「味わい・ブレンド」

 先日、K野先生の秘密基地を訪問した際、「お香」のお話になりました。

 「沈香」と言っても、その産出国で様々な香りの差があり、

 それをして「六国五味」などとも呼ばれるそうです。

 専門家ではありませんので、ハッキリしたことは分かり兼ねますが、

 それでも「辛い・甘い・酸っぱい・苦い・(しおからいは分かりません)」や

 「軽い・重い」、「浅い・深い」、「薄い・濃い」などを感じます。

 その違いを感じ、焚き方や焚く順番、組み合わせなどを工夫しますと、

 部屋の雰囲気や自分の精神状態が落ち着き、本当に心地良いです。

 そして、K野先生は最近、「ブレンド」も工夫されているそうです。

 ある産出国の沈香は、それ単独では「苦味」や「渋味」があり、

 聞くには余り面白くない感じがありました。

 しかしながら、ここに「甘味」のあるお香をブレンドしますと、

 「苦・渋」が「芯」となり、「甘味」の「雑さ・軽さ」を良く押さえ、誠に味わい深い香りでした。

 「ブレンド」には、「粉末」にした香木を用いられています。

 香木はあくまで「自然」のものですので、樹脂の量や成分にはバラツキがあります。

 これを粉末にすることで、「聞香」には向かないのかもしれませんが、

 聞きたい香りの質を一定にしたり、「ブレンド」などを楽しめます。

 コーヒーなどでも「レギュラー」と「ブレンド」がありますが、

 工夫次第で、色々と愉しめるとのだなと思いました。

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 ここで、私に響いたことは「味わう(感じる)」と言うことでした。

 お香と言うものを知らない時、「香=線香」位の感覚でしたが、

 様々なお香に触れさせて頂く中、「味わえる」様になって来ました。

 人それぞれ、五感の中で得意不得意はあるでしょうが、

 「嗅覚」は感覚器を通さず、脳に直結する為、心身への影響が大きく、

 また、「膻中」が緩み、物事を素直に受け取り易くなって来たことや、
 (「バランスの取れる心地良さ」

 「五感」に「バランス感覚」が融合して来たことが

 私の「味わい」に繋がったのかもしれません。

 この「バランス感覚」は、いわゆる「平衡感覚」や「重力感」に加え、

 表在感覚(触覚、痛覚、温度覚)、深部覚(圧覚、位置覚、振動覚など)、

 皮質性感覚(二点識別覚、立体識別能力など)、内臓感覚などもあり、

 それが「五感」に寄り添い、融合することが、とても面白く、大切に思います。

 これは説明不能...「感じるお手伝い」しか出来ません。

 そして...今回の「ブレンド」にも響くものがありました。

 コーヒー専門家に「ブレンド」とは何か?問うてみると、

 味の「苦味・酸味・コク」や「香り」のバランスを調整し、各豆の持ち味を活かしつつ、

 ストレートにはない広がりや円やかさ、新しい風味等を求める事なのだそうです。

 何かを「感じ」、「バランスさせる感覚や工夫」なしには出来ないことですね。

 とても響きました(聴覚が一番得意なのでそう感じました)。

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 その辺から、私の一人遊びは

 「感じる」

 「バランス感覚」

 「それを支える素直さ・愉しさ」 が芯になって来ている気がします。

 そして、それを「感じて」頂ける様な施術や研究会にして行きたいと思います。

 「形」や「説明」ではなく、

 その方に響くもの、味わいが、その人なりを導くことを信じて。 

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 (参考)
  「合気の心身研究会 2014/10/26」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-10-28 00:00