「呼吸」と「響き」、その「バランス」

 先日の「ボイトレ」でのお話です。

 練習を進める中で、M橋さんが突然「それがM岡さんの声です」と仰いました。

 「え!?これなんですか!?」...初めて「自分の声」を聞いた瞬間でした。

 「生で聴く声」と「録音した声」の差ではなく、キチンと発声出来た時の「私固有の響き」
だったそうです。

 姿勢も整い、思いもしなかった声量・音域が難なく出て、「声」や「呼吸」にまた深いものを
感じた体験でした(それがパッと分かるM橋さんの凄さにも驚きました)。

 初めて「楽器」に触れた時、「音を出す」のってこんなに難しいのかと思います。

 一見、直ぐに音が出せる様に錯覚してしまう「ピアノ」でも、その前提に「調律」があり、
演者の技術が相まって初めて「ピアノの音」が出て来ます。

 自分が「楽器」なんだと凄く実感。

 同様、最初は「音」が出るまでが大変・大切なんだと思いました。

 そして、その「発声」が「歌」になると、途端に「ピッチ(音程)」が甘くなり、「地声」
と「鼻声」が安定せず、「母音」が正確に出せません。

 「歌」にするには「トロンボーン」のスライドを自在に操る様に「身体」と「呼吸」を使い、
「母音」を自由、かつ正確に響かせる練習が必要です。
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 これもひとつの「呼吸力」と「センタリング」の練習なんだと思います。

 一方、今回の体験から、様々な演奏や表現をよく見る様になりました。

 同じ「ド」の音でもその方の「楽器なり(姿勢や意識)」でどんな響きがするか?観察し、
イメージの中で演者の身体をどんな風にチューニング出来るだろうか?楽しませて頂いてい
ます。

 「呼吸にも 深き習の 有るぞかし...」です。

 しかし...指揮者って凄いなあ。

 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂

(参考)
 「呼吸するのは当たり前?」
 人は「学習する」ことのみで「生まれ変わる」?
 「歩みにも 深き習の 有るぞかし」
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by cute-qp | 2010-12-07 00:00 | バランス運動療法・調整法