「音浴」

 「砂張(さはり)のりん」を買う。

 去年の12月、初めて、そう言うものがあると知る。

 切れ味良い音とうねりを持った余韻(倍音)、低重音のうなりに魅了される。

 偶然の出会いで手元不如意。

 泣く泣く別れる。

 諦めきれず、工房に連絡。

 店舗がなく、工房にも選ぶストックがないとのこと。

 「5月まで待って下さい」と言われる。

 お金をため、じっと、待つ。

 そして、5月...迎えに行く。

 一点ものだから、個性様々。

 うちの一点を持ちかえる。

 軽く叩くだけで、空間が澄み渡る。

 気持ちい~っ。
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 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂

(参考)
 「京都 二方屋」
 「京りん與」



 「響銅」・「佐波理」・「佐波利」・「沙張」と言う。

 銅と錫の合金で、多量の錫を配合するため非常に鋳造が難しい。

 佐波理の水瓶やサジと言ったものが正倉院宝物の南倉に多く見受けられることから
、奈良時代に既に使用されていた様子。

 南倉に多く残されていたことから、仏具である可能性が高く、非常に硬くよく響く所から
鳴金物として使用された。

 日本には朝鮮半島から「砂張」の技術が伝来するが、朝鮮半島においては「食器」とし
て多く使用される。

 ミャンマーの銅鑼や、ネパール地方の金剛鈴や五鈷杵なども元々は砂張りで作られて
いたとか。

 蘇婆呼童子経という経典の中に五鈷杵の材質による使用目的が書かれており、修羅宮
に入るには妙なる砂石で作られた五鈷杵を使わねばならないとあり、それが「砂張」であっ
たとされる。

 「砂張」は魔を切り、場を清め、悪霊を祓うと言われる。
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by cute-qp | 2012-05-03 20:00