カテゴリ:現代医療に想う( 37 )

「ファッションと健康」


えっこれが!?腰痛の意外な原因「スキニージーンズ」「ピンヒール」

 マイナビウーマン2013年7月20日より引用・掲載 ↓

 程度の差はあれ、腰痛を経験したことのある方、今まさに腰痛で悩んでいる方って
結構多いのではないでしょうか。日々のストレッチや整体も効果的ですが、日々の
服装を見直すだけでも腰への負担を軽減することができるのです。今回は、腰に悪
影響を及ぼしてしまう2アイテムをご紹介します。

<スキニージーンズ>

 今や1人1本は持っていると言っても過言ではない定番アイテム、スキニーパンツ。
仕事で使っている、という方も多いと思います。

 ご存じの通り、スキニーを履いていると、かがんだり足を広げたりという動作が少し
窮屈になってしまいますね。実はこれを補っているのが腰の動き。知らず知らず、腰
に疲労が蓄積してしまいます。

 毎日履き続けることは避ける、ひざがしっかり曲げられる素材を選ぶなどの工夫を
してみてくださいね。

<ピンヒール>

 10cmピンヒールが足腰に負担をかけてしまうのは当たり前。でも、身体のために
「ぺたんこ靴」を選ぶ、というあなたはちょっと待ってください。

 つま先が浅く極端にかかとの薄い靴は、逆に、歩くときに脚の筋を緊張させてしま
います。それが腰まで伝わり、腰の筋肉にも負担を掛けているというわけ。

 スニーカーを除けば、最も歩きやすく腰に優しいのは、2~3cmのヒールで、足の
甲をしっかりカバーした靴なのだそうです。

 いかがでしたか?

 少しでも腰痛に悩む方、腰痛を避けたいかたの参考になれば幸いです。

 ↑ 以上、引用終わり。

 古今東西、人の「美しくありたい」想いは尽きません。

 と同時に「健康でありたい」想いも同様かと思います。

 しかし、この「両者のバランス」はいつも見失われがちで、

 「美の為には窮屈さも我慢」と、

 「アンバランス」を推奨する風潮さえあります。

 「”美しさ”と”健康”」は「車輪の両輪」であり、

 「一卵性双生児」

 健康でない、美しさはなく、

 美しさの芯には、健康あり。

 参考に、過去の記事を再掲載してみました ↓ 。

(参考)
 「美容と健康」には「ヒミツ!とドリョク!」が必要!
 "骨盤底筋の締め付け"と"骨盤の締め"
 睡眠とメタボリックの関係
 "無かった事"で本当に良いの?
 今こそ「女」の「又」に「力」!
 "ホントは何が問題? ~身を引き締めて考える~

 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂 
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by cute-qp | 2013-07-20 13:30 | 現代医療に想う

 今日はコチラの記事からご覧下さい↓。

慢性痛、成人の2割 1位「腰痛」2位「肩こり」

 疼痛(とうつう)治療を専門とする製薬会社のムンディファーマ(東京・港)は日本の成人の22.5%に相当する約2315万人が慢性的な痛みを抱えているとの推計結果をまとめた。痛みの
原因となる症状や病名を複数回答で聞いたところ、トップは「腰痛」(55.7%)だった。

 痛みの原因の症状・病名の2位は「四十肩・五十肩・肩こり」、3位は「頭痛・片頭痛」、
4位は「関節炎」。慢性的な痛みに対する治療の満足度については「満足のいく程度に痛みは
和らいでる」との回答は29.3%にとどまり、「あまり変わらない」が過半数の53.6%、「満足の
いく程度に痛みは和らいでいない」も17.1%あった。

[2010年10月25日/日経産業新聞]

 ↑以上、引用終わり。

 どうして、「あまり変わらない」が過半数で、「満足のいく程度に痛みは和らいでいない」
が20%弱にも及ぶのか?...それを感じてみた時、「慢性」愁訴も色々あると思うのですが、
この記事に見る「慢性」については、「生活習慣病」と認識した方が良いのではないか?と
思っています。

 今のところ「生活習慣病」の概念は、糖尿病(1型糖尿病を除く)・脂質異常症(家族性脂質
異常症を除く)・高血圧・高尿酸血症など、かつて「成人病」と呼ばれ、「生活習慣」が発症
原因に深く関与していると考えられている疾患の総称とされています。

 しかしながら、「事故」などの理由を除き、多くの「腰痛」・「肩こり」・「膝痛」などは、
「意識と行動のズレ」や「日常の悪習慣」に起因する事が多く、そこに「気付き」、「改善」
する事で回復出来るものが殆どであるので、これも「生活習慣病」としても良いのでは?と思
うのです。

 「~病」の表現が不適切なら「外傷」でも「不調・不全」でも良いと思います。

 さて...これら愁訴の部位は「建物」で言う「基礎」や「芯柱」に当たる部位と言えます。

 そして、その「建物」にひずみが出てきたとして...その「基礎」や「芯柱」がどの様に「歪み」
、「故障」し、「傾いている」か?を全体バランスから見据え、修復し、どうすれば再び「アンバ
ランス」を引き起こさないか?の対策(処方)をして初めて本質的な回復が見込めます。

 そこで、「春風堂」で行う「バランス運動療法」では、「足関節」・「膝関節」・「股関節」
・「骨盤」と言う「土台」を先ず整え、身体の「基礎」や「芯柱」をしっかり立てながら全体
を整えて行きます。

 また、運動処方も「土台」を元に、「一人立ち(自己管理・セルフケア)」や「予防」、
「生活の改善や改良」に繋がる処方を「おひとりおひとり」に合わせ、「カスタマイズ」し
ながら、ご本人の「現状認識」や「気付き」を大切に行っています。

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                「土台」を修復せねば、どだい健康は...

 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2010-10-26 00:00 | 現代医療に想う

猫も「立つ」ご時世に...

 今日はコチラからご覧下さい↓。

20代女性の6割が「猫背」 「外反母趾」や「むくみ」と関連

 若い女性が「猫化」している?

 20歳代女性の6割が「猫背」だと自覚していることがスポーツ用品会社の調査でわかった。
しかも40、50歳代を大きく上回っている。若い女性が「猫化」しているのはなぜか。

 スポーツ用品を販売するエバニュー(東京都江東区)は全国の20~59歳の男女500人を
対象に、姿勢に関する意識調査を行った。「自分自身の姿勢に対して、どのような印象を持
っているか」と尋ねると、もっとも多かったのは「猫背」で57.8%。性別、年齢別では20
歳代女性が64.6%となり、30歳代女性(60.0%)、40歳代女性(47.7%)、50歳代女性(47.7%)を上回った。

「外反母趾」や足の「むくみ」が出る

 また、「日常的に使用する機会の多いシューズの種類」を聞いたところ、「ヒール・パンプス」
と答えた女性は118人で、女性全体の51.3%を占めた。年齢別では20歳代女性が70.8%とも
っとも高い。猫背が多いことと関係があるのだろうか。

 日本ウォーキング学会会長で、東京学芸大学 健康・スポーツ科学講座健康科学分野・池田
克紀教授は、「現代人の体のトラブルやきれいな姿勢が維持できないことの原因の1つは、靴
やアスファルトが引き起こす体のズレです。ハイヒールやビジネスシューズは靴底が硬く、か
かとが高いため、不自然に体がゆがめられ、体は悲鳴をあげているはずです」 とコメントし
ている。

 猫背はさまざまなトラブルを引き起こすようだ。前出の調査で、猫背でない人よりも「外反
母趾」や足の「むくみ」の割合が高く、足のトラブルがない人は少なかった。肩こりや腰痛に
悩む女性のほとんどが猫背。

 (中略)

 こんな調査もある。マーケティング会社のトレンダーズが26歳~45歳の男女534人に、「姿
勢や歩き方がいい女性はモテるか」と尋ねると、男性の80%、女性の93%が「モテる思う」と
回答している。姿勢のいい男性についても、84%の男女がモテると回答した。09年7月24日~
25日に行われた。

 exciteニュース 2010年6月5日 14時00分 より引用・掲載。

 私が子供の頃を思い出すと「猫背」と言えば、60歳を過ぎた方にお見かけする位でした。

 ところが、今、日常で見る風景からは10代でも沢山「猫背」がいます。

 なので、「20代で6割」と言うデータもいささか少ない気がしています。

 そして、「成人病」が「未成年」にもどんどん広がって行くのでしょう...。

 生活様式がどんどん楽になるにつれ、本来の能力が去勢されて行っている気がしなくも
ありません。

 地球は「何の惑星?」になるのでしょうね?

 ちなみに、最近は猫だってしっかり立つ様です。 


 猫背って、「猫に失礼だ!」と思います(笑)。
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 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂

(参考)
 「美容と健康」には「ヒミツ!とドリョク!」が必要!
 「"骨盤底筋の締め付け"と"骨盤の締め"」
 「"無かった事"で本当に良いの?」
 「ホントは何が問題? ~身を引き締めて考える~」
 「何気ない癖が及ぼす影響」
 「本当に"大切"なことは何か?」
 「今こそ「女」の「又」に「力」!」
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by cute-qp | 2010-06-08 00:00 | 現代医療に想う

 今日は、コチラからご覧下さい↓。

子どもが心肺停止…すぐの蘇生術有効 社会復帰2.6倍

 事故などで子どもが倒れて心肺停止となっても、そこに居合わせた人が蘇生術を試みること
で、社会復帰の確率が2.59倍高まることが、わかった。総務省消防庁のデータを石見拓・
京都大助教らの研究チームが解析した。一般の人による蘇生が子どもにも有効だと示せたの
は、世界でも初めてという。

 主な蘇生術には胸を押して血液を脳に送る胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸の二つ
がある。子どもでは大人と違って、胸骨圧迫だけよりも、人工呼吸を併せた方がいいことも
わかった。

 2005年1月~07年12月、病院外で心肺停止になった17歳以下の5千人以上の例
を検討。倒れた場所で、居合わせた人から心肺蘇生を受けたのは2439人。1カ月後、後
遺症をほとんど残さず学校などに復帰できたのは110人だった。

 蘇生を受けなかった2719人では同53人。病院到着までの時間といった要因を考慮す
ると、蘇生がある場合の復帰率は2.59倍となった。

 倒れた主な原因は、水におぼれるなど心臓病以外のトラブルで、全体の7割。この場合、
1歳以上の子に胸骨圧迫と人工呼吸を併せた時の復帰率は7.2%で、圧迫だけの時より
5.5倍高かった。心臓が原因の時は差がない。

 成人では、胸骨圧迫だけで人工呼吸を伴うのと同等の効果があることが、国内外の調査
でわかっている。石見助教は「教育関係者や家庭の親など、子どもと接する人には人工呼吸
を含めた蘇生法を身につけてほしい」と話す。結果は英医学誌ランセット電子版で報告した。
(田村建二)

 asahi.com 2010年3月17日 より引用・掲載。

 以前、バイスタンダーになりませんか? ~BLSを学ぶ~でご紹介致しましたが、今日
の記事を受け、再度、取り上げました。

 「バイスタンダー (by Stander)」 とは救急現場に居合わせた人(発見者、同伴者等)
のことで、適切な処置が出来る人員が到着するまでの間に、救命のための心肺蘇生
法等の応急手当を適切に行うことで、救命率を格段に伸ばせる人員の事です。

 突然、見知らぬ方がお倒れになり、その生命の危機に立ち会う事は、想像するだけで
ドキドキする事で、いざ行動を起こす事は想像以上に勇気がいると思います。

 ですから、「皆様のご家族・大切な人の万一に備えて」でも良いのでは?と思います。

 「一度、体験しておく、知っておく」だけで随分、心強いと思います。

 春風堂は「治療家」の意味もありますが、「自分の大切な人達に何かできる・伝える事を
したく」て、「インストラクター」を取りました。

 その為に、一般講習より長いレクチャーと、実技・筆記試験を受けましたが、正直、いざ
!緊急時にどれだけ冷静・適格に対応できるか?は分かりません(笑)。

 しかし、「経験・練習していないと何も出来ないだろうな...」と思いました。

 以前、ご紹介しました消防署でのステップアップした講習では、アウトドアでの外傷の対応
の仕方や怪我をした方の搬送の方法、子供やご老人の誤嚥の対処なども丁寧に教えて下さ
います。

 「あなたの大切な人の為に...」是非、体験してみて頂ければと思います。
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by cute-qp | 2010-03-19 00:00 | 現代医療に想う

 今日もコチラからご覧下さい↓。

筋肉痛:知って付き合う

 普段運動していない人が運動した後に悩まされるのが筋肉痛。だが対処法を含め、筋肉痛に
対する誤解も多い。筋肉痛に関する最近の知見とその上手な付き合い方を専門家に聞いた。
【高野聡】

(中略)

 ■ 「年取ると後から」は誤解

  「筋肉痛は年をとるほど後から来る」と言われる。しかし野坂教授が、日本の大学生12
 人(18~25歳)、中年12人(40~55歳)、高齢者10人(65~75歳)の3グループにダンベル
 の上げ下げ運動の後に起こる腕の筋肉痛を調べたところ、年齢による時間の差は確認でき
 なかった。痛みのピークは年齢差よりも個人差が大きかった。

  さらに野坂教授自身が86年、26歳の時に実際にさまざまな運動をして、後の筋肉痛を
 調べたところ、マラソンでは運動中から痛みがあったが、腕立て伏せでは運動中や直後は
 痛みがほとんどなかった。

  野坂教授は「筋肉痛が起こる時間は、運動の種類によっても異なる。年を取ると、直後
 に痛くなるような運動をする機会が減るのではないか」と指摘する。

 ■ 乳酸、実はエネルギー源

  運動後に起こる筋肉痛について、かつては「乳酸蓄積が原因」とされてきた。高校の保
 健体育の教科書にも掲載された知識だが、現在の生理学では疲労の原因ではないとされ
 る。

  乳酸が疲労原因と考えられたのは、運動によって血中の乳酸濃度が高まっていたからだ。
 しかし東京大の八田秀雄准教授(運動生理・生化学)は「乳酸は老廃物ではなく有効なエ
 ネルギー源」と説明する。エネルギーは、細胞内のミトコンドリアで糖や脂肪から合成さ
 れる。急激な運動をすると、糖分解が活発化してミトコンドリアに送られるが、ミトコン
 ドリアでの処理には限界があるため一時的に余ってしまう。それが乳酸だ。

  八田准教授は「乳酸が疲労物質なら運動後もずっと残っているはず。でも実際は運動か
 ら1時間もすれば元のレベルに戻ってしまう。疲労物質ではない何よりの証拠。疲労はも
 っと複合的な要素で起こる現象だ」と話す。

 ■ 事前の運動で軽減も

  遅発性筋肉痛を軽減するには、どうすればいいのか。準備運動や整理運動に予防効果
 があるという意見もあるが、野坂教授は「けがの予防などにはなるが、筋肉痛が軽減され
 たという科学的な結果は報告されていない」。運動後に筋肉を冷やすアイシングについて
 も「靱帯(じんたい)損傷などの最悪の事態に備えて『冷やさないよりもいい』とは言え
 るが、筋肉痛に効くというデータはない」と指摘する。

  一方、野坂教授の実験では、運動の1日前に、電子レンジで使われる極超短波を20分
 間筋肉に当てて、40度以上に温めておくと、筋肉痛が抑えられた。野坂教授は「運動前
 日に熱いふろに入るのも有効かもしれない」と話す。

  また、野坂教授の実験では、2週間前に同じ運動をしておけば、筋肉痛の程度が8割減
 り、4週間前だと4割減ることも分かった。筋肉痛予防には、事前に少しでも運動してお
 くことが有効なようだ。

 毎日新聞 2010年2月19日 東京朝刊 より引用・掲載。

 う~ん、「体力の無さ」を若手に言い訳し辛くなりますね(笑)。

 それにしても...「乳酸」に関する下りは医療系や様々な教科書で教えている事と全く異
なるお話になっていて、「知って付き合う」とは言うものの、結局、何が「常識?」何が
「正しくて」を何を「知る」べきなんでしょう?

 そう言えば...教科書では驚くほど、改訂が行われていません。

 それには、著・編者の先生のご都合が大きい様ですが、そこには現在、「危険!!」との
事で一般に「禁止」されているものや、明らかな「誤り」も多々あります。

 反面、古今東西の先人が開発した処方は、紀元前に開発されたものでありながら、今
尚、その有用性に驚くばかり。

 その差は何か?...結局、「自分自身や人間を知ろう」としたか?否か?に尽きるので
はないか?と思う春風堂です。

 以前...論文発表の際、「骨折の処置」につき、「温める」vs「冷やす」で論争があり
ました。

 互いに、様々なデータや論述を戦わせ、一歩も譲らないのですが、私としては、「骨折
でも色々な状況があるし、人により個人差もありますから、結果、患者さんが楽になり、
治ればどちらでも、何でもOK...それが一番大切な事では?」と思いました。

 理想的には、「データ」や「数値化」より、その方のお体やお心からどれだけの事柄を
汲み取り、ドラえもん「四次元ポケット」じゃないですが、いかに「自由」に、「最善」
な対処を作り出し、「回復に導けるか?」だせるか?だと思ったのです。

 お陰様で「節操がなく」、「非科学的」とのお墨付きを頂戴しました(笑:多分、中世
ヨーロッパなら私は「火あぶり」だったと思います)。

 何事も「思い込まず」、先ず、自らの「ポケット」(「内在するもの」・「可能性」)
をごそごそ探って確かめてみるのが私には一番安全・確実の様です(笑)。
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             「四次元腹巻き」...取り敢えず、これでも使ってみよう

(参考)
 自分の中から広がる感覚
 "盲点"に気付く "盲点"を探る
 自己管理の秘訣
 自分を育てる 3題
 「クランアントさんの笑顔が"全て"」
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by cute-qp | 2010-02-20 00:00 | 現代医療に想う

 先ずは以下の記事をご覧下さい↓。

健康食品との付き合い方

◇薬と併用、注意…持病ある人は医師に相談

 健康食品の中でも、国が有効性や安全性を認めた特定保健用食品(トクホ)の人気は高い。
現在約900品目もあり、消費者にすっかり定着した。しかし、表示の意味を正しく理解せ
ず、過剰な効果を期待してはいないだろうか。

    *

 <体に脂肪がつきにくい>と表示されている日清オイリオの食用油「ヘルシーリセッタ」。
分子の鎖が短い中鎖脂肪酸を含むため、通常の油より肝臓での分解が速く、脂肪として体内
に蓄積しにくいのが特色だ。しかし、摂取するだけで、すでにある体脂肪が減ったりするわけ
ではない。同社広報・IR部は「あくまで通常の油に比べて、体内で脂肪になりにくいとい
う意味」と説明する。

 トクホ製品の中でも代表的なヒット商品となったサントリーの「黒烏龍茶」には<脂肪の
吸収を抑える>とある。この意味は「脂肪の多い食事と一緒に飲むと、食後の中性脂肪の上昇
を抑えるということ」で、「空腹時でも中性脂肪が下がるというわけではない」(同社広報部)
という。

 <血糖値が気になる方に>と表示されている大正製薬の「グルコケア」はどうか。でんぷん
の一種、難消化性デキストリンを配合し、小腸での糖の吸収を穏やかにするが、販売する大正
製薬広報室は「食事の時に飲めば糖類の吸収が抑えられ、食事30分後の血糖値が下がると
いう意味」と説明する。血糖値の高い人が毎日飲んで血糖値が下がるものではないという。

    *

 適切な利用法を知らないと、思わぬ健康被害に遭う恐れもある。

 トクホなどの健康食品と薬の飲み合わせを詳しく解説した「健康食品ポケットマニュアル」
(416ページ)をまとめた「健康食品管理士認定協会」(事務局・鈴鹿医療科学大学内)に
よると、血糖値改善をうたうトクホ製品と血糖値を下げる医薬品を同時に服用し、血糖値が下
がり過ぎたとの症例報告があるという。糖尿病などの疾患がある人は、トクホを利用する際は
医師に相談したほうがいいようだ。

 ポケットマニュアルを編集し、健康食品問題にも詳しい加藤亮二・香川県立保健医療大学教
授は「トクホは食品なので、あくまで健康な人が病気の予防目的で利用すべきもの」と強調す
る。例えば血糖値を下げる製品の場合は「太っていてこれから血糖値が気になるという人が、
時々摂取して血糖値を下げながら生活し、糖尿病になるのを遅らせるという意義はあるのでは」
と話す。

 しかし現実には、血糖値の高い人がトクホを利用しているからという理由で、つい肉類など
を食べ過ぎ、食生活の改善を怠ってしまうというケースもある。どんな人がどれだけ、どのく
らいの期間摂取すればいいのかまで表示されていればよいのだろうが、加藤さんは「服用期間
まで表示すると、医薬品の領域に入ってしまう」と、健康食品の表示の難しさを語る。

    *

 商品によっては最低限度の注意書きが小さく記されていたり、メーカーのホームページなど
で詳しい説明がされている。しかし、インターネットを使わないお年寄りや「トクホは健康に
いい」という漠然としたイメージで利用している消費者には、十分には伝わっていないようだ。

 <虫歯の始まりである脱灰を抑制し、歯を丈夫で健康にします>と表示されたトクホのリカ
ルデントガム(キャドバリー・ジャパン)。小さなパッケージの脇に、次のように書かれてい
る。

 <1日摂取目安量:2粒を同時に1日4回、1回あたり20分間を目安にお召し上がりくだ
さい>

 食品問題に詳しい蒲生恵美・目白大学講師が学生約300人に聞いたところ、このガムを食
べている学生の多くが「1粒かむだけで効果がある」と勘違いしていた。

 トクホの望ましい利用法を消費者にどう伝えていけばよいのか。蒲生さんはまず「消費者が
表示をきちんと確認することが大事」としたうえで、「メーカー側も、注意しなければならな
い持病のある人は対象外とすることや、どういう試験で有効性が確かめられたかについて、も
っと分かりやすく示す必要がある」と提言する。【小島正美】

 ◇制度見直しへ、国が有識者会議

 トクホなど健康食品の表示を巡っては、消費者庁が昨年11月から有識者による検討会を
設置し議論しており、今年度中にトクホ制度の改正も含む論点を整理する方針だ。

 検討会では「有効性をうたって販売するすべての食品を網羅するルールを確立すべきだ」
(全国消費者団体連絡会)、「トクホは機能性の表示があいまいで正しく伝わらず、改善すべ
きだ」(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会)などと、消費者団体から現行制度
の見直しを求める意見が多く出されている。

 業界団体の健康食品産業協議会も「健康食品全体を包括した枠組み作りが必要だ」と主張
するなど、見直し自体に目立った異論は出ていない。ただ、何をどう見直すかといった具体
的な方向性はまだ定まっていないのが現状だ。【山田泰蔵】

毎日新聞 2010年2月10日 東京朝刊 より引用・掲載。

 そう言えば...k林製薬の商品のネーミングは「おやじギャグ」的ですが、とにかく印象的で
コチラの購買意欲をそそって覚え易い(笑)。

 しかし、「トクホ」並みに、その効能・効果を勘違いしてしまいそうなものもあって...。

 もう1つはコチラ↓

不足栄養素、補う目的で

◇「がん予防」「老化防止」…期待しすぎは禁物

(中略)

 ビタミンやミネラルといえば、良い栄養素の代表格といったイメージがある。例えば、
緑黄野菜に多く含まれるベータカロテンやビタミンEは、細胞の損傷を防ぐとされる抗酸化
作用を持つため、がんの予防を期待して長期間摂取する人も多いようだ。どれほど効果があ
るのだろう。

 がんの疫学研究で知られる津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長によると、1980
年代以降、ベータカロテンやビタミンA、C、E、ミネラルのセレンなどを長期間摂取して
がんの死亡率などが減るかについて、数多くの臨床試験が行われてきた。

 中でも衝撃的だったのは、90年代半ばに米国やフィンランドなどで実施された喫煙者へ
の調査だ。ベータカロテンやビタミンEを約5~10年間摂取している群の方が、全く摂取
していない群よりも肺がんの死亡率が高かったのだ。

 その後も、ビタミンEなどを長期間摂取した場合の臨床試験が世界の医学雑誌に70以上
公表されている。これらを総合的にみると、ベータカロテン、ビタミンA、Eの長期的な補
給は死亡のリスクを上げ、ビタミンCとセレンは上げも下げもしないということになってい
る。

 こうした世界の調査結果などを紹介した「なぜ、『がん』になるのか?その予防学教えま
す。」(西村書店)を著した津金さんは「抗酸化栄養素は慢性的な栄養不足や特定の栄養素
が欠乏しているケースでは必要だが、がん予防のために服用するメリットはほとんどない」
と話す。がん予防に有効で安全なサプリメントはいまだに見つかっていないのが現状という。

    *

 国によって食生活が異なることから、必要なサプリメントが違ってくることも知っておき
たい。

 例えば最近人気のミネラル「セレン」。人の健康に必須の元素で、ビタミンEと同様に抗
酸化作用がある。欠乏すると動脈硬化や精子の減少などが生じる。厚生労働省は健康維持に
必要な目安の1日あたり推奨摂取量を、成人男性で30マイクログラム、女性で25マイク
ログラムと定めている。

 セレンは海藻類、卵、カツオやシラス干しなどの魚、鶏肉などに多く含まれる。これらを
よく食べる日本人は平均的に1日100マイクログラム以上を摂取しており、推奨量を十分
に取れていることになる。一方、海藻類の摂取量が少ないスウェーデン、英国などの西欧で
は不足しがちという。

 セレンを取り過ぎると疲労、吐き気、呼吸不全などの健康被害が生じることがある。日本
の厚労省にあたる米食品医薬品局(FDA)は08年3月、セレンを多く含むサプリメント
を取っていた23人が脱毛、下痢、関節痛、筋肉のけいれんなどを起こしたと公表している。
こうしたことから、健康食品問題に詳しい梅垣敬三・国立健康・栄養研究所情報センター長
は「既にセレンを十分に取っている人がサプリメントとしても摂取すると、過剰摂取になる
恐れがある」と指摘する。

    *

 サプリメントは健康に良いものだからと、つい多めに摂取しがちだが、過剰摂取は禁物だ。
特に、さまざまなミネラルが配合されたマルチミネラル製品は各成分の量に注意して選びた
い。

 東京都健康安全研究センターが03年と04年、市販されているミネラル補給サプリメント
を調べたところ、クロムを含む30製品のうち19製品で、1日目安摂取量のクロムが国
の1日推奨量(30~49歳女性)を超えていた。クロムは糖や脂質の代謝に大切な元素だ
が、長期にわたり摂取すると腎臓障害などが起きる恐れもある。

 調査にあたった植松洋子・同センター食品化学部副参事研究員は「マルチミネラル製品は
、配合されているミネラルが厚労省の推奨量に必ずしも沿ってはいない。業者はそれぞれの
成分量が推奨量の何割に相当するかを分かりやすく表示してほしい」と、消費者が過剰摂取
しないような表示を求める。

 ビタミンやミネラルは体に良い。だからといってたくさん取れば健康になれるというもの
ではない。「誰も知らないサプリメントの真実」(朝日新聞出版)を著した高田明和・浜松
医科大名誉教授は「高齢者などが不足しがちな栄養素を補うという意味では、サプリメント
は有益だ。しかしビタミンEのようなものをがんや老化などを防ぐ目的で長期間取っても、
効果はほとんど期待できない。そうしたことを知ったうえで活用することが大事」と話す。

毎日新聞 2010年2月9日 東京朝刊 より引用・掲載。

 何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」の様で(笑)。

 しかも...それが「積極的」で「前向き」な行動によるものならば同情出来るのですが、
「自分を"もの"・"他人"任せ」や「省力化」が動機なら考えものです。

 例えば、「神経」や「ホルモン」は、私達の意識もしない間に複雑なバランスをとって
我々を生かしてくれています(これを「ホメオスタシス」と言います)。

 そして、ホルモンなどには「まだ働きの良く分かっていないもの」や「認識されていな
いもの」も沢山あり、それらが私達の内と外との複雑な関係性を取り持ってくれています。

 更に、年齢や性別、環境、事故、心理的な要因などで、その「平衡機能」が保ち難い
状況になると、その「警告」や「非常手段」として私達は「痛み」や「発熱」、「疲れ」
などを感じます。

 その状況に「上手く対処」したり、「事前に察知し、早急に対処する」事が日常生活を
愉しく過ごすコツだと春風堂は考えています。

 「法律は知っているものの為にある」...そう申しますが、情報が錯綜する昨今、「何が
自分の健康に良いのか?」を知る為には、「綺麗」・「愉しい」と同様、それなりの積極
性と工夫が必要...でも、ワクワク愉しい作業でもあります。

 そのお手伝いをさせて頂いている春風堂です。

(参考)
 呼吸が変わる 姿勢が変わる 生き方が変わる
 完成図の無いジグソーパズル
 「凄い私!」 ~身体って凄い!~
 「シンドローム」は魔法の言葉?
 「"食"生活」を愉しく工夫する ~日常生活のバランス~
 「美容と健康」には「ヒミツ!とドリョク!」が必要!
 "オシャレ目線"と"健康"
 ご質問にお答えして ~補正下着について~
 「楽しい捻挫話」
 「コンドロイチン」と「ヒアルロン」
 身近な薬の正体 ~消炎鎮痛剤~
 お医者様も”予想外” ~自律神経失調症~
 身体の声の聴く ~自律神経による治癒反応~
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 "生きた人"を"みる"医療 ~ 東洋医学の世界 ~
 自分を知りたい!
 "利き○"にみる自分 ~クセとバランス~
 自分を知ることからすべては始まる
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by cute-qp | 2010-02-11 00:00 | 現代医療に想う

 今日はこちらの記事からご覧下さい↓。

要介護にならないように 「ロコモ」に注目

 メタボならぬロコモという言葉が近年、注目を集めている。ロコモティブシンドロームの略語
で、日本整形外科学会が提唱。骨や関節などの運動器の障害のため、要介護状態になる
危険性が高いことを示す概念だ。ロコモかどうかをチェックする方法や、予防運動も作られ
、専門家はロコモになる危険性を呼びかけている。

 ◆3つの病気

 「脳卒中などについて心配する人は多いが、運動器の障害についてはあまり意識されてい
ない」

 名戸ケ谷病院(千葉県柏市)の副院長、大江隆史医師はそう話す。一度直って退院したは
ずなのに、また別の運動器に障害が現れて再び病院に来て、やがて要介護になる。ここ10
年ほど、そんな傾向が高まっているという。

 医療現場で感じた危機感だけでなく、統計でも運動器の疾患が原因で要介護になる人が
多いため、大江医師は平成19年秋、日本整形外科学会理事長の中村耕三東大教授に相
談。その際にロコモという言葉が生まれ、20年には日本ロコモティブシンドローム研究会が
結成された。

 大江医師によると、ロコモの要因となる病気は3種類。骨の強度が低下する骨粗鬆(こつそ
しょう)症▽関節の軟骨がすり減り、痛みが出たりする変形性関節症▽神経の通り道である
脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなる脊柱管狭窄(きょうさく)症-で、
この3つの病気などが複合して起きたり、積み重なって運動器の機能が低下し、移動能力が
落ちてしまうという。

 ◆チェックと予防

 近年研究が始まったばかりのロコモだが、これまでの研究成果をもとに自分がロコモかど
うか点検する「ロコチェック」という方法もある。

 点検項目は、

 (1)片脚立ちで靴下がはけない
 (2)家の中でつまずいたり、滑ったりする
 (3)階段を上るのに手すりが必要
 (4)横断歩道を青信号の間に渡りきれない
 (5)15分くらい続けて歩けない-の5種類。

 (現時点で既に(6)2kg程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るの
が困難である (7)家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難
である が追加されています:笑:春風堂)

 1項目でも当てはまればロコモの可能性があるといい、大江医師は「持続的に症状がみら
れる場合は、医師の診察を受けたほうがいい」と話す。

 さらに、ロコモにならないための運動「ロコトレ」も提唱されている。骨の強度が弱まること
を防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくする開眼片脚立ちと、お尻や太ももの筋
肉の訓練であるスクワットの2種類だ。

 日本整形外科学会や日本ロコモティブシンドローム研究会のホームページで、詳しい運動
方法を紹介している。大江医師は「加齢のためある程度はしようがないが、高齢になっても
骨の強度を落ちにくくしたり、筋肉を鍛えたりすることができる。特に50歳ぐらいからは筋肉
が落ちるので、予防を考えてほしい」と呼びかけている。

                   ◇

 ■運動器健康維持が要介護状態を防ぐ

 平成19年の国民生活基礎調査によると、介護が必要になった主な原因として、脳卒中(2
3・3%)、認知症(14%)が上位を占めている。一方で、関節疾患(12・2%)が4位、骨折・
転倒(9・3%)が5位となっている。関節疾患と骨折・転倒を合わせると、5人に1人が運動器
の障害が原因で要介護状態になっており、要介護を防ぐためには運動器の健康維持が一
つの鍵を握っているといえそうだ。

11月11日14時27分配信 産経新聞

 ↑以上、引用終わり。

 「メタボリックシンドローム」の評価基準がまた下がり、「病人」の看板を背負う方が増加し続
ける今日この頃...(笑)

 「メタボ」基準値以下の人にも疾患が多かったりして、最近、その基準が疑問視される中の
この動向...「保険単価の引き下げ」とリンクしている様です。

 そして、今度は「ロコモティブシンドローム」ですか...なかなかの目の付けどころ。

 事実として「どんどん増加しつつある現象」の裾野を「シンドローム」と言う括りで「保険適用
内」に収めて「診断症状」とし、「不安感」と「診断名」で縛る...凄い!

 確かに、「社会現象」や「生活習慣」の傾向からして「要介護や各疾患予防の重要性」を取
り扱うは事は大切で素晴らしいと思いますが、

 ・「ファッション誌」が「マッチポンプ」で「今年の流行」を作る。
 ・「占い師」に自分の不安を確定して貰い、「逆説的に安心」する。
  (逆説:「問題は解決していない」が、「ああそうだったんだ」と諦め、言い訳がつく)

 などのノリも見え隠れして興味深く観てきました。
 
 「では!それで、どうしてくれるの?」...を調べてみると、「ロコトレ」なるものがあり

 ・スクワット
 ・閉眼片足立ち   などの他↓
  
 ・大腿四頭筋のトレーニング
 ・足の指でのタオル手繰り

 などの説明がありました。

 老化には「とにかく鍛えろ!」的展開で、肝心の「骨盤」・「膝」・「足首」・「全身の繋がり」
に視点がなく、このトレーニングをすると寧ろ「悪化する」事も予測されます。

 実際、整形外科の方々とお話していると身体の部分的な「縦横(上下・左右)」関係から
ようやく「斜め」感覚を言い出した所で、まだ全体的「アライメント」の感覚・感性には程遠い
様です。

 しかも、それが「運動器疾患」の枠を超えて影響するであろう事も(人体は1つの有機体
ですので)。

 この「ロコモ」に似たものに「運動器不安定症」があります。

 これは保険収載された疾患概念で、65歳以上であること、運動機能低下をきたす疾患
(またはその既往)が存在すること、日常生活自立度判定がランクJまたはAであること、
運動機能評価テストの項目を満たすこと、が条件とされます。

 対して、「ロコモ」はより広い概念で、運動器の障害による要介護の状態および、要介護
リスクの高い状態を指し、運動器障害は徐々に進行することから、自分で気付くことが重要
とあり?、これを難しい「専門医試験」を受けた「専門医」の先生が取り扱われるのだと思
うので「結局、どうなの?どうすりゃいいの?」と思いました。

 結論、「診断する」けど「自分で治してね」と言う事でしょうか?(自分の愁訴は結局自分で
治さないといけないのは事実ですが)

 しかし...以前は「よくわからない(病気)」を「特発性」や「本態性」などと表記するシステム
でしたが、「シンドローム(症候群)」とはなかなか。

 医師不足の中、歯科医さんや病院の廃業が多い今を象徴している様な出来事の様に思
いました。

(参考)
 日本臨床整形外科学会 ロコモティブ症候群
 ホントは何が問題? ~身を引き締めて考える~
 本当の「先生」・「教科書」は患者さん
 "バランス感覚”としての"虚実" (2)
 ヒポクラテス 「ヒポクラテス全集」より
 お医者様も”予想外” ~自律神経失調症~

(おまけ) 「メタボ」の8つの問題点
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by cute-qp | 2009-11-12 00:00 | 現代医療に想う

 今日、こんな記事を見かけました。呆れるばかりです↓。

患者目線 学ぶ「教科書」、医学生向けに発刊

 患者の気持ちを理解できる医師を育ててもらおうと、患者団体が医学生向けに「患者と作る
医学の教科書」(日総研出版)を発刊した。

 製薬会社ファイザーが支援している患者連携組織「ヘルスケア関連団体ネットワーキング
の会」(76団体加盟)に参加する患者らが中心となって執筆した。

 医学生は授業では知識の習得に追われ、患者と接する機会は少ない。そこで、この教科
書では、病気の解説のほか、「患者が診断時に気遣ってほしいこと」や「患者の悩み、患者
が抱える問題」なども盛り込んだ。

 「てんかん」の項目では、「『あなたは治りません。薬を飲み続けなければなりません』とは
っきり言われたが、もう少し勇気づける言い方があってもいいのではないか」と、患者の要望
を紹介している。

 執筆・編集に携わった中枢性尿崩症の会副代表の大木里美さんは「医師から『症例』と言
われて傷ついたことがある。患者を人間として見ることができる医師を育てるために活用して
ほしい」と話す。

 本書は医学部がある大学などに配布される。今回は、てんかんのほか、認知症、パーキ
ンソン病など25の疾患を取り上げた。一般の人も書店取り寄せなどで購入できる。2800円
(税込み。B5判280ページ)。

(2009年10月29日 読売新聞)

 ↑以上、引用終わり。

 医療が「如何に患者さんを見なくなっているか?」以上に、それ以前の「人としての素養
」の問題だと思います。

 「人づきあいのマニュアル本」が売れる時代ですからさもありなん。

 しかし...昔、解剖学教室の生徒がご献体と教科書を見比べて曰く「先生、このお身体は間
違っています」...と言った伝説がいよいよ現実のものとなりそうです。

 先日、学会にでてコリゴリしましたが(笑)、一見、「数値化」・「定義」は物事を明確にする様
に見えるものの、現実は様々で、得てして物事の本質を「断片化」、「形骸化」してしまいます。
(そして、それを「正解」として刷り込まれる教育は決して「医療」だけではありません。)

 結局、明確になるのは「病名を付ける」→「保険請求額の決定」だけです。

 実の所、「治す」のも「治る」のもその方の「お体」ですし、何方に関わらず「医療人」はその
お手伝いしか出来ません。

 そして、人の身体と心は余りにも奥深い...。

 だからこそ、お1人お1人の「存在」を刻々と良く観察させて頂き、「学ばせて頂く」気持ちが
大切なのではないか?と思う春風堂です。

 それは「教科書」に作り様がなく、寧ろ「患者さん」こそが「教科書」ではないでしょうか!

 我々は真摯に患者さんから学ばせて頂くのみです。今後とも宜しくお願い致します。

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by cute-qp | 2009-10-30 00:00 | 現代医療に想う

 今日は2つの記事をご紹介したいと思います。先ず、コチラ↓

ハイヒールで外反母趾

足の親指が外側に曲がる外反母趾
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 通勤や通学で一歩家を出れば、長い時間、靴を履いて過ごすことになる。また手軽な
全身運動として、ウォーキングも人気だ。

 しかし足に合っていない靴を履き続けると、姿勢を悪くしたり、病気の原因にもなりか
ねない。

 大学病院で長年、足の病気を診察してきた日本靴医学会理事長の井口傑(すぐる)
さんは「受診患者の4人に1人が外反母趾(がいはんぼし)で、増加傾向にある」と話す。
足の親指(母趾)が外側に曲がる病気で、進行すると痛くて普通の靴が履けず、姿勢を
崩して腰痛や肩こりの原因にもなるという。

 外反母趾の3大要因とされているのが「女性、遺伝、ハイヒール」だ。「女性」は関節が
柔らかで、筋力が弱く変形しやすいため。また「遺伝」は祖母、母、娘と親子で外反母趾
に苦しんでいる人も多いことから。「ハイヒール」は爪先が細く、かかとが高いため、体重
の80~90%が足先にかかり、親指が外側に曲がりやすいことから。

 (中略)

 このほか、足の指が曲がって固定してしまう槌趾(つちゆび)(ハンマートウ)も多い。爪先
に余裕がない靴で指が圧迫されるとなりやすい。また親指の爪の角を切りすぎ、爪先が薄
い靴を履いていると、爪が皮膚に食い込む陥入爪(巻き爪)を引き起こしやすい。

 井口さんは「正しい靴を選ぶことが、健康と病気予防の第一歩」と話す。次回から靴選び
の方法を具体的に見ていこう。

(2009年10月27日 読売新聞)

 ↑以上、引用終わり。

 「ハイヒールで外反母趾」とあるのに、それの原因が「「女性、遺伝、ハイヒール」とはいさ
さかお粗末に感じました(笑)。

 要は、「何故、ハイヒールだと外反母趾になり易いか?」だと思います。

 春風堂の考える、その大きな原因としては↓

 ・「大地を掴む様な足の指使い」になり、「槌指」や「巻き爪」、「偏平足」になる。
 ・「下腿骨(脛骨・腓骨)」の間隔が開き、「扁平なすね」になる。
 ・「膝」が突っ張り、「膝関節も扁平」になる。
 ・太股の前(主に大腿四頭筋)や横(腸脛靭帯他)が酷使され固まり、「骨盤を後方へ開く」。
 ・お尻の後ろの筋肉(梨状筋や大・中殿筋他)が後方に引っ張られ「骨盤が扁平になる」。
 ・「下半身」が扁平になり、体重を支える「アーチ」や「丸み」なしで身体を支える。


 などが複合的に関連していると見ています。

 なので、整形などで行われる「足の指で掴む」・「大腿四頭筋(膝を突っ張る)を鍛える」
などのトレーニングに疑問視する春風堂です。

 次の引用はコチラ↓

骨盤臓器脱 骨盤底筋が弱まり、膀胱などが膣から体外へ

 ◇臓器持ち上げ網で補強 新手術法、負担少なく 実施病院も増加

 約2年前、千葉県に住む女性(69)は下腹部に違和感を覚えるようになった。痛み
はなかったが、やがて尿が思うように出なくなった。陰部に圧迫感があり、尿が脇へ
流れ出ることも。夜、3~4回トイレに通っても残尿感がとれない。とうとう膣(ちつ)か
ら何かが出てきた。丸いボールのような「それ」は、鏡の前で裸になると見えるほどに
なった。「これは普通じゃない」。別の病気で通っていた病院でパンフレットを探し、
「骨盤臓器脱」という病名を見つけた。症状がぴったり合っていた。

 骨盤臓器脱とは、膀胱(ぼうこう)、子宮、直腸などの骨盤内にある臓器が、通常の
位置よりも下がり、膣から体外に出てくる病気のこと。骨盤の底でハンモックのように
骨盤内の臓器を支える「骨盤底筋群」が、出産などによって引き伸ばされ、閉経に伴
って女性ホルモンが減ることによって、さらに支える力が弱くなると発症すると推測さ
れる。


 スウェーデンの調査では、20~59歳の女性の31%、出産経験者の44%が、無
症状や軽度のものも含めた骨盤臓器脱
と報告された。国内の調査はないが、陰部
の症状のため相談できない女性が多いとみられる。

 千葉県の女性も2人の子どもの出産経験があった。病院を受診すると、膀胱と子宮
の一部が体外に出ていると診断された。今年7月、下がった臓器を持ち上げ、膣の壁
と臓器の間に、人工素材で編んだ網(メッシュ)を入れて補強する手術を受けると、さ
まざまな症状が消えた。メッシュを使う手術法は、00年にフランスで開発された。従
来の子宮を摘出して膣の粘膜を縫い縮める手術より、患者の負担が軽く、再発の恐れ
も少ないという。「こんなに楽になるなら、もっと早く受診しておけばよかった。手術時間
も短く、楽だった」と、女性は声を弾ませた。

 だが、その相談先が問題だ。病院では、産婦人科と泌尿器科の境界領域の症状。ま
た、医療関係者の認知度も低く、命にかかわる病気ではないため、対応が遅れがちと
いう。骨盤臓器脱や尿漏れを克服した患者の会「ひまわり会」(事務局・大阪市)が、
今年5~6月に骨盤臓器脱に関する電話相談を実施したところ、1000件以上の相談
が殺到した。5~10年も悩み続けた女性や、臓器が完全に体外に出ているような重症
者が多かった。


 亀田総合病院ウロギネ(泌尿器科と婦人科をそれぞれ表す英語の略語の「ウロ」と
「ギネ」を合わせた言葉)センターの野村昌良・副センター長は「日常生活で困ったり、
有効な治療を受けていない女性が、かなりの数いることが推定される。メッシュ手術など
の治療に積極的に取り組む医療機関も増えてきた。我慢をせず、早めに医療機関や相談
窓口を訪ねてほしい」と、早期受診を呼びかける。【永山悦子】

 ◇骨盤臓器脱の主な症状

 ・膣のあたりに今までにない違和感がある
 ・おなかの中が下がってきたような気持ち悪さがある
 ・以前あった尿漏れが、最近なくなった
 ・座ると陰部のあたりで、何かが押し込まれる感じがする
 ・風呂などで、何か丸い異物が出てきているのに触れた
 ・残便感、残尿感があり、スッキリしない

(毎日新聞 2009年10月28日 東京朝刊)

 ↑以上、引用終わり。

 現在の少年少女の姿勢を観て、この様な事になることは予測していましたが、この記事
から、事態は春風堂の予想を遥かに超えたものになっている事を思い知りました。

 結局、「骨盤底筋」(骨盤)を引き締める力が甚だしく衰えて来ている端的な現象だと感じ
ました。

 他、「増える大腿骨骨折手術で早期リハビリに道」 (2009年10月15日 読売新聞)との記事もありましたが、全部関連する問題の様に感じています。

 尚、現在、「センタリング呼吸法」では「竹踏み」を使った(足の裏と足の指)呼吸法を行っ
ております。

 「足の裏と足の指」及び「足首」の状況の変化と骨盤と呼吸の関係が良くわかる切り口
となっています。
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            K野先生は「ローズちゃん」 春風堂はやはりコレ?

(おまけ)
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by cute-qp | 2009-10-29 00:00 | 現代医療に想う

 今日はこちらの記事からご覧ください↓。

骨盤底筋を鍛える

 膀胱(ぼうこう)や子宮などの臓器を支える骨盤底筋(こつばんていきん)が弱くなっている
と、尿漏れになりやすい。そのため骨盤底筋を鍛えることで、尿漏れの予防や改善につな
げることができる。

 尿漏れの電話相談を行っているNPO法人日本コンチネンス協会(東京)の寺内淳子さん
に骨盤底筋体操のやり方を教わった。

 姿勢は自由で、立っていても座っていてもいい。〈1〉体の力を抜いて、リラックスする〈2〉
肛門(こうもん)と膣(ちつ)を締める。ゆっくり「1、2、3…」と五つ数えてから、緩める。これ
を5回繰り返す〈3〉次に、縮めたらすぐに緩める。これを5回繰り返す。〈1〉~〈3〉を1セッ
トとし、1日10セット行う。一度にまとめて10セットするのではなく、1日で何回かに分けて
行う。毎日続けて、効果が表れるには3か月ほどかかる。

 特にせきやくしゃみ、スポーツをしたときなどに尿が漏れる「腹圧性尿失禁」の場合、骨盤
底筋体操で40~50%の人は症状が改善するという。加齢により膀胱のコントロールがう
まくいかない「切迫性尿失禁」の場合でも、体操の効果はあるそうだ。

 「おなかやお尻に力が入らないよう、肛門や膣を軽くふさぐような感覚でやってみましょう」
と寺内さん。うまく締められているか心配なら、入浴時に、肛門のわきの辺りを触って、縮
めたり緩めたりして確認する。

 地味な筋力トレーニングなので、毎日続けるためには生活の中での習慣づけが大切だ。
例えば、<朝起きあがる前に布団のなかで><通勤途中の電車のなかで>など日常の
行動のなかに組み込むようにする。「簡単なので、尿漏れで困っている人はもちろん、そう
でない人も予防のために取り組んでほしい」と寺内さんは話している。

 ↑以上、引用終わり。

 電車に乗って思いますのが最近の女性の立ち居振る舞いのひどさ・・・

 ① 履き切れていない(基本的に無理があります)「ピンヒール」を「膝と腰を突っ張らせ
   てのガタガタ歩き」。
 ② 「骨盤を締めるつもりで?」もしくは「ミニの中身を見せない為?」
    に「膝を寄せて歩く・座る」。
 ③ 身体を冷やす「ローライズ」や「スリッパ系履きもの」。

 上げてみればきりがありませんが、日常や文化習慣、ファッションの衰退を感じ・・・そりゃ
、「婦人病」人口が増加するでしょうね・・・と思っています。

 一方で、「骨盤ブーム」と言う事もあり、一生懸命「骨盤閉め」に励んでいる方もお見かけ
いたします。

 ところが、元々、その感覚を間違い易いのに加え、情報発信をしている媒体が「いい
加減な理解」で「いい加減な情報」を流している為、「膝、ふともも、腰、お尻」がガチガチ
に固めて歪んでいる方をよくお見かけします。

 単に、「お尻を固める事」が「ヒップアップ」ではありませんし、「腰を反らして」も「良い
姿勢」とは言えないのですね。

 あくまで「薄筋」を使って「骨盤底筋を閉める」のがポイントです・・・「女」の「又」に
「力」です、ハイ!・・・""めて参りましょう。


(参考)
 ① 「美容と健康」には「ヒミツ!とドリョク!」が必要!
 ② "骨盤底筋の締め付け"と"骨盤の締め"
 ③ "無かった事"で本当に良いの?
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by cute-qp | 2009-07-17 00:00 | 現代医療に想う