身体の声の聴く ~自律神経による治癒反応~

 今日は、「自律神経」の働きの一面である「治癒反応」から「身体の声の聴く」
事についてお話し致します。

 私達が愁訴を得た時、「疼痛」や「発熱」、「腫れ」、「かゆみ」などが現れます。

 いかんせん、これを私達は「身体の間違った反応」とか「異常反応」と見なして
しまう事が多い様に思います。

 しかし、「発熱」が感染などにおける「免疫系の活性化」である様に、「痛み」や
「腫れ」も身体の自己修復作用に伴う反応や変化なのです。

 また、病状が回復する前に、激しい反応が出る事があります。

 これは「自律神経のバランス作用」による影響で、例えば、症状の「振り幅」が
大きい場合、これを元に戻そうとする「揺り戻し」も大きくなる訳で「排泄」作用が
激しく出たりします。
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 従いまして、その状況で「咳止め」や「鎮痛剤」を服用する事は、自律神経の
バランス作用を麻痺させるだけでなく、身体は痛みを押し込めた状況でのバラ
ンスを取ろうとして、病状が更に悪化したり長引いたりします。

 以下は野口晴哉先生(著)「風邪の効用」の序からの引用です↓

 風邪は誰も引くし、またいつもある。夏でも、冬でも、秋でも、春でも、どこか
で誰かが引いている。他の病気のように季節があったり稀にしかないのと違って
年中ある。しかし稀に風邪を引かない人もいる。
 本当に丈夫でその生活が体に適っているか、そうでなければ適応感受性が鈍
っているかであって、後者の場合、癌とか脳溢血とか、また心臓障害等になる
傾向の人に多い。
 無病だと威張っていたらポックリ重い病気にやられてしまったという人が風邪
に鈍い。最近、風邪の細菌が痛の治療を行なうとか、結核と痛は両立しないと
かいう説が現われだしているが、もっともなことと思う。

 体量配分を測定していると、配分比に乱れが多くなると風邪を引く人が多く、
風邪を経過してしまうと、体量配分此は風邪を引く前よりバランスがとれるとい
うことが判る。
 風邪は自然の整体法なのではないかと、測定に当たった人達は考えるように
なったが、風邪が偏り運動修正や潜在的偏り疲労の調整を行なっていることは
事実である。

 (中略)

 風邪は万病のもとという言葉に脅かされて自然に経過することを忘れ、治さ
ねば治らぬもののように思い込んで、風邪を引くような体の偏りを正すのだと
いうことを無視してしまうことはよくない。

 体を正し、生活を改め、経過を待つべきである。

 このようにすれば、風邪が体の掃除になり、安全弁としてのはたらきをもって
いることが判るだろう。

 ↑以上、引用終わり。

 この様に、私達は「身体の声を聴く」事により、「大難を小難、小難を無難」出
来るのみならず、「自分を整えたり」、「なりたい自分に向かう」切っ掛けを掴め
と思います。

 セカンドオピニオンが普及した今日、診断や治療方針について様々な医師の
意見を聞ける時代になりました。

 しかし、その「決断」は医師でなく、自分自身が行うもので、自分の感性と
知識が重要となります。

 その為にも日頃から「身体の声を聴く」事が大切です。
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by cute-qp | 2008-08-04 00:00