「良く感じ、即、則して、良く応じる」

 以前、少しお話しましたが、

 私の教わっている「アルゼンチンタンゴ」は「観光・輸出産業用」ではなく、

 現地・地元で踊られている、スタンダードな踊り方なんだそうです。

 あまり派手ではありません。

 でも、「フォロー(女性側)」に回ってみると、とても気持ちが良いのでびっくり。

 その本質的な所を地元風に教えて頂いているのですが、

 とっても「観照・中心塾」的。

 いきなり、足形を学ぶ訳でもなく、最初、何が何だか訳が分かりません。

 しかし、言われたことをこなして行く中で、

 身体や感覚が鍛えられ、

 何が必要なのかが少しずつ見えて来ます。

 興味深いのは、私の練習の半分が「フォロー」であること。

 それでなくとも男性はやることが多いので、通常、そちらの練習はしません。

 でも、アルゼンチンでは3年間位、両方経験するそうです。

 「君もその様に」と言うことで...でも、凄く勉強になっています。

 2時間弱、相手の力を後ろ向き歩法で受け続けます。

 まず、「身勢」と「芯出し・芯合わせ」、「吸い込み」に意識が働き、

 次第に「立替」、「重心移動」の感性が磨かれて来ます。

 「ステップ」で、刻々と状況が変わるので、

 「ただの身体運動」や「考えること」では対応できず、

 必然的に「感受する」感性と意識、身体が鍛えられます。

 「肚に効く」の「肚加減」とか、

 「ぼんやり観る」の「ぼんやりさ加減」が次第次第に見えて来ます。

 分かった事は、

 「フォロー」とは、「良く動ける・反応出来る」ことでなく、

 「良く感じ、即、則して、良く応じる」ことの様に感じます。

 感受できる身体と感性があるから、即、的確な対応が出来る...成程なと思いました。

 これをやった後、リードの感覚と見え方が全く違います。

 治療や運動処方に物凄く勉強になったのは勿論のこと、

 「感じる稽古」・「感じる身体作り」を大切に思いました。

 シャドーばっかりして、女性と組まないとか、

 1人稽古ばっかりして、相対稽古や道具稽古しないとか、

 本当にもったいないと思います。

 それにしても、古今東西、昔の人は良く考えておられます。
 

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 (参考)
 「学びは一歩一歩」
 「中心感覚稽古」

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2014-01-08 00:30 | バランス運動療法・調整法