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筋肉痛:知って付き合う

 普段運動していない人が運動した後に悩まされるのが筋肉痛。だが対処法を含め、筋肉痛に
対する誤解も多い。筋肉痛に関する最近の知見とその上手な付き合い方を専門家に聞いた。
【高野聡】

(中略)

 ■ 「年取ると後から」は誤解

  「筋肉痛は年をとるほど後から来る」と言われる。しかし野坂教授が、日本の大学生12
 人(18~25歳)、中年12人(40~55歳)、高齢者10人(65~75歳)の3グループにダンベル
 の上げ下げ運動の後に起こる腕の筋肉痛を調べたところ、年齢による時間の差は確認でき
 なかった。痛みのピークは年齢差よりも個人差が大きかった。

  さらに野坂教授自身が86年、26歳の時に実際にさまざまな運動をして、後の筋肉痛を
 調べたところ、マラソンでは運動中から痛みがあったが、腕立て伏せでは運動中や直後は
 痛みがほとんどなかった。

  野坂教授は「筋肉痛が起こる時間は、運動の種類によっても異なる。年を取ると、直後
 に痛くなるような運動をする機会が減るのではないか」と指摘する。

 ■ 乳酸、実はエネルギー源

  運動後に起こる筋肉痛について、かつては「乳酸蓄積が原因」とされてきた。高校の保
 健体育の教科書にも掲載された知識だが、現在の生理学では疲労の原因ではないとされ
 る。

  乳酸が疲労原因と考えられたのは、運動によって血中の乳酸濃度が高まっていたからだ。
 しかし東京大の八田秀雄准教授(運動生理・生化学)は「乳酸は老廃物ではなく有効なエ
 ネルギー源」と説明する。エネルギーは、細胞内のミトコンドリアで糖や脂肪から合成さ
 れる。急激な運動をすると、糖分解が活発化してミトコンドリアに送られるが、ミトコン
 ドリアでの処理には限界があるため一時的に余ってしまう。それが乳酸だ。

  八田准教授は「乳酸が疲労物質なら運動後もずっと残っているはず。でも実際は運動か
 ら1時間もすれば元のレベルに戻ってしまう。疲労物質ではない何よりの証拠。疲労はも
 っと複合的な要素で起こる現象だ」と話す。

 ■ 事前の運動で軽減も

  遅発性筋肉痛を軽減するには、どうすればいいのか。準備運動や整理運動に予防効果
 があるという意見もあるが、野坂教授は「けがの予防などにはなるが、筋肉痛が軽減され
 たという科学的な結果は報告されていない」。運動後に筋肉を冷やすアイシングについて
 も「靱帯(じんたい)損傷などの最悪の事態に備えて『冷やさないよりもいい』とは言え
 るが、筋肉痛に効くというデータはない」と指摘する。

  一方、野坂教授の実験では、運動の1日前に、電子レンジで使われる極超短波を20分
 間筋肉に当てて、40度以上に温めておくと、筋肉痛が抑えられた。野坂教授は「運動前
 日に熱いふろに入るのも有効かもしれない」と話す。

  また、野坂教授の実験では、2週間前に同じ運動をしておけば、筋肉痛の程度が8割減
 り、4週間前だと4割減ることも分かった。筋肉痛予防には、事前に少しでも運動してお
 くことが有効なようだ。

 毎日新聞 2010年2月19日 東京朝刊 より引用・掲載。

 う~ん、「体力の無さ」を若手に言い訳し辛くなりますね(笑)。

 それにしても...「乳酸」に関する下りは医療系や様々な教科書で教えている事と全く異
なるお話になっていて、「知って付き合う」とは言うものの、結局、何が「常識?」何が
「正しくて」を何を「知る」べきなんでしょう?

 そう言えば...教科書では驚くほど、改訂が行われていません。

 それには、著・編者の先生のご都合が大きい様ですが、そこには現在、「危険!!」との
事で一般に「禁止」されているものや、明らかな「誤り」も多々あります。

 反面、古今東西の先人が開発した処方は、紀元前に開発されたものでありながら、今
尚、その有用性に驚くばかり。

 その差は何か?...結局、「自分自身や人間を知ろう」としたか?否か?に尽きるので
はないか?と思う春風堂です。

 以前...論文発表の際、「骨折の処置」につき、「温める」vs「冷やす」で論争があり
ました。

 互いに、様々なデータや論述を戦わせ、一歩も譲らないのですが、私としては、「骨折
でも色々な状況があるし、人により個人差もありますから、結果、患者さんが楽になり、
治ればどちらでも、何でもOK...それが一番大切な事では?」と思いました。

 理想的には、「データ」や「数値化」より、その方のお体やお心からどれだけの事柄を
汲み取り、ドラえもん「四次元ポケット」じゃないですが、いかに「自由」に、「最善」
な対処を作り出し、「回復に導けるか?」だせるか?だと思ったのです。

 お陰様で「節操がなく」、「非科学的」とのお墨付きを頂戴しました(笑:多分、中世
ヨーロッパなら私は「火あぶり」だったと思います)。

 何事も「思い込まず」、先ず、自らの「ポケット」(「内在するもの」・「可能性」)
をごそごそ探って確かめてみるのが私には一番安全・確実の様です(笑)。
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             「四次元腹巻き」...取り敢えず、これでも使ってみよう

(参考)
 自分の中から広がる感覚
 "盲点"に気付く "盲点"を探る
 自己管理の秘訣
 自分を育てる 3題
 「クランアントさんの笑顔が"全て"」
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by cute-qp | 2010-02-20 00:00 | 現代医療に想う

自分の中から広がる感覚

 先ずはコチラをご覧下さい↓。

足裏を刺激、裸足で園児の健康作り 名古屋の保育園

 保育園児の健康増進を目指して、足裏を効果的に刺激する「裸足メニュー」を、名古屋市昭和
区の駒方保育園が今年度から採り入れている。独自に作った踏み竹の上を渡る運動を毎日続
けたり、巨大な絵を足形だけで描いたり、内容は多彩。全園児の足形を定期的に取って、活動
の効果を明らかにしたいという。

 駒方保育園はこれまでも、6~10月を裸足で過ごす保育に取り組んできた。数十年前から
の伝統で、保護者には入園前に説明して理解を得てきた。職員は砂のグラウンドで遊ばせるた
め、石ころなどをこまめに除くなど、環境の整備を進めてきた。

 今回、新たにより効果的な「裸足メニュー」の採用を決めたのは、田中美枝子園長(39)
だ。保護者から受けた裸足保育についての質問にきちんと答えられなかったためだという。

「園児たちを見ていて、裸足が健康作りにつながるという実感は持っていた」と田中園長。た
だ、「やるならきちんと説明できるやり方で指導していく必要があると思った」。足裏を意識
的に刺激するメニューを考え、昨春から実行し始めた。「駒方を卒園した子どもたちは元気で
運動が得意。裸足保育のおかげ」と言い切れるようにするのが目標だ。

 通年で採り入れたのは、屋外で細い竹棒7本の上を裸足で渡る運動。保育士が量販店で材
料を買って手作りした。うまく渡るにはバランス感覚がいる。冬の寒さのなかでも、子ども
たちは靴下を脱いで楽しそうに続けている。

 昨年11月には、裸足の足形で巨大絵画作りをした。1本の木の葉っぱが四季を通して色
が移り変わる様子を描いたもので、長さ約10メートル。134人の園児が、足の裏に絵の
具を塗ってペタペタ押し、葉っぱや木の幹、空にかかる虹を表現した。地面の部分は職員28
人の足形で描いた。ビー玉を足でつかむゲームや足相撲なども採り入れた。

 全園児の足形を定期的に取る試みには、子どもや高齢者、障害者に合った靴作りに取り組
む靴専門店「フットマインド」社の社長、栗林薫さん(47)が協力している。子どもの足
形を取る器具を提供し、効果分析の作業でアドバイスするという。栗林さんの娘が同保育園
に通っている縁もあった。栗林さんは「かかとの骨や土踏まずの形成などを期待して、成長
を見ていきたい。効果がわかるまでに時間がかかるかもしれないが、根気強く続けてほしい」
と話している。(柿崎隆)

asahi.com 2010年2月15日 より引用・掲載。

 日が暮れるまで外で泥んこになって遊ぶ...そんな風景もとんと見かけなくなった昨今、
良い取り組みじゃないかな?と思っています。

 唐突ですが...現在、中心塾では「ペットボトル」を用い、呼吸を使った様々な動作に
取り組んでいます。

 普段、意図して、若しくは無意識に行っている動作や習慣が「ペットボトル」と言う
「基準」や「視点」を通す事で、客観的に様々な形で見えて来ます。

 最初は、「ペットボトルの持ち方」から始まり、次第に「1つ1つの指の使い方」...そこか
ら、「呼吸の使い方」、「重心の取り方」、「股関節や膝、足の指の使い方」など...ほんの
些細な事から沢山の気付きと「自分の中にどんどん広がる感覚」を感じ、楽になって行くの
が大変印象深いです。

 さて...世の中が便利になる程、何となく自分の中の感覚が失われて来ている気がします。

 「健康や美容」、「教育」などにも、「自分の中から広がる感覚」が大切だと思うのです
が?...如何でしょうか?
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(参考)
 自分を育てる 3題
 呼吸するのは当たり前?
 センタリング呼吸法 より 「いろいろやり方を変える」
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by cute-qp | 2010-02-19 00:00 | バランス運動療法・調整法

 先ずはコチラの記事をご覧下さい↓。

■なぜ残り10メートルで世界記録を取り逃してしまうか

 北京五輪の代表選考会に来てくれと頼まれて東京辰巳国際水泳場に行ったとき、私は北島
康介選手の泳ぎを見て驚いた。残り10メートルで、明らかに世界記録よりも体半分前に出
ていたのだ。

「おおっ、やった!」
 思わず私は立ち上がったが、タイムは世界記録に0.43秒及ばなかった。

 北島のタイムを見た全日本の平井伯昌コーチが、日本選手はゴール前が弱いのだと言った。
私は、原因は10メートル手前でもうゴールだと思って泳いでいるのではないかと読んだ。
これを聞いた選手たちは、当然のことだが、自分たちは必死で泳いでいるのにという態度を
示した。

 私が、「全力で泳いでいない」と言ったのには訳がある。脳の機能は「ゴール間近だ」と
思った瞬間に低下し、それに伴って運動機能も低下するのだ。脳の自己報酬神経群という
部位の仕業である。

 自己報酬神経群とは、その名の通り「自分へのごほうび」をモチベーションに働く部位で
あり、この部位が活発に働かないと脳は活性化しない。

 重要なのは、活性化はごほうびが得られたという「結果」によって起こるのではなく、
ごほうびが得られそうだという「期待」によって起こる点だ。ごほうびが得られた、つまり
結果を手にしたと思うと、むしろ脳の機能は低下してしまうのである。

 集中力を持続するには、この脳の仕組みを利用すればいい。ゴールの仕方に集中する。
あるいは、目標よりも遠くにゴールを定めるのだ。そうすれば、実際のゴールの手前で脳
のパフォーマンスが落ちることはなくなる。

 私は平井コーチに、この脳の仕組みを説明した。コーチと北島選手が取った対策は巧み
だった。プールの壁をゴールだと思うのではなく、壁にタッチした後、振り向いて電光掲
示板を見た瞬間をゴールだと考える訓練を重ねたのだ。

 この私のアドバイスから1カ月後、北島選手は見事、世界記録を塗り替えた。

■一流選手が常に「まだ課題がある」と口にする理由

 面談をしていて、「私はコツコツ努力するタイプです」と言う人を、私は信用しない。
その言葉を聞いたとたん、「コイツはダメだな」と思ってしまう。

 むろん、コツコツ努力するのは、まったく努力しないよりははるかにいい。しかし、コ
ツコツ努力する人が大きく成長することはないし、一流の人間になることもない。

 一方、一流のスポーツ選手の言葉を聞いていると、ある共通項の存在に気づく。「まだ
まだ努力が足りない」「まだまだたくさんの課題がある」というように、一流になればな
るほど、自分はまだ目標に到達できていないと、謙虚というより自然に口にする。しかし
彼らは、コツコツ努力するとは決して言わない。

 これは、脳の仕組みから考えると、とてもよく理解できることだ。

 脳には自己保存本能がある。文字通り「自分を守りたい」という本能だ。より根源的な
脳の3つの本能、すなわち「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」のうち、「生き
たい」という本能から派生してくる、第二の本能である。

 コツコツ努力するとは、一歩一歩着実に努力しようということであり、この言葉の背後
には、「失敗しないよう慎重に事を運ぼう」という意識が隠れている。失敗すると自己
保存が危うくなる。だから失敗しないように、コツコツやろうというわけだ。

 自己保存本能は人間にとって大切なものだが、「失敗するかもしれない」という否定語
は、この自己保存本能に過剰反応を起こさせて、脳の働きにブレーキをかけてしまう。そ
れゆえ、コツコツやるという人は、自分が現在持っている以上の力を発揮することが難し
いのである。

 反対に、とても到達できそうにない目的に向かって一気にかけ上がろうと考えると、脳
は信じられないほど高いパフォーマンスを示してくれる。つまり、実際は長距離走の場合
でも、短距離走のつもりで全力疾走を繰り返すことで、あるところから人間の能力はぐー
っと伸びてくる。

 そして一気、一気でダッシュを繰り返して、ふと気付くと、到底超えられそうもなかっ
た壁を突破しているものなのだ。そんな人のことを世間は、異様な集中力を持った人と呼
ぶ。

 一流のスポーツ選手がみな謙虚な言葉を口にするのは、無意識のうちにこの脳の仕組み
を知っているからだろう。彼らは、簡単に手の届く目標に向かってコツコツと努力などし
ない。

 常に、高い目標を掲げて、目の前の事に全力投球しているからこそ、「まだ足りない」
と口にするのだ。彼らは決して、謙虚な性格の持ち主ではないのである。

 北島選手へのアドバイスで難しかったのは、ブレンダン・ハンセン選手の存在につい
てだった。ハンセンは当時、100メートル平泳ぎの世界記録保持者であり、北島の最大
のライバルだった。

 これはスポーツだけでなく、あらゆるジャンルに言えることだが、人間は結果を求め
ると、持てる能力を十分に発揮することができなくなる。スポーツで言えば、「敵に勝
とう」と思った瞬間、能力にブレーキがかかってしまう。

 なぜかと言えば、これは脳の持つ根源的な本能に反することだからだ。

■ライバルは自分を高めるためのツールと思え

 先ほど述べたように、脳には「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という3つ
の根源的な本能がある。この3つの本能に逆らうことをやると、脳のパフォーマンスは急
激に落ちる。そして「敵に勝つ」は、「仲間になりたい」という本能に真っ向から逆らう
考え方なのだ。地球の歴史の中で多くの生物が絶滅していったが、絶滅した生物の共通
点は、周囲にいる仲間とうまくやっていけなかったことである。

 では、ハンセンのことをどのように認識すれば、北島は脳のパフォーマンスを最大限
に高めることができるのか。私は北島を含めて全員に、こうアドバイスした。

「ハンセンをライバルだと思っちゃいけない。自分を高めるためのツールだと思いなさい。
そして、最後の10メートルをKゾーン(北島ゾーン)と名づけて、水と仲間になり、ぶっ
ちぎりの、感動的な泳ぎを見せる舞台だと思いなさい」。

 つまり、ハンセンとも水とも「仲間になれ」とアドバイスしたのだ。これなら、脳の
本能に反することはない。

 結果はご存じの通り、北島は見事金メダルを獲得し、ハンセンは4位に沈んだのである。

 結果を求めるあまり能力を発揮できない愚を避けるには、目標達成の「仕方」にこだ
わるのがいい。勝負に懸けるのではなく、達成の仕方に勝負を懸けるのだ。そして、損
得抜きの全力投球をする。

 結果を求めず、達成の仕方に全力投球するとき、人間は信じられない集中力を発揮する。
ポイントは、「損得勘定抜きに」だ。損得勘定とは、実は、結果を求める気持ちにほかな
らないからである。

 ●point 1:ゴールを決めない
 ●point 2:コツコツやらない
 ●point 3:結果を求めない

 ↑以上、引用終わり。

プレジデント2月12日(金) 経済 - 経済総合
林 成之 日本大学総合科学研究科教授 の記事より引用・掲載。

 明日からオリンピックですね!!

 世界中の素晴らしいアスリートの雄姿が見られる事を私も楽しみにしています。

 そう言えば!...ここ1か月程、様々な選手のインタビューやドキュメントが特集されて
いますね。

 観ていると、各選手のアスリートのパフォーマンスのみならず、その背景にある様々
な「考え方」や「取り組み」、「意気込み」を垣間見ます。

 それがここ一番!でどう発揮されるか?観察するのが私の一番の楽しみです。

 さて...ここ数年で自分のポリシーになった事は↓

 「出来ません」→「目一杯、精一杯やってみよう!」
 「試しに」→「いつも本番!」
 「どうしよう?!」→「やるだけやったら、なるようになる」
 「結構、ラッキーかも!!」
 「愉しそう&愉しかったからOK!」
 「心を込める」
 「今日のテーマは!」

 などと言う事(笑)。

 最初は「そうなのかな~?そんなもんかな~?」なんて思っていたのですが、直ぐ、
「答え(結果)」が返って来て、今は「そうだよね~」。

 最近では、「未来」もある程度自分が先に「選択」出来る事なのかも?なんて思って
いたりします(笑:「運」や「縁」もそうなのかも?!)。

 唐突ですが、お相撲って「仕切り」が長いですね。

 今と昔の「時間感覚」は異なりますから、「古典的な興行物」は何となく時間の流れ
や間がゆったりしている気がします。

 10代の頃はその間が持たないので「早くしろよっ!」なんて思っていたのですが、
今ではその「間」=「仕切り」の間を楽しんでいます。

 お相撲の勝負は「一瞬」ですね...その「一瞬」に至るまでに、力士が「未来」を選択
する風景が私にはなかなか面白く、何とはなしに「勝敗」や「心境」が写って来ます。

 その影響か?朝、洗面台で見る自分に「ハッ」とする事も...。

 常々、「美容と健康は人間生活の基礎で、全てに優先する」とお話している春風堂
ですが、勿論、それも「大切な選択肢!!」

 皆様は、どんな風にご自身を「選択」し、「クリエイト」されますか?

 そのお手伝いを春風堂はさせて頂いております。
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                「食欲」と「眠気」は選択できまちぇん
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by cute-qp | 2010-02-13 21:00

 先ずは以下の記事をご覧下さい↓。

健康食品との付き合い方

◇薬と併用、注意…持病ある人は医師に相談

 健康食品の中でも、国が有効性や安全性を認めた特定保健用食品(トクホ)の人気は高い。
現在約900品目もあり、消費者にすっかり定着した。しかし、表示の意味を正しく理解せ
ず、過剰な効果を期待してはいないだろうか。

    *

 <体に脂肪がつきにくい>と表示されている日清オイリオの食用油「ヘルシーリセッタ」。
分子の鎖が短い中鎖脂肪酸を含むため、通常の油より肝臓での分解が速く、脂肪として体内
に蓄積しにくいのが特色だ。しかし、摂取するだけで、すでにある体脂肪が減ったりするわけ
ではない。同社広報・IR部は「あくまで通常の油に比べて、体内で脂肪になりにくいとい
う意味」と説明する。

 トクホ製品の中でも代表的なヒット商品となったサントリーの「黒烏龍茶」には<脂肪の
吸収を抑える>とある。この意味は「脂肪の多い食事と一緒に飲むと、食後の中性脂肪の上昇
を抑えるということ」で、「空腹時でも中性脂肪が下がるというわけではない」(同社広報部)
という。

 <血糖値が気になる方に>と表示されている大正製薬の「グルコケア」はどうか。でんぷん
の一種、難消化性デキストリンを配合し、小腸での糖の吸収を穏やかにするが、販売する大正
製薬広報室は「食事の時に飲めば糖類の吸収が抑えられ、食事30分後の血糖値が下がると
いう意味」と説明する。血糖値の高い人が毎日飲んで血糖値が下がるものではないという。

    *

 適切な利用法を知らないと、思わぬ健康被害に遭う恐れもある。

 トクホなどの健康食品と薬の飲み合わせを詳しく解説した「健康食品ポケットマニュアル」
(416ページ)をまとめた「健康食品管理士認定協会」(事務局・鈴鹿医療科学大学内)に
よると、血糖値改善をうたうトクホ製品と血糖値を下げる医薬品を同時に服用し、血糖値が下
がり過ぎたとの症例報告があるという。糖尿病などの疾患がある人は、トクホを利用する際は
医師に相談したほうがいいようだ。

 ポケットマニュアルを編集し、健康食品問題にも詳しい加藤亮二・香川県立保健医療大学教
授は「トクホは食品なので、あくまで健康な人が病気の予防目的で利用すべきもの」と強調す
る。例えば血糖値を下げる製品の場合は「太っていてこれから血糖値が気になるという人が、
時々摂取して血糖値を下げながら生活し、糖尿病になるのを遅らせるという意義はあるのでは」
と話す。

 しかし現実には、血糖値の高い人がトクホを利用しているからという理由で、つい肉類など
を食べ過ぎ、食生活の改善を怠ってしまうというケースもある。どんな人がどれだけ、どのく
らいの期間摂取すればいいのかまで表示されていればよいのだろうが、加藤さんは「服用期間
まで表示すると、医薬品の領域に入ってしまう」と、健康食品の表示の難しさを語る。

    *

 商品によっては最低限度の注意書きが小さく記されていたり、メーカーのホームページなど
で詳しい説明がされている。しかし、インターネットを使わないお年寄りや「トクホは健康に
いい」という漠然としたイメージで利用している消費者には、十分には伝わっていないようだ。

 <虫歯の始まりである脱灰を抑制し、歯を丈夫で健康にします>と表示されたトクホのリカ
ルデントガム(キャドバリー・ジャパン)。小さなパッケージの脇に、次のように書かれてい
る。

 <1日摂取目安量:2粒を同時に1日4回、1回あたり20分間を目安にお召し上がりくだ
さい>

 食品問題に詳しい蒲生恵美・目白大学講師が学生約300人に聞いたところ、このガムを食
べている学生の多くが「1粒かむだけで効果がある」と勘違いしていた。

 トクホの望ましい利用法を消費者にどう伝えていけばよいのか。蒲生さんはまず「消費者が
表示をきちんと確認することが大事」としたうえで、「メーカー側も、注意しなければならな
い持病のある人は対象外とすることや、どういう試験で有効性が確かめられたかについて、も
っと分かりやすく示す必要がある」と提言する。【小島正美】

 ◇制度見直しへ、国が有識者会議

 トクホなど健康食品の表示を巡っては、消費者庁が昨年11月から有識者による検討会を
設置し議論しており、今年度中にトクホ制度の改正も含む論点を整理する方針だ。

 検討会では「有効性をうたって販売するすべての食品を網羅するルールを確立すべきだ」
(全国消費者団体連絡会)、「トクホは機能性の表示があいまいで正しく伝わらず、改善すべ
きだ」(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会)などと、消費者団体から現行制度
の見直しを求める意見が多く出されている。

 業界団体の健康食品産業協議会も「健康食品全体を包括した枠組み作りが必要だ」と主張
するなど、見直し自体に目立った異論は出ていない。ただ、何をどう見直すかといった具体
的な方向性はまだ定まっていないのが現状だ。【山田泰蔵】

毎日新聞 2010年2月10日 東京朝刊 より引用・掲載。

 そう言えば...k林製薬の商品のネーミングは「おやじギャグ」的ですが、とにかく印象的で
コチラの購買意欲をそそって覚え易い(笑)。

 しかし、「トクホ」並みに、その効能・効果を勘違いしてしまいそうなものもあって...。

 もう1つはコチラ↓

不足栄養素、補う目的で

◇「がん予防」「老化防止」…期待しすぎは禁物

(中略)

 ビタミンやミネラルといえば、良い栄養素の代表格といったイメージがある。例えば、
緑黄野菜に多く含まれるベータカロテンやビタミンEは、細胞の損傷を防ぐとされる抗酸化
作用を持つため、がんの予防を期待して長期間摂取する人も多いようだ。どれほど効果があ
るのだろう。

 がんの疫学研究で知られる津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長によると、1980
年代以降、ベータカロテンやビタミンA、C、E、ミネラルのセレンなどを長期間摂取して
がんの死亡率などが減るかについて、数多くの臨床試験が行われてきた。

 中でも衝撃的だったのは、90年代半ばに米国やフィンランドなどで実施された喫煙者へ
の調査だ。ベータカロテンやビタミンEを約5~10年間摂取している群の方が、全く摂取
していない群よりも肺がんの死亡率が高かったのだ。

 その後も、ビタミンEなどを長期間摂取した場合の臨床試験が世界の医学雑誌に70以上
公表されている。これらを総合的にみると、ベータカロテン、ビタミンA、Eの長期的な補
給は死亡のリスクを上げ、ビタミンCとセレンは上げも下げもしないということになってい
る。

 こうした世界の調査結果などを紹介した「なぜ、『がん』になるのか?その予防学教えま
す。」(西村書店)を著した津金さんは「抗酸化栄養素は慢性的な栄養不足や特定の栄養素
が欠乏しているケースでは必要だが、がん予防のために服用するメリットはほとんどない」
と話す。がん予防に有効で安全なサプリメントはいまだに見つかっていないのが現状という。

    *

 国によって食生活が異なることから、必要なサプリメントが違ってくることも知っておき
たい。

 例えば最近人気のミネラル「セレン」。人の健康に必須の元素で、ビタミンEと同様に抗
酸化作用がある。欠乏すると動脈硬化や精子の減少などが生じる。厚生労働省は健康維持に
必要な目安の1日あたり推奨摂取量を、成人男性で30マイクログラム、女性で25マイク
ログラムと定めている。

 セレンは海藻類、卵、カツオやシラス干しなどの魚、鶏肉などに多く含まれる。これらを
よく食べる日本人は平均的に1日100マイクログラム以上を摂取しており、推奨量を十分
に取れていることになる。一方、海藻類の摂取量が少ないスウェーデン、英国などの西欧で
は不足しがちという。

 セレンを取り過ぎると疲労、吐き気、呼吸不全などの健康被害が生じることがある。日本
の厚労省にあたる米食品医薬品局(FDA)は08年3月、セレンを多く含むサプリメント
を取っていた23人が脱毛、下痢、関節痛、筋肉のけいれんなどを起こしたと公表している。
こうしたことから、健康食品問題に詳しい梅垣敬三・国立健康・栄養研究所情報センター長
は「既にセレンを十分に取っている人がサプリメントとしても摂取すると、過剰摂取になる
恐れがある」と指摘する。

    *

 サプリメントは健康に良いものだからと、つい多めに摂取しがちだが、過剰摂取は禁物だ。
特に、さまざまなミネラルが配合されたマルチミネラル製品は各成分の量に注意して選びた
い。

 東京都健康安全研究センターが03年と04年、市販されているミネラル補給サプリメント
を調べたところ、クロムを含む30製品のうち19製品で、1日目安摂取量のクロムが国
の1日推奨量(30~49歳女性)を超えていた。クロムは糖や脂質の代謝に大切な元素だ
が、長期にわたり摂取すると腎臓障害などが起きる恐れもある。

 調査にあたった植松洋子・同センター食品化学部副参事研究員は「マルチミネラル製品は
、配合されているミネラルが厚労省の推奨量に必ずしも沿ってはいない。業者はそれぞれの
成分量が推奨量の何割に相当するかを分かりやすく表示してほしい」と、消費者が過剰摂取
しないような表示を求める。

 ビタミンやミネラルは体に良い。だからといってたくさん取れば健康になれるというもの
ではない。「誰も知らないサプリメントの真実」(朝日新聞出版)を著した高田明和・浜松
医科大名誉教授は「高齢者などが不足しがちな栄養素を補うという意味では、サプリメント
は有益だ。しかしビタミンEのようなものをがんや老化などを防ぐ目的で長期間取っても、
効果はほとんど期待できない。そうしたことを知ったうえで活用することが大事」と話す。

毎日新聞 2010年2月9日 東京朝刊 より引用・掲載。

 何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」の様で(笑)。

 しかも...それが「積極的」で「前向き」な行動によるものならば同情出来るのですが、
「自分を"もの"・"他人"任せ」や「省力化」が動機なら考えものです。

 例えば、「神経」や「ホルモン」は、私達の意識もしない間に複雑なバランスをとって
我々を生かしてくれています(これを「ホメオスタシス」と言います)。

 そして、ホルモンなどには「まだ働きの良く分かっていないもの」や「認識されていな
いもの」も沢山あり、それらが私達の内と外との複雑な関係性を取り持ってくれています。

 更に、年齢や性別、環境、事故、心理的な要因などで、その「平衡機能」が保ち難い
状況になると、その「警告」や「非常手段」として私達は「痛み」や「発熱」、「疲れ」
などを感じます。

 その状況に「上手く対処」したり、「事前に察知し、早急に対処する」事が日常生活を
愉しく過ごすコツだと春風堂は考えています。

 「法律は知っているものの為にある」...そう申しますが、情報が錯綜する昨今、「何が
自分の健康に良いのか?」を知る為には、「綺麗」・「愉しい」と同様、それなりの積極
性と工夫が必要...でも、ワクワク愉しい作業でもあります。

 そのお手伝いをさせて頂いている春風堂です。

(参考)
 呼吸が変わる 姿勢が変わる 生き方が変わる
 完成図の無いジグソーパズル
 「凄い私!」 ~身体って凄い!~
 「シンドローム」は魔法の言葉?
 「"食"生活」を愉しく工夫する ~日常生活のバランス~
 「美容と健康」には「ヒミツ!とドリョク!」が必要!
 "オシャレ目線"と"健康"
 ご質問にお答えして ~補正下着について~
 「楽しい捻挫話」
 「コンドロイチン」と「ヒアルロン」
 身近な薬の正体 ~消炎鎮痛剤~
 お医者様も”予想外” ~自律神経失調症~
 身体の声の聴く ~自律神経による治癒反応~
 揺らぎがあって健康がある ~自律神経のお話~
 "生きた人"を"みる"医療 ~ 東洋医学の世界 ~
 自分を知りたい!
 "利き○"にみる自分 ~クセとバランス~
 自分を知ることからすべては始まる
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by cute-qp | 2010-02-11 00:00 | 現代医療に想う

 今日は、先日、小春日和 10/02/03でお話した「人間や季節の節目」に関連するお話を少し
致します。

 先ずはコチラの記事からご覧下さい↓。

健康気象学入門:健康と天気の関係、解説 気象予報士の村山さんが出版

 健康と天気の関係を一般向けに解説した「健康気象学入門」(日東書院、1260円)が出版
された。

 著者の村山貢司さんは、気象業務支援センターの専任主任技師で、気象予報士としてNHK
テレビの天気予報などに出演し、春先のスギ花粉情報や初夏の紫外線情報などを初めて作成した。

 本書では、気圧や温度、湿度の急激な変化が、ストレスとなって病気の原因となることや、春
の花粉症や夏の熱中症など、それぞれの季節に起きやすい病気などを取り上げ、健康維持の
ための対策などを紹介している。

 村山さんは「これまでの病気の対応は、医療機関で治療、投薬を受けるメディカルケアが中心
でしたが、これに加えて自分の病気を知り、その原因を知ることで、自分自身が予防対策をとる
セルフケアの両輪で、健康な生活を送ってほしい」
と話している。【石塚孝志】

毎日新聞 2010年2月5日 東京朝刊 より引用。

 縁起でもないお話で恐縮ですが...昔、勤めていた会社の隣が物流倉庫で、週に一回、中国
から「棺桶」なども輸入されていました。

 そして...天気が急に暑くなったり、寒くなったりした日以降、その出荷と入荷量が目に見
えて増えるのです...「風が吹けば...」を目の当たりにした出来事でびっくりしていました。

 元々、春風堂自身が天候・時節に左右され易く、さもありなんと思っていたのですが、こ
のお仕事に就き、皆様と向き合う事でそれがより実感されました。

 そんな中、参考にしているのが次の「五行色体表」です↓。
b0159328_111834.jpg

 文面の制約上、その一部を取り出したものなのですが、古人がその「経験」から組み上げ
た表で、その他の東洋思想(易・風水等)とも同根のものです。

 例えば...先日、小春日和 10/01/16でご紹介致しました、「肋骨骨折」を拝見した際、色体表
とシンクロした感覚をご紹介します。

 ・季節は「立春前」→「」。
 ・「肝臓」が腫れ気味で、その部分の動きが悪く、骨折部位でもある→「肝・胆」。
 ・性格は「生真面目」で、やや「肝癪」・「肝鬱」→「」。
 ・繋がりの悪い経絡は→「肝・胆」。など。

 そんなの「こじつけじゃない!」と思われる方もいらっしゃると思いますが(笑)、1つの
「ものの見方」として、でも、多角的に人の心と体を観る「目安」・「イメージ」・「解決の
足掛かり」として優れモノで、いつも身近に見える位置にこの表を貼っています。

 そう思うと、様々な状況に変化し、それに適応する(ホメオスタシス機能)人体は凄い!、
そして、それを見抜いてより賢く生きよう!とした先人も凄い!と思いました。

 何故、それを現代人は有効活用しないのでしょうね?...私はいつも「ありがと~っ!!
って思わず手を合わせてしまいます(笑)。

 コチラは参考図書です。プロ・アマ問わず非常に分かり易い優れモノです↓。
b0159328_1141540.jpg

                 図説東洋医学 基礎編 学習研究社

(参考)
 "生きた人"を"みる"医療 ~ 東洋医学の世界 ~
 "バランス感覚”としての"虚実" (2)
 面白い医術書 ~針聞書~
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by cute-qp | 2010-02-05 12:00 | 温故知新