「真理は自分の中に」

 本日、高野山で行われている秋の「結縁灌頂」(金剛界)を受けて来ました。
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 「結縁灌頂」とは、目隠しをして曼荼羅(今回は金剛界)の上に花や樒(しきみ)を落と
し、落ちた場所の御仏と「ご縁を結ぶ儀式」の言います。

 高野山は我が家の墓所なのですが、そこで行われる「結縁灌頂」は春・秋の3日のみ
で、仕事の都合がなかなかつかず、今回、ようやくの参加となりました。

 毎年、沢山の方がご参加で、巡礼を兼ね、泊まり込みで受け付けに備える(予約不可
の為)方も多く、受付8時を目指し、始発で大阪を出発。

 残念ながら最初の第一班には漏れましたが、9時からの第二班の先頭に入ることが
出来ました。

 会場は「根本大塔」(立体曼陀羅のある)の横の金堂で行われました。
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 先ず「南無大師遍照金剛」を唱え、金堂へと入場。堂内は足元の蝋燭のみの真っ暗
な世界です。

 入場後、阿闍梨様から「三昧耶戒」を受け、「大日如来と私は一体」の意味がある印
と真言を授かります。

 次に、待合に進み、弘法大師と四社明神の掛け軸にご焼香。後、印を結び、目隠しを
され、真言を唱えながら僧侶の誘導で入場します。

 誘導は、4人一列で、私は今回、誘導される先頭でした。後ろの3人の方は印の先を
前にいる人間の背中から離れない様について行きます(トガリネズミの行進みたいです)。

 この印ですが、催眠療法に使うある手法に似ています。実際、同じ感覚がありました。

 また、その印で樒を挟んでいるので、目隠し誘導されても何とか身体のバランスは取れ
るのが興味深い。

 そこから堂内をぐるぐる回ります。

 目隠しされ、自分の発するものも含め、波の様な真言の海に入り、トランス状態へ...
足の感覚だけで定かではありませんが、何となく、金剛界曼荼羅のブロック毎に、歩み
を導かれ、それが仏の世界を巡る体験になっている気がしました。

 道教や神道、密教にみる「反閇(へんばい)」や「禹歩(うほ)」にも通じるかもしれません。

 そこから、金剛界曼荼羅の前まで導いて頂き、樒を投花。真ん中の大日如来様との
ご縁を頂きました。

 その後、ひとりで大阿闍梨様の前へ出て、手や額に五鈷杵を持たせて頂きながら頭頂
に香水を受けました。

 キリスト教などでみる「洗礼」に似た部分もありそうですが、スコっと頭から身体まで
すっきりしたのが印象的でした。

 直後、大日如来の宝冠を戴き、銅鏡で自分の姿を拝見しつつ、「これが大日如来様と
ご縁を結んだ表情です」と大阿闍梨様から仰いました。

 印象的だったのは、普段、目にする鏡と異なり、心の内面まで写す様な銅鏡の輝き。 

 「自分と真理は生涯一体」
 「自分の中に問いかけ、自分を信じ続ける努力をすること」

 総じて「本来の自分と出会い、これと真摯に向き合うことが大切」

 そんなことを銅鏡越しに映し出された気がしました。

 お陰さまで、約1時間半弱の貴重で清々しい経験をさせて頂きました。

 明日からまた、頑張ってお仕事出来ます。

 来春は必ず「胎蔵界の結縁灌頂」を受けたいと思います。

 以下は、今回、授与されたものです⇓
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 上左端 : 結縁灌頂血脈
 上  中 : 結縁した仏の御名
 上右端 : 結縁灌頂御守
   下  : 目隠し(和紙に大日如来様が描かれ、灌頂後に朱印を頂きます)
 下右端 : 投花した樒

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 (参考)
  「潅頂」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-10-03 00:00