「大切にしていること」

 施術に際し、まず、患者さんのお体のバランスを拝見しながら、

 その状態を「パントマイム」します。

 頭の中だけでなく、その場で、出来うる限り同じ体勢を再現してみます。

 自分が再現してみることで、物理的なアンバランスを感じるだけでなく、

 何となく、そこから、患者さんの意識や行動、出来事の風景を感じ取れるからです。

 目に見えるバランスと見えないバランス、その関係を感じとること。

 これが、私にとって大事なポイント、スタート地点です。

 そして、この愁訴がどんな経路・経緯をたどって今に至るか?

 段階を経て、今度は患者さんとご一緒に確認・再現しながら、

 「心と体を縛っているバランス」を変えつつ施術して行きます。

 以前、ご紹介しました患者さんとの一幕↓

 患者さん 「このところ、また、肩コリで腕も挙がらへん、腰も痛いわ」

 春  風 「この手がこうなって、指がこうなる...夏ですけど、また編み物ですか?」

 患 「夏物!先週からやってんねん」

 春 「(更に再現してみて)う~ん、棒針じゃなくて鈎針ですか?」

 患 「そうそう、鈎針」

 春 「これ、思いっ切り指で引っ張ってません?」

 患 「あ!そうそう、糸がリボン状なんで頑張って引っ張らないと編めない」

 春 「頑張りすぎて、体まで編んではりますな」

 患 「あちゃ~。教室で、周りが暑いから作るのさぼってんねんけど、夏物やから、
    私意地でもやる!って頑張ってしもた...。」

 春 「それで、もうちょっと、もうちょっとってお休みもいれず...」

 患 「私やりだしたら止まらへんねん」

 春 「で、前も、漬物つけるのに、夢中になって...」

 患 「あ~~~、また、得意の猫背になってた~」

 春 「戦闘態勢で?」

 患 「ゆったり編まなきゃいかんね」

 春 「そうですね。施術しながら、椅子の座り方を確認しましょう。楽な針の持ち方も。」

 「不調」を切っ掛けに、患者さんがご自身特有の考え方や習慣、行動や癖に向き合うと、

 自分でも忘れていた様なことを自白されたり、

 ハッと何かに気付かれます。

 すると、目に力が戻ったり、体がすっと緩んだりして、

 途端に、言動・行動も変わるのが印象的です。

 そうして、ひとつひとつ、自分を「自覚・自得」出来て来ると、

 心と体のバランスがより良い方向に向う。

 「健康」・「自己管理」・「自己実現」に繋がる。

 これが、師匠を見て来て、

 日々、患者さん、自己管理を通じて、

 大切にしていることです。

 バランス☆運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2012-09-05 00:00 | 春風堂の想い