「アイソレーションと脱力」

 当初、K野先生が学ばれた「サイクリックヨガ」には「抜く」観点がなかったのだそうです。

 そこで「抜く」要素を入れれば良いのではとご提案されたとか。

 提案されたことも凄いですが、すぐさま、取り入れたヨガの先生も凄いと思いました。

 この「サイクリック呼吸法」が週末から頭にこびりついて離れませんでした。

 そして仕事中、固まる患者さんのお身体を拝見しながら、

 ふと「このお身体がアイソレーション出来る様になれば」と感じ、ハッとしました。

 「Isolate」とは、

 「孤立させる、隔離する、分離する、単離させる、遊離させる」などの意味があり、

 「Isolation」は西洋舞踏・演劇では必ず練習されるものです。

 しかし、様々な方向に体を「動かす」と言う視点の練習がほとんどで、

 「順に呼吸で入れて”抜いて行く”」観点でやっている人はほぼいません。

 「灯台もと暗し」...何でこんなことに気付かなかったのだろうと思いました。

 確認の為、優れた方々のアイソレーションを見ましたが、

 非常に上手く、呼吸に合わせ、順に抜いて連動させています。

 ところが、レッスンする際、これを一定のリズムや音楽に乗せてやることが殆どなので、
 (リズムトレーニングや愉しく練習を行う為)

 本来の「アイソレーション」の意味合いから意識と行動が外れてしまう様です。

 仮に「リズムトレーニング」と考えるにしても「入れる」ばっかりで、「抜く間」がなくなり、

 正に「ラジオ体操」

 そう言えば、M橋さんにボイストレーニングを受けた際、

 「ビブラート」や「フェイク(細かい節回し)」の練習は音楽なしで、

 何度も丹念にゆっくり練習するのだとお聞きしました。

 今にして思えば、ある意味、発声の「アイソレーション」ですね。

 それをして想えば、優れた人は必ず、

 全身を丁寧に呼吸で「アイソレーション」する練習を自分では行っているはずです。

 「站椿功」や「試力」、「ヨガ」も多分、同様のはず。

 すると、「フェルデンクライス」の目指したものや視点と繋がって来ます。

 早速、今週はその自習と患者さんの「抜くバランスや間」を考えて仕事しています。

 2分21秒付近以降をご覧ください⇓


 体の各部位の連動と脱力の風景をご覧ください⇓


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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-06-10 13:30