「靱猿」

 最近、何かを学ぶ時、また、どなたかにお話をする時、

 いつも「フサオさんも努力し工夫する」が脳裏にあります。

 元々、動物のドキュメントを見るのが好きなのですが、

 本当に、動物の親は教えるのが上手く、子供も必死に学びます。

 親は、自分の姿を何度も真似させたり、

 ほりっ放しにして、生きる術を学ばせます。

 子供も遊びつつ、

 時には、おっかなびっくりしながら、

 何度も真似て、失敗し、工夫して覚えて行きます。

 彼らなりに、親を見て「ああかな?こうかな?」している様です。

 それが「生きる」ことと直結しているから、余計だと思います。

 そんな視点に立つと、理屈じゃない、生きた学びを垣間見ます。

 
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 お猿で想い出すのは、「靱猿」

 狂言における「口伝」の始まりです。

 野村萬斎さんは、

 「せりふや所作などの外面的なことだけではなく、まさにそこにある「気」「エネルギー」、
  あるいは「血流」といった、身体の内部に起こる瞬発的な力のようなものまで含めて
  伝授することが、「口伝」の意味だと思います。ですからどうしても、手取り足取り、口
  移しで教えるということになるのです。そういう意味では、親子で伝承することの強み
  もあると思います。」

 と仰っています。

 私見ですが、「動物の営み」も「口伝」も基本は同じだと思います。

 理屈ではなく、どうそれを感じるか?受け取るか?

 そこに、ようやく、しっくり来ています。


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 また、「自信」がとても大事だと想う様になりました。

 「自信」と言っても、「自信過剰」・「増長慢」ではなく、

 逆に「卑下慢」でもありません。

 「自分を信じる心」です。

 この感覚・意味合いが、なかなか分かりませんでした。

 自分を信じるのに根拠はいりません。

 「やれる!できる!愉しめる!」...そう、自身が想うことで十分だと思います。

 常に、新しいこと、新しい環境に身を置くことは不安と緊張が伴い、

 当然、努力や経験、工夫が必要ですが、

 何より先ず、「自信」が必要だと思います。

 「逆じゃないの?」と仰る方もおられます。

 私は、それは「信念」では?と想います。

 先ず「自信」ありき。

 それが深まり「信念」となると感じています。

 昔の様に、頭で考えたことではなくって、

 出来ると思い、やり切る

 出来ると思い、なり切る

 出来ると思い、味わい尽くす

 出来ると思い、愉しむ

 中で、ふわっと感じて来たことです。


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 子供は「なり切る名人」ですね。

 なり切って、

 「臨場感」を持って、

 「愉しんで」、

 いろいろ覚え、工夫して行く。

 今日の研究会も「キョウリュウジャー」に「なり切って」いました。


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 学んだことを活かしつつ、

 自分なりの稽古・スタイルで、日々稽古しています。

 すると、「ただなぞっていた」頃と違い、

 違うことをしていても、「中身」がそれとなく師匠と似て来るものですね。

 今日の互助会・研究会で、どれだけ「歌い」・「踊り」・「お笑い」したことか。

 勿論、先生と「キャラ」や「ネタ」は違います。

 でも、「一門の芸風」って言うのがあるんでしょうね。

 やっていて、ふと感じました。

  
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 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2013-11-25 00:00 | バランス運動療法・調整法