「かん(感・観)じる力」

 龍笛を学んで3カ月目に入る。

 「音取」、「越殿楽」、「五常楽」、「陪臚(ばいろ)」を学んだ。

 出来たということではない。

 ここを始まりとして、「五行」に従う「六つの調」を順にこなし、何度も戻る。

 基本はやっぱり深い。

 さて、少し気持ちの余裕が出てきて気付いたことがある。

 動物や昆虫の反応だ。

 公園で散歩中の犬やカラス、ハトなどは好奇心旺盛に寄って来たりする。

 対して、飛ぶ虫は遠巻きになる。

 何かあるのだろうと想う。

 たまたま、「虫よけ」として演奏された曲の故事に行きあたる。

 「甘州(かんしゅう)」という曲だ。

 その曲には「鳥の鳴き声」が織り込まれているとか。

 聞いてみたが、「音色」から「鳥の鳴き声」は感じられない。

 「響き」なんだろうと想う。

 そういう「響き」を古人が感じ、織り込んでいるのかもしれない。

 最近「虫、鳥」に加え「若者よけ音響」まであるが、そう考えるととすごいことだと思う。

 経絡なども、同じ響きを五感で捉えたものだろう。

 知れば知るほど、古人の方が感じる力が旺盛なことに気付く。

 そして、「智恵」として組み上げた。

 私も感覚を研ぎ澄ませていこう。
 
バランス運動療法(Balance Movement Therapy)春風堂♪

(参考)
 「響きと共鳴」
 「いぶき」と「ひびき」
 「温故知新」
 「口伝は最上の学習方法」



甘州楽、甘州塩、衍台(えんだい)

 唐楽、平調、準大曲、延四拍子、拍子十四、新楽。舞あり(舞人4人)。

 中国唐の玄宗皇帝の作ともいう。中国の甘粛省に甘州という地名がある。甘竹という竹の
密生しているところで、その根本に毒蛇、毒イモリ、毒虫がいて竹を切り出すことができな
い。この曲を奏して船に乗って竹を切ると、毒虫には金翅鳥の音に聞こえるので、人に害を
与えないといわれている。

 また、唐の玄宗(713~756)が太后と青城山に行ったとき、官女の衣が風になびいて仙
女が舞っているように見えたので、これを舞にしたという。襲装束の両肩をぬいで舞う。種
まきという特殊な舞の手がある。調子で舞人は舞台に出て、当曲で舞い、重吹で入る。番舞
は「林歌」または「仁和楽」。
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by cute-qp | 2011-05-11 00:00 | 温故知新