「歌う様に吹く」

 随分、冬らしくなって来る。

 笛の練習を野外からスタジオやカラオケで行う。

 冷えは体に良くない。

 それ以前に、生楽器は気温が低くなると響きがなくなり、持った感じも「冷凍食品」。

 冷えるに連れ、音程がどんどん下がる。

 せっかくスタジオでやるのだからと、一曲毎に歌と笛を入れ替わり練習。

 これ、もの凄く当たり!!

 「ものが響き、音になる」原理と「呼吸法」の関係をバッチリ体感。

 歌声が上手く響くと笛のロングトーンは全くは苦しくない。

 笛にも、横隔膜を下げず、喉を締めない「吹き方」がある。

 ロングトーン15秒が必死だったが、途端に40秒は軽く吹ける。

 また何より、「歌う様に吹く」感覚が分かる。

 「笛は介しているけど歌うだけ」...その拠り所が掴める。

 古来、「唱歌(しょうが)」が大事とされる。

 曲の口伝え、練習法だ。

 レコーダーやCDがある昨今、それを軽視する人がとても多い。

 「唱歌」が受け継がれて来たのには絶対、重要な何かがあると思って来た。

 今にして思えば...

 笛を吹くための体や口、呼吸を作れる。
 
 楽譜に出来ない「曲想」や「ニュアンス」を感得出来る。

 後日、先生に一曲聞いて頂き、この経緯をお話すると「それで正解」とのこと。

 残念ながら、地味な作業だけに、とことんやったごく少数の人間だけがそこに気付くとか。

 「唱歌」に「発声法」の要素・練習を組み合わせればその良さ、本質が伝わり易いと想う。

 一方、笛の響かせ方、表現を歌にトレース。

 歌の表現の幅が広がる。

 具体的には、喉、口腔、鼻腔の絞りとコントロール力が向上。

 この練習の留意点は、歌は「R&B」、笛は「雅楽」だと言う点。

 ヘルツとしては「440Hz」と「430Hz」の行き来となる。

 つまり、同じドでも響きが違う。

 「440Hz」で「唱歌」してみるとを妙に明るく南国風味。

 周波数の違いを認識し、これをきっちり使い分ける。

 そのことで体もそうだが、意識や脳内のテンションのコントロールが浮き出て来る。

 治療や他のジャンルに応用できる気がする。

 いろいろやってみるもんだ。

 曲は「千秋楽」から「合歓塩(がっかえん)」(ど~んと来い!)へ。 

 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂



 「楽家録」によると、名前の由来が「五音が調い、合い歓ぶ声を備えているので、故に合歓塩
と名付く」とある。

 また同書によると、古くは清音で「かっかえん」と濁らずに読んだが、現在は濁って発音してい
る。舞楽「太平楽」の急として用いられてる。
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by cute-qp | 2011-11-26 00:00 | バランス運動療法・調整法