、自分の状態を良く観察しながら、

 自らの「選択肢」と「可能性」を高める為のモノと見て良いのではないかと思います。

 そう言った行動や意識付けが日常・習慣化されると

 ひとつの状態・行動(見た目)を継続してもリラックス出来、

 あらゆる日常活動に応用可能、自己管理・観照に繋がる...

 と言うのがヨガの本が語る視点ではないか?と考えています。

 よって、つぶさに自分の日常の現状を振返り、

 ・ 力でなく、出来る限り「呼吸」で動く。

 ・ 「呼吸」の間でゆっくり、静かに行う。

 ・ 「保息」⇒「脱力」⇒「吐息」を大切にする。

 ・ 動作と動作の間に体が変化する間と自分をチェックする間を設ける。

 ・ その状態で、自分の様々な可能性や選択肢を模索してみる。

 などの作業が大切だと感じています。


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-06-11 15:00 | バランス運動療法・調整法

 当初、K野先生が学ばれた「サイクリックヨガ」には「抜く」観点がなかったのだそうです。

 そこで「抜く」要素を入れれば良いのではとご提案されたとか。

 提案されたことも凄いですが、すぐさま、取り入れたヨガの先生も凄いと思いました。

 この「サイクリック呼吸法」が週末から頭にこびりついて離れませんでした。

 そして仕事中、固まる患者さんのお身体を拝見しながら、

 ふと「このお身体がアイソレーション出来る様になれば」と感じ、ハッとしました。

 「Isolate」とは、

 「孤立させる、隔離する、分離する、単離させる、遊離させる」などの意味があり、

 「Isolation」は西洋舞踏・演劇では必ず練習されるものです。

 しかし、様々な方向に体を「動かす」と言う視点の練習がほとんどで、

 「順に呼吸で入れて”抜いて行く”」観点でやっている人はほぼいません。

 「灯台もと暗し」...何でこんなことに気付かなかったのだろうと思いました。

 確認の為、優れた方々のアイソレーションを見ましたが、

 非常に上手く、呼吸に合わせ、順に抜いて連動させています。

 ところが、レッスンする際、これを一定のリズムや音楽に乗せてやることが殆どなので、
 (リズムトレーニングや愉しく練習を行う為)

 本来の「アイソレーション」の意味合いから意識と行動が外れてしまう様です。

 仮に「リズムトレーニング」と考えるにしても「入れる」ばっかりで、「抜く間」がなくなり、

 正に「ラジオ体操」

 そう言えば、M橋さんにボイストレーニングを受けた際、

 「ビブラート」や「フェイク(細かい節回し)」の練習は音楽なしで、

 何度も丹念にゆっくり練習するのだとお聞きしました。

 今にして思えば、ある意味、発声の「アイソレーション」ですね。

 それをして想えば、優れた人は必ず、

 全身を丁寧に呼吸で「アイソレーション」する練習を自分では行っているはずです。

 「站椿功」や「試力」、「ヨガ」も多分、同様のはず。

 すると、「フェルデンクライス」の目指したものや視点と繋がって来ます。

 早速、今週はその自習と患者さんの「抜くバランスや間」を考えて仕事しています。

 2分21秒付近以降をご覧ください⇓


 体の各部位の連動と脱力の風景をご覧ください⇓


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-06-10 13:30 | バランス運動療法・調整法