「新・畳の水練」

 「畳の水練」はその名の通り、

 理屈や方法を知っているだけで、実際の役に立たない事の例えです。

 全くその通りで、水の中の実践ありきが大前提だと感じます。

 しかし、ここ数年、水泳に関わらせて頂く中、

 生徒さんの「歪み」や「固まり」が酷く、指導する先生方の指導の範疇を越えていたり、

 先生方ご自身が「各関節の不調」や「陸上生活の不具合」、「冷え」を訴えられ、

 その意味合いで「畳の水練」がどうしても欠かせなくなっています。

 と申しますと「陸上トレーニングですか?」となるのですが、

 いわゆる「筋トレ」や「ストレッチ」など、従来の水泳法を補完する方法ではなく、

 「呼吸」を用い、心身をリラックスさせながら、

 「重力」と兼ね合う「バランス感覚や運動」を身に付けることを主眼としています。

 私としては、陸であろうと水の中であろうとやることは同じと考えているからです。
 (なので、「バランス運動泳法」と称しました)

 ただ、私達は「陸上」を「二本足」で生活する様に身体が出来ていて、

 「水」と「陸」の事情の違いを踏まえておくのが大切だと思っております。

 例えば、プールの中で滑っても、激しくこける方はいらっしゃいません。

 「浮力」があるからです。

 なので「水の中で身体は浮く」ことに心と体が気付けば、

 かなりバランスが悪く、力んでいても「浮力」で誤魔化すことも可能です。

 それ以前に、私達の身体は「キック」の足遣いで陸上を歩けません。

 「陸上」ではありえない姿勢やバランスを取れる(取らせる)環境だと言うことです。

 そのことが様々な不調や不具合、目的の障害になっていることに気付きました。

 そこで、私達人間が本来持っている身体の特徴をよく踏まえ、

 陸上でのバランス感覚と運動の稽古を通し、「正しい重力感・浮力感」を身に付け、

 それを水の中に応用し、健康や技術の向上に繋げて頂こうと思っております。

 また、水の中でのリハビリと陸でのバランス運動を繋げることも視野に入れています。


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 ちなみに、「バランス運動泳法」を組み立てる切っ掛けになったのは、

 畳に寝て「センタリング呼吸法」を自習していた時です。

 様々な態勢で、頭が浮き、頸が伸びる位置に全身を繋げる練習をしていた時、

 バランスの中、リラックスした状態で手足が浮く経験をしたのが切っ掛けでした。

 陸上でも「浮力」が生み出せることを知った瞬間です。

 そこで「骨盤時計」と「体位」を組み合わせてみたところ、

 陸上で4泳法や横泳ぎなどが表現出来ました。

 40年来の常識が根底から覆りました。 


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-11-18 00:00 | バランス運動療法・調整法