歩行の芸術 ~先ず、足元から~

 「仕舞」は「歩行の芸術」言われるそうです。

 実際、体験、拝見してみて、様々な基本が「歩法」に裏打ちされた部分が大きい様に感じて
います。

 「仕舞」で用いられる歩法は「スリ足」です。

 接するのが「床」と「下半身」ですが、今、土曜日にお稽古中の「杖(鉄棒)と呼吸」に似
ている気がします。

 「スリ」とありますが、力を込め、「足を地面にズルズル引きずる」のではなく、「膝下を
吊り、足裏で床を丁寧にこすり、センタリングしながら、良い位置に置きます」。

 「樫の杖」と言うより、「白蠟の杖」を「こすって」お稽古する感覚に近いものがあります。

 スリ足にも色々あるようですが、舞台が「芝」から「盛り土に載せた板」、「檜舞台」に変
わり、履物も「素足」から「革足袋」、「白足袋」への変化する中で「白蠟タッチ」の「スリ
足遣い」になったのかもしれません。

 余計に、自分の「荒」や「雑味」、「歪み」が目立ちます。

 「歩法」や「椅子編」、基本に丁寧さと深みが足りなかったと気付きました。

 先生に「剣」や「金春七郎」さんの事伺うと、剣術から取り入れた動きを「余談」として
教えて下さいました。

 「西江水」でした。

 ジャンルや表現は違えど、根っこは同じなんですね。

 来年から「高砂」と「屋島」を教えて頂けるそうです。

 「高砂」はどなたも経験される形ですが、短い中に誠に様々な形があり、また「屋島」は
「動」の要素が多く、共に「形」だけ覚えた所で全く「様」にも「話」にもなりません。

 正に「歩みにも 深き習の 有るぞかし」...基本も施術も「先ず、足元から」です。

 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂

(参考)
 「歩みにも 深き習の 有るぞかし」
 「目づくり」二題
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by cute-qp | 2010-12-15 00:00