「龍を起こす」

 竹と漆、桜樺から出来た龍笛は「生き物」。

 我々の体同様、コンディションがあり、管理とウォーミングアップが必要。

 練習は、20分位のロングトーンや呼吸から始め、笛とじぶんの調子を見、折り合いをつける。

 笛を「起こす」とか「温める」などと言う。

 そして、今日は全く鳴らない。

 かなりあせる。

 あせればあせる程、じぶんも固まるので、まず「諦める」。

 諦め、のんびり「基本動作」と「基本練習」、「ちょっとした工夫」に徹する。

 50分ほど経ち、やっと鳴りだす。

 患者さんが次第次第に緩んで行く感じにちょっぴり近い。

 ま、こんなこともあるだろう。

 お陰で、また、ひとつ「龍笛」の鳴り方を会得。

 笛は「自発動」する。

 そこを誘導すると、他の笛にない「"龍的"な音」が出る。

 「鳴らす」のではく、上手く誘導すれば「鳴く」。

 それが「本来の音」。

 口伝に「息の玉を込める」と聞く。

 イメージが湧き、後、納得。

 「息遣い」、「手の使い」と通じる。

 まだ、ピンポン玉位の息しか作れない。

 でも、歩むステージは変わる。

 日常、治療にも通じる。

 曲は「竹林楽」(力抜きの技術)から「林歌(りんが)」へ。

 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂

(参考)
 「じぶんの教科書を作る」
 「育ててくれる道具を持つ」



  林歌、臨河、林賀。

  高麗平調はこの曲のみ。唐楽に同名の曲がある。『体源抄』には兵庫允の玉手公頼(たま
 てきみより)の作、『楽家録』には嵯峨天皇の代に高麗の笛師下春の作と記されている。

  舞は地味で渋く、この曲の旋律を歌謡化したものが催馬楽「老鼠(おいねずみ)」(またの名
 を「西寺(にしでら)」)で、久しく絶えていたが、昭和5年(1930)宮内庁楽部で復活。

  箏の奏法に輪舌(りんぜつ)という特別の手法がある。

  個人的に秋の夜長にぴったりしていると想う。
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by cute-qp | 2011-09-27 00:00 | 温故知新