「気持ちだけ平安貴族」

 「夜に笛を吹くのは良くない」...そんなイメージがあり今まで避けてきた。

 が、早朝から余りにも暑く、日蔭では蚊に集られる。

 そこで「月夜の笛」とも言うし、花火見物も兼ね、今日は夜に練習。

 夜風は涼しく、響きを良く伝え、なかなか風情がある。

 「狩衣」でも着たい気分。

 それにしても、前回やった「白柱」(「なにごとも奥は深い」)は気持ちの良い位ボロボロ。

 「完敗」、「箸にも棒にもかからない」。

 正に「呼吸」と「間」が織りなす音楽だと思い知る。

 半年積み上げて来たものを思いっ切り崩し、気持ちよく再出発。

 丁度「7段階呼吸法」や「小周天」の練習と並行し、バッチリだ。

 曲は「長慶子」に進む。

 有名な源 博雅の作。と言うかパクリ(「鶏徳」の改作(「笛吹き童子」))

 でも、平安の大先輩、天才に敬意を表し練習する。

 練習場所はスタジアムの入り口。

 コンクリートのドームが音響効果になる。

 気持ちだけ「平安貴族」。

 数人の方が立ち止まって聞いて下さる。

 緊張して間違える。

 譜面、暗くて見えないし。

 夕刻は、やっぱり、雰囲気や響きが出るのかもしれない。

 帰宅し、「夜はダメ」の起源をたどる。

 夜に口笛を吹くと泥棒が岡引の笛と勘違いをして身を隠す為に家の中に入ってこないように
泥棒よりもっと現実的な蛇にしたとか、神事・霊的な都合もあるようだ。

 キチンと出来、いろいろ分かるまで夕刻までにする。
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バランス運動療法(Balance Movement Therapy)春風堂♪



 唐楽、太食調、舞なし。

 平安時代中期に、琵琶、箏、笛、篳篥などの名手として活躍した源博雅が作曲したとも改作
したとも伝える。舞楽の会が終わり参会者が退出するときに演奏される曲で、現在でも演奏会
の最終曲として必ず奏される。

 立楽(たちがく)や管絃のときは管絃吹で、舞楽の退出音声のときは舞楽吹で吹かれる。曲
の初めは平調の「鶏徳」と同じであるが、曲調のよく整った格式のある名曲として、今も盛んに
演奏されている。

 と解説にはあるが、個人的には「鶏徳」の方がず~っと良いと思う。

 退出音声(まかでおんじょう)とは、列席した貴人にお帰り頂く際の退場曲の意。よって、本来
、曲を最後までじ~っと座って聞く曲ではない。

 現在は、会の終わりを知らせる意図で用いられる。

 そして、なんだか、ちょっとテンポが速い。

 雅楽は長くゆっくりした曲が多いので、「早く終わりたい」演者側の気持ちがどうしてもテンポ
を走らせるとか。

 ちなみに、昔の雅楽のテンポは今ほどゆっくりしていなかったそうだ。意外。
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by cute-qp | 2011-08-02 00:00 | 温故知新