「研ぎ続ける」

 田舎では定期的に「草刈り」をするのですが、

 最近、それを手伝うようになりました。

 除草剤が使えれば良いのですが、

 周囲に田畑や住居があると差し障りがあるので、

 草刈り機や鎌、鉈(なた)、鋸などを用います。

 私は街育ちで、その使い方や手入れが下手...
 (日頃、使わないんですから当然ですが)

 対して、高齢になった父は使い慣れたもの...すいすい使う。

 道具を使う面白さをここでも感じました。

 で、都度、道具を「研ぐ」のですが、これが上手く行かない。

 一生懸命研いでも、

 「ガタガタや!」

 「丸う研いで、切れん様にしてどうすんねん!」...など言われる始末です。

 で、俄然、面白くなりまして、「研ぎ」を研究する事に。

 すると段々と砥石の使い方や研ぎ方のコツが分かって来たのでした。

 面白いのは、研ぎ方が見え、切れ味が出て来た出た刃物を持つと、

 ものの切り方や道具の使い方が少しずつ見えてくるんです。

 道具の特性、持ち加減、ベクトルや刃筋、力の伝え方とか。

 如何せん、私はまだギンギンに刃を立てるだけのレベルなんですが、

 父や農家のおじいさんの刃の研ぎと見ると、

 道具の特性を最高に活かした刃の立て方をしてるんですね。

 だから、切れ味爽やかで力めない...凄いと想いました。

 それでも、プロの研ぎ師の刃付けには敵わないそうで、

 プロ研ぎの道具を拝見すると独特な砥ぎ方になっていました。

 今でも、宮大工さんの修行は生涯、「研ぎに始まり研ぎに終わる」そうですが、

 そこから、自分の仕事が都度、観えて来るのだと感じました。

 「自分を研ぐ」...と言う事に繋がるのかもしれません。

 ちなみに、色々な刃物を研いで、体に刃の感覚や研ぎ感が残ったのか?

 刀を持ったリアル感がとても増しているのに驚きました。

 木刀を持っても刃の切れ味を意識出来るのです。

 で、「切れない素振り」してたな...と思いました。

 必要に応じ、様々な道具に問いながら、

 自分を研ぎ続けようと想いました。 

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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2015-11-06 00:00 | バランス運動療法・調整法