「災い転じて、学びとなる」

 2週間前、膝を故障しました。

 20年前の古傷の再発。

 膝が詰まったり、ぐらぐらになって、立つ、歩く、座るが難しくなりました。

 ありがたいことに、M橋さんを始め、周囲の方々の施術を受けさせて頂きました。

 が、予想以上に根が深く、

 この際、じっくり、この膝を観察、改善して行こうと思いました。

 実は、20年前の受傷の際、「即入院即手術」を言い渡されました。

 しかし、2週間後に入社式を控えた「新入社員」の身。

 「内定」を取り消されたくなくて、

 「千代の富士方式」で膝を筋肉で固める方法で対処させました。

 それで、弱い膝をカバーしましたが、

 呼吸法や武道を学ぶ様になって、この習慣が弊害になりました。

 そんなこともあって、膝の集中観察と研究をスタート。

 大体、膝ってどんな動き・働きをしているのか?

 今、どんな風に膝は固まっているのか?

 これまでの「自分の膝感」ってどんなものなのか?など。

 つらつら観て、出来る事から色々試してみました。

 また、この時期に、同じ様な症状の患者さんが来て下さいました。

 「せいぜい勉強させて頂きなさい」...神仏に語りかけられているかの様。

 徐々に「膝との遭遇」が始まりました。

 膝にリアルさが増し始めると、

 バランスの関係で、股関節などについても少しずつ感じ・考えることが増えて来ました。

 如何に、自分をリアルに捉えて来ていなかったか?良く分かりました。

 災い転じて、学びとなる。

 七転び八起き。


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 この期間、会社員の頃のある出来事を想い出していました。

 博士号を持つ、エリートの設計・開発者さんと叩き上げの職人さんのやり取りです。

 エリートさんが書いた図面をちらっと観た職人さん。

 すぐさま「この設計と素材では、ここがこう言う風に潰れる」 

 納得いかないエリートさんはそのまま試作機を作成。

 職人さんの予言通りの状況で見事に潰れました。

 その時はただただ、職人さんの感覚と腕に感嘆・尊敬したのですが、

 フラッシュバックした風景を観るに、

 設計者さんは、パソコンで機械的に、公式に則り、「設計図」を書かれましたが、

 職人さんは、図面を通し、「試作機」の有り様をありありと観ておられた様に感じます。

 20年経ち、ようやく、ああそうかと思いました。

 そして、職人さんの「積み重ね」や「取り組み方」の一旦に触れた気がしました。

 ハッとした瞬間でした。

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 丁度、昨夜、K野先生から足首の影響からくる椎骨の歪みについてご説明頂きました。

 フラッシュバックの後だけに、

 良く観る、良く感じる、良く確かめる意味と大切さを改めて感じさせて頂きました。

 私はと言えば、まだまだ、大きな部分、単位、関わりからしか観られません。

 「方眼紙」で言うと「大きなマス(基準線)」

 でも、ここからだと思います。

 そして、正に「膝」でした。


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 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2013-09-12 00:00 | バランス運動療法・調整法