「仏の顔」

 仏像彫刻をしていて想うのは、

 技量の上下に関わらず、皆さん、独自の仏様の「顔」を持っていること。

 そして、キャリアの長い方程、

 何となく、その方のお顔や性格に似ている気がします。

 強面の天部の像を彫られていても、

 どこか、お顔が「恵比寿顔」になってしまうある先輩。

 結局、像は自分の心の鏡になっているのかもしれません。

 そう言えば、ある有名な大仏師さんの香合仏が売りに出ていました。

 ただ...由緒書きもあるものの、顔が違う。

 まぁ、工房となると、小物は一からお弟子さんが彫る様ですが、

 師匠銘を入れているのに、これだけ雰囲気を似せていないというのも...。

 それ以上に、どう見ても、良いなあ~と思えない。

 K野先生と「これ作っている人が愉しんでないよね~」って話していました。

 廉価版の機械彫りでも活き活きしているのもあるのに残念!
 (時々、呼び止められることがあります)

 全部出てしまうんだな~。

 それが世に出回るって怖いなあ~って想いました。

 「仏像彫刻に必要なのは上手さより根気、それと人間性」

 そう最初に教えて頂いたのですが、

 なんだか、それを垣間見た気がします。

 像に自分を映しながら、日々、それを観照、

 素直に根気良く、本来の自分を彫り出して行く。

 日々も同じかと。
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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2016-06-06 00:00