未来の子供達のために

 個人的な事ですが、私は「難産」で産まれました。

 当初、「母子共に生は望めない」と言われたのですが、幸運な事にその両者共
しぶとく生き残り(笑)元気に暮らしております。

 そんな諸々の経緯と「子供好き」である事、「職業柄」いつでもどこでも人の身体
をじ~っと見てしまう習慣が相まって、どうしても「赤ちゃん」や「子供達」の歪みの
多さについつい目がいってしまいます。

 そして、その原因について少し考え...先ず、医療機関における出産コントロール
や技術の弊害を感じました。

 コチラはその具体的な事例です→”週3回昼、定刻出産 産科医1人、促進剤しか 
徳島の病院”


 この様に、確かに、出産は自然現象である為、常に「臨戦体勢」で、実質「採算の
取れない」分野だと思いますが、病院のシフトや管理体制の元、「日中」や「週末ま
で」の出産は「促進剤」、「夜間」や「週を跨ぐ」見込みが出たら「抑制剤」と言った処
方は母子の体調に大きく影響する事が想像出来ます。

 また、産婦人科の減少等で、出産時の「赤ちゃんの取り上げ方」や出産後の母子
の体調管理にも「ノウハウの失伝」が見られる様に思います。

 一方で、「母体の歪み」も甚だしくなっている様に思われます。

 食習慣の乱れや、身体キツく拘束したり、冷やす様な衣服や靴...その他諸々の
影響で、出産が困難になる以前に、赤ちゃんが心地よく過ごせない、はたまた、赤
ちゃんが宿り難い身体が増えている様に思います。

 そんな現状にあって、「自分に何が出来るか?」を考えてみて、「お母さんの身体
のケアやエクササイズ指導、アドバイス」と「赤ちゃんや子供達の為のボディーケア
やエクササイズ」などであろうか?と思いました。

 如何せん、まだ「駆け出し」ですし、「人の親」どころか「旦那」にもなっていない
身ですが(笑)、今後、是非取り組みたいと考えております。

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 ちなみに、愛知県岡崎市に「お産の家」と言う場所があります。

 実は、産婦人科「吉村医院」の事なのですが、女性の「生む力」を信じ、医療
管理されていくお産を可能な限り、メスや薬を用いず、「お産の原点」に立った
医療を施されています。

 ここでの名物が「古典的労働」で、安産には日々の肉体労働が不可欠と、平日
の午前中に妊婦さん達が集まり、薪割りや床ふきなどの作業をされています。

 ここでお母さん達は安産になる様な生活指導を徹底的に受けるので、搬送率
は3~4%との事。

 そして、女性が持つ「産む力」、赤ちゃんの持つ「生まれてくる力」を信じ、何日
かかろうと、昼夜なく見守る体制で営まれています。

 先生曰く「医療によって産まされた赤ちゃん」と「自然な出産で産まれた赤ちゃ
ん」は違う。

 とても、大変な事だと思うのですが、そう言う場所が少しでも増えてくれれば
と思っております。

 今日もご覧頂きありがとうございました。

PS 本日も「おまけ」がございます。宜しければお付き合い下さい↓。
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by cute-qp | 2008-07-31 00:01 | 春風堂の想い

柔術整復の復興

 私の整復やボディーワークのベースは”センタリング呼吸法”と言う「神経訓
練法」によっています。

 この訓練法は私の先生であるK野氏が、様々な武術や身体訓練法、健康法の中
からその妙を抽出、工夫して編纂されたものです。

 従いまして、「身体作り」や「技術向上」の一貫として、定期的に「柔術」のお稽古
に励んでおります。

 古今東西、昔の優れた治療家や医者の多くは「武術家」であり、皮肉にも「戦争」
を経て現代の医療は大きく発達・発展しました。

 彼等は、戦いの中、生き残る為に、如何に「人より優れた身体と技術を持てるか」・
「怪我や故障の手当をしていくか」と言う常に考え、人間の心と身体について研究し
ました。

 その結果、日本にも「活殺法」や「整復法」と言ったものが発達しました。

 しかし、明治の「医制」による東洋医学の粛正や武道の衰退により、多大な犠牲
の上に成り立った「貴重な財産」は失われる事となりました。

 その後、大正から昭和に掛けた、世界的な暗黒の時代に、同時多発的な優れた
「ボディーワーク」や「治療法」、「霊術」等が勃興・復興、交流しましたが(”創始者
達”
)、「整復法」などは「廃仏毀釈」を受けた仏教美術と同じく海外に流出し、本
国では衰退して行きました(オステオパシーのフルフォード博士は日本の柔術が
オステオパシーに組み込まれてると仰っています)。

 それでも、残った武術家達が団結し、国や政治家を動かして「鍼灸」や「柔道整復」
等が成立しました。

 また、嘉納治五郎先生は、「柔術」を「柔道」に昇華する事により、「人間形成」や
「教育」の理念を世界に推し進められました。

 ただ、嘉納先生も後年しきりに後悔された様に、「柔や武の技術」を無くした「柔道」
はその本質を失って「スポーツ」になり、「整復の技術」は完全に失われました。

 ちなみに、「柔道整復師」が用いている技術は完全に「整形外科」のもので、柔道
の授業はありますが、あくまで資格者としての「素養」であり、体育の時間の域を出
るものではありません。

 そんな背景がありまして、「柔術に生かされている私」にとって「柔術整復の復興」
も大きなテーマの1つとなっております。

 今日もご覧頂きありがとうございました。
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                    二宮彦可 「正骨範」より

(参考)柔術の整復・活法を医術として体系化した主な方々は以下の通りです↓。

 三浦楊心    三浦流柔術の祖 医師でありながら接骨術を研究。
 吉原元棟    拳法と按摩術より「正骨要訣」を著述。接骨科を起こす。
 秋山四郎兵衛 楊心流柔術の祖 小児科医 接骨術を編纂。
 二宮彦可    中国医学を取り入れ接骨学を発展させる。
 各務文献                〃 
 華岡青洲    蘭法を取り入れ接骨学を特徴あるものとする。
 高志鳳翼    江戸末期、我が国の外科、接骨術を体系化。
 名倉直賢                〃 
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by cute-qp | 2008-07-30 00:00 | 春風堂の想い

 私の小さな頃まで、一家にお一人、家族全員の病歴や日常などに至るまでを
把握し、いつでも安心して駆け込める「ホームドクター(家庭医)」さんがいらっし
ゃいました。

 今もよく似た名称で「主治医」さんがいらっしゃいますが、大きな病院や専門病
院の「専門医(スペシャリスト)」が脚光を浴び、病院経営自体が難しくなっている
昨今、それが私達に身近な「開業医」さんである事が少なくなっている様に思い
ます。

 ともすれば「主治医」は実質「主担当(責任者)」と言う事になっているのでしょ
うか?

 そう言えば...お声を掛けて頂く際、「ご夫婦」や「ご家族」を同時に拝見させて
頂く事があります。

 普段、お一人でお体を拝見させて頂く時と異なり、「ご家族特有の体質」や「ご
家族間のバランス」から愁訴の根本原因を多角的に見る事が出来、和気藹々、
家族ぐるみの形で、様々なアドバイスやセッションを経験させて頂けました。

 また、継続的にアシストさせて頂いているご夫婦からはご家族の過ごされる
「季節や今日の出来事」を通じ、その時々に応じた対応を学ばせて頂いており
ます。

 そんな経験もありまして、皆さんに信頼頂ける「痒い所に手が届く身近な
存在」
として「ホームドクター」ならぬ「ホームセラピスト&アドバイザー」
になる事が私の目標の1つとなりました。

 (丁度、「治療から自己実現」が私の目標の縦糸ならば、この「ホームセラピス
ト&アドバイザー」が私の目標の横糸だと考えています。)

 それにはまだまだほど遠いですが...頑張って参ります。

 今日もご覧頂きありがとうございました。
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by cute-qp | 2008-07-29 00:00 | 春風堂の想い

 今日はブログの「副題」についてお話して行きたいと思います。

 昨夜、「はじめに」で申し上げた様な経緯から、私は「心身の不調の原因は、
自分自身の中にある」と考えております。

 これは身近な愁訴としての腰痛や肩こりのみならず、風邪や高血圧や糖尿病
などの「生活習慣病」、ひいては、癌などに至るあらゆる愁訴の元となる原因で
あると思います。

 そして、その現実と向き合い、現状を改善しない限り、本当の意味での回復は
ないと考えています。

 にも関わらず、現行の医療は、多くの場合、薬や注射では根本的治癒が見込め
ないにも関わらず、とりあえず、今の痛みを軽減する為の「対症療法」に終始して
いるのが現状です。

 これを「根治治療」とする為には、お一人お一人が現状を把握し、その心身の
バランスを整えて行く必要があります。

 実際、様々な愁訴は「自律神経」と関係し、心と体のアンバランスが「自律神
経」のアンバランスを産んで、様々な不調や「免疫不全」まで及ぼしています。

 ただ、状況によって、「根本原因」が取り去り辛い状況も多々あります。

 しかしながら、その状況を自分でバランス出来る(処理出来る)様にする事で、
、愁訴が自分の中でバランス出来なくする(無くなる)効果が見込めます。

 そこで、「呼吸が変わる 姿勢が変わる 生き方が変わる」を私の「治療」
  、「ボディーワーク」の基本としました。


 ① 先ず、入り口として、「形」である「肉体」を「切っ掛け」に自分と向き合
   って行きます。


 ② その為に、人間の活動の中で一番大切な「呼吸とそのバランス」に
   焦点を当て、取り組んで行くのが有効です。


 ③ 呼吸のバランスは「身体の姿勢(バランス)」とリンクしており、その
   現状を良く把握し(ズレ・歪み)改善する事が大切です。


 ④ そこから「身体の姿勢」を支配している、自分の「気持ちの持ち様(思
   い癖)」や「意識」、「習慣」と言った、「心の姿勢」にも「気付き」、これを
   同時に見直して行く事が、「病状回復」や「生活習慣の改善」、ひいて
   は「生き方を変える」大きな「原動力」や「勢い」となります。
 

 その「切っ掛け」や「ちょっとした方向修正」、「勢いをつける」事を、「治療」
と言う「スタート」から「ボディーワーク」と言う「なりたい自分に向かう」までの範囲
で「お手伝い」させて頂くのが私のお仕事と考えております。


 今日もご覧頂きありがとうございました。
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by cute-qp | 2008-07-28 00:00 | 春風堂の想い

 こんにちは。春風堂でございます。

 ブログの開設に当たり、ご挨拶申し上げます。

 唐突ですが...私が「人の身体」に興味を持ったのは物心ついた3歳位の時期
だったと思います。

 周囲の男の子同様、「乗り物」などにも興味はありましたが、どう言う訳か?
もっぱら、両親から買って貰った「人の身体の図鑑」を食い入る様に読んだり、
「骨格模型」をいじって遊んでいた記憶が鮮明にあります。

 また、当時は私は非常に「虚弱体質」な子供でもありました。

 慢性的に、アレルギー性の鼻炎や結膜炎、喘息やアトピー性皮膚炎、その他
不定愁訴を持ち、気候や周囲の状況に影響され易く、週に2・3回は病院に通っ
ている様な状況でした。

 勿論、それは、辛い事でありましたが、病院で本物の「標本」や「器材」、「お医
者様」を観られる事が愉しく、一方で同じように苦しんでいる赤ちゃんやご老人な
どをお見かけし、「苦しむ人を助けられる医師になる」事が私の夢でありました。

 そんな私でしたので「運動神経」は良くありませんでした。

 しかし、幸運にも、運動を「筋力(量)」や「回数」、「時間」ではなく、どちらかと言
えば、「身体の表現」として愉しめたお陰で、不安定な体調の中にあっても運動を
続ける事が出来、その辺が、以後、「ボディーワーク」や「舞踏」に関心を向ける起
点となったのだと思います。

 そして...その後、私は「医学部」に進みませんでした。

 「出来が悪かった」と言う部分が大きいのですが(笑)、様々な病院や治療所
に通っても体調が改善される事もなく、また、祖父母の入院から死を通じ「西洋
医学」と言うものに「不信」や「失望」を感じた事が大きかったのでした。

 「どうやったら僕は丈夫に、強くあれるのだろう?」...そんな想いで、私は中学生
の頃より「中国武術」や「合気道」などを学ぶに至ります。

 どうして「空手やボクシングでなかったか?」と言いますと、第一に、「人を叩く
のが辛かった」事と中国武術や柔術などには人間を「1つの有機体」として観る
「東洋医学」の「医療や身体作り、健康法」がベースとしてあった為です。

 一方、「ボディーワーク」他も学ばせて頂きました。

 「ボディーワーク」他は一般的に「西洋医学の代替補完」と言う表現をされて
いますが、私はそれを「今までの反省や医療の原点に戻った」西洋の人々の
「智慧」と感じたからです。

 お陰様で、病弱だった私も人並みに健康に過ごせる様になり、様々な学びを
通じて「己こそ己の寄る辺」(法句経)である事を実感しました。

 「生きている・生きて行く限り、自分や自分を取り巻く状況は刻々と変化してお
り、そのバランスを整えられるのは根本的に”自分自身”しかいない」


 「自分の主人公は”自分自身”であり、なりたい自分を作り・演出して行くには
自分で”仕込み”と”調理”を行わなければならない」


 ...これが私の得た智慧であり、真理でした。

 しかしながら、現代社会は余りにも人の心や体をアンバランスにする要因が
多く、また、その変化も激しいものがあります。

 そう言う私も、人並みに15年間会社員を務め、その「波に揉まれた口」の1人
です(笑)。

 その中にあり、両親の入院もあったのですが、「自分自身の学んでいる事
をより深めたい」とか「学んだ事を用い、何とか人のお役に立ちたい」と思う
様になり、ひいては「3歳の頃の想い」が日々強く心に響く事となって、「プロの
治療家」を志すに事となりました。

 目下、その「仕込みと調理」をしているのが今の私の現状であります。

 その修行の過程の1つとして、また「読んで下さる方の何らかの”参考”」にし
て頂ければと言う想いからこのブログを始めました。

 まだまだ駆け出しではございますが宜しくお願い致します。

(おまけ)

 本日はおまけ原稿がございます。宜しければお付き合い下さい↓。
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by cute-qp | 2008-07-27 00:01 | 春風堂の想い