「保息」は「生き(息)方の妙」

 昨日は「仕舞」の年内「舞納め」の日でした。

 一生懸命練習しましたが...これほど様にならない経験は初めて。

 入門したてで当然ですが、「歩み」と「姿勢」...その「ひとつひとつ」を上手く定める事が
ままならず、正に「よちよち」状態。

 年齢や経歴もまあ...あてにはなりません。

 そんな中、ふと閃いたのが「姿勢(pose)」「休息、一旦停止(pause)」と言う言葉
...カタカナ英語で共に「ポーズ」と読める2つの言葉の関係性が、単なる「語呂合わせ」と
扱うにはもったいない気がしました。

 そこで「pause → 保息、一旦停止」としてみます。

 ひとつひとつの動きを丁寧に「コマ送り」、「一旦停止」出来る...つまり「姿勢」を形作る為
には、「息と間」が大切で、それが「保息の妙」だと感じます。

 ・ 太極拳、特に「陳式」が、ひとつひとつの「定式(姿勢)」を「呼吸」で定める様子。
 ・ 水泳における「伏し浮き」と「息継ぎ」、「軸の立替」。
 ・ ダンスの「アイソレーション」、「重心移動」。
 ・ 「時計の修理」など、精密な作業の際、ひとときの「保息」。
 ・ 「柔術」でひとつひとつの「関節技」を構成すること。           他

 様々な場面で「姿勢と保息」の関係が浮き上がって来ました。

 ところで、「不調」や「トラブル状態」を「息詰まる」と言いますが、実際は、死なない限り
「息も絶え絶え」呼吸はします。

 この年末、いつになく固まっておられる方の多い御様子を拝見し、じゃあ、いつもの「身体」
や「呼吸」にないものは?と探してみるとやはり「保息」だと感じました。

 そこで、型、方法論に拘る事無く、心持ちや意識、身体の方向やバランスを変え、少しずつ
「保息ある呼吸」を引き出し、「センタリング」する事で初めて、ひとつひとつベストな「姿勢」
に導く事が出来ると思えました。

 他、

 「生き方に余裕がない」の「余裕」。
 「息つく暇がない」の「暇」。
 「様にならない」の「様」。

 「呼吸」の内にある「保息」に感じさせて貰う事が多くありました。

 そして、「呼吸」は「誰にも変わって貰えないもの」...それは「自分で出来る」事の裏返し
であり、「生き(息)方の姿勢」でもあるのですね。
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 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂
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by cute-qp | 2010-12-28 02:00