「味わいと積み重ね (追記あり)」

 「同じ事を繰り返し行う」

 「同じ内容が元となり展開される」

 「原理がシンプルである」

 こんな感じのモノには必ず大切な事柄が詰まっています。

 そして、その味わいは、繰返し繰返し、積み重ねなければ、

 自分の中に味としてにじみ出て来ません。

 そう言う意味で、

 「無形以前」

 「居合(剣の素振り)」

 「登拝(実践歩法)」

 は、私の三本柱、大基本...

 K野先生や修験道の先生から頂いた「財産」や「宝物」と言って良いです。

 ひつこく、やればやる程、色々、学びがあります。

 正直、申し上げますと....今日の稽古の内容は、

 「無形以前」と「居合」を積み重ねていない限り、とっつけるハズがありません。

 それがハッキリした感じでした。

 大切な「財産」を頂いている事を忘れてはいませんか?

 遠回りした自己反省ですが、

 凄い先生の凄い工夫や道具...

 それに、取り敢えず、取っ付いたこと、

 取り敢えず、直ぐ手に入れたこと、

 取り敢えず、数回習ったこと、

 そこで「積読」・「満足」するのではなく、

 自分のモノにせねばな...と想うのです。

 その点に気づくと、とても大事なものを最初に頂いている事が分かります。

 そして、伝統・本質的な道ほど、最初に「一番難しい事を授かる」と言う事も...。


 私事ですが...「登拝」も一度登った位で分かるものではありません。

 「ちょっと登っただけ」って言うのが一番勘違いし易い...。

 その真相・真理と問いつつ、心身を作るのには「継続」が必要です。

 そして、御指摘やヒントは頂けますが、

 結局、「実修実験」し「自得して行く」ものだと思います。

 同じく「大基本」となる稽古にはそれが共通するのです。

 だから、大切に繰返し、積み重ねです。


 【追記】 周利槃特(しゅりはんどく)

 私を支えてくれた事柄の中に、この逸話があり、ご紹介致します ⇓

  周利槃特は、『仏説阿弥陀経』に、お釈迦様の七番目の弟子として
 出て来る「周利槃陀伽(チューダ・パンダカ)」のことです。

  十大弟子に数えられる方ですが、この人は勉強が出来ず、
 それどころか、自分の名前も書けません。

  名前を呼ばれても周りの人から言われて自分のことだとやっとわかる
 ほど。

  なので、お釈迦様の教えを聞いても理解できず、すぐに忘れてしまう。

  でも、悟りを求める心は人一倍でした。

  槃特は兄に誘われてお釈迦様の弟子となったのですが、この兄は
 聡明で、一方、彼は一つの句さえも記憶できず、修行の作法や方法も
 覚えられません。

  何年も修行を続けるのですが、彼は自分の才能の無さに絶望し、教団
 を去ろうとします。

  しかし、お釈迦様の「自らの愚を知る者は真の知恵者である」という言葉
 を聞いて思いとどまります。

  ただ、彼にはどの修行も無理で、お釈迦様は彼に掃除を修行として与え
 ます。

  一本の箒を与え、「垢を流し、塵を除く」と唱えさせ、精舎を掃除させ、彼は
 一心に掃除をします。

  唱える言葉さえ、忘れますが、彼は必死です。

  そんな修行を何年も続ける彼を周囲の弟子は馬鹿にします。しかし、彼は
 ひたすら修行に励みます。

  何年もたったある日、彼はお釈迦様に「きれいになったでしょうか?」と尋ね
 ます。

  しかし、お釈迦様は「駄目だ」と仰います。どれほど隅から隅まできれい
 にしてもまだ駄目だといわれ、それでも黙々と掃除を続けました。

  ある時、子どもたちが遊んでいてせっかくきれいに掃除をした所を汚して
 しまいました。

  彼は思わず箒を振り上げ怒鳴りました。その瞬間...彼は本当に汚れている
 所に気がつきます。

  以来、汚れが落ちにくいのは人の心も同じだと悟り、ついに仏の教えを理解
 し、阿羅漢果を得たとされます。

 ⇑ 以上、引用終わり。

  ホント?と想う位強烈な逸話で、賢い人なら絶対やらない事でしょうが、

  だからこそ、愚直にひとつのことを懸命に積み上げる意味と

  その信念が胸に響くものがあり、

  以来、私もそうありたいと思いました。


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2017-04-02 00:00 | バランス運動療法・調整法