「感じる水泳」

 先月から始めました「水泳の個人指導を始めました ~バランス運動泳法~」ですが、

 本日は25mを泳ぐのが難しい方のご指導をさせて頂きました。

 ・ 先ずは「背面」と「うつ伏せ」で浮く練習。

   ① 自分の「緊張」に気付く。

     a. 「身体は自然に浮く」と言う「経験」や「感覚」の欠如
     b. 「苦手意識」は「不必要な感情」を生じさせる。
     c. 「義 務 感」は「不必要な発想」を生じさせる。       

     ことが意識・無意識に緊張を生む。その事に気付く。

     「背面」や「うつ伏せ」で一緒に「浮き」を表現し、
     その状態の身体を誘導したり、観察することでその差を比較して頂く。

   ② 「緊張しなければ身体は浮く」ことを「愉しむ」

      感じた緊張を可能な限りほどき、

      補助を介し、目線と頭を決めると身体がバランスすることを体感して頂く。

      身体がバランスすることで、心身がリラックスし、必要な緊張を学べる。

   ③ 壁や床を蹴らず、水面に乗り、バランスを取る。

      蹴らないことで「水面張力」や「浮力」を感じ、そこに乗る感覚を身に付ける。

      「玉乗り」の様に、自分のバランスの中に「水」を加える。

      「水」を「敵」にせず、「味方」にし、「水を纏う」

   ④ 頭と頸のバランス、頭と仙骨のバランスは浮きにどう影響するか?

      a. 「後頭部」と「頸部」
         「後頭部」を「仙骨」 に手を当てて浮き、そのバランスを変えることで、

         「身体のバランスの変化」が「浮きに与える影響」を体感する。

      b. 「溺れる」と「浮く・沈む」ことは違う。「沈む」ことは悪ではない。

         「溺れる」⇒「アンバランス」
         頭を上手く使えば、「バランス良く」、浮き、沈み出来る。

         これを利用して、水中でバランスし遊ぶ。

   ⑤ バランスの邪魔になっている行動にフォーカスして行く。

      例えば、「関節」を突っ張る行動

  ・ バランスとアンカーの感覚を身に付ける。

   ① 「進まなくていい」泳ぎの体得。

      「伏し浮き」を「I・Y・X」にコントロール⇒手でかかない・足で蹴らない動き
                                       ⇓
                               手・足は「バランサー」(あめんぼ)

   ② 伏し浮きの状態で、足でバランスを取り、

     a. 手をかかず、水を掴まない様、胸の前で平たく動かす。
     b.         〃         、頭上からソケイ部までジグザグに動かす。
     C.         〃         、      〃      脱力し、落として行く。

     これらを通じ、「浮き・沈み」の切り替えと「アンカー」の感覚を掴む。

   ③ 頭や頸が伸びる方向を意識する。

      「浮く」頭や頸の位置をそれらが「伸びる」位置へと誘導する。
                       ⇓
      そのベクトルの変化を感じる練習 ⇒ 陸上で言う「重心移動」

      「イッカクの角」(ホントは牙だが)の方向
      「水生ほ乳類のソナー」の伝わり      

   ④ 手なしドルフィンキック

     「バタフライ」を全く意識する必要なく、バランス感覚でそれっぽい動きに挑戦する。
     「海蛇」に近いかもしれない。

     模範し、挑戦して頂いたのは、

     a. 通常の手なしドルフィンキック
     b. 背面の手なしドルフィンキック
     c. 左右側臥位の手なしドルフィンキック

 以上を約1時間少しで行いました。

 一般的に、バタ足で25m無理な方に「バタフライ」はさせません。

 でも、出来ると思ったんです(本伝から体験して頂く発想なら:業務連絡)。

 勿論、たった一回ですから、内容や形は不問ですが、ドルフィンで25m泳がれました。

 印象的だったのは、自分の緊張にお気付きになり「爆笑」されたこと。

 自分を笑える位、気付き、感じて頂ければ大したものです。

 また、緊張が解け、伏し浮きでバタ足した時、足元方向に進んで驚かれたこと。

 皆さんもバタ足すれば必ず、頭方向に進むと思っていませんか?

 力まず、バランスを利用して泳げる様になると、

 バタ足で「前後」や「停止」、「方向転換」が出来るんです。

 なので、今までのこの方のバタ足は進行方向にブレーキを掛け、

 効率が悪く、緊張を伴うものだと判明しました。

 模範遊泳し、私自身が印象深かったのは、

 頭と仙骨を上手くバランスさせると、仙腸関節の動きが全身に波動として伝わること。

 それはまた「重心移動」・「呼吸の間」として上手く使えること。

 「競技」や「授業」に拘らなければ、泳ぎの常識は変わること。

 「直観」と「感覚」の重要性などです。

 尚、この「直観」と「感覚」については別途改めてお話します。

 今回も、感じる・気付くことを中心に、非常に愉しいレクチャーが出来ました。

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 (参考)
  「バランスの取れる心地良さ」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-11-07 00:00 | バランス運動療法・調整法