「気づき」のはたらき

 日々の施術や自己管理、来月から始めるセミナーに向け、やる事が山積している今日この頃
...自己反省も込め、今日は『「気づき」のはたらき』について少しお話致します。

 フェルデンクライス博士はその著書の中で「私達の多くは、どうやったら上手くいくか?そ
の本質的なの理解を持ち合わせず、効率の悪い生活をしている」と述べています。

 更に、それを楽器の練習に例え、「2人の少年が同じ時間練習しながら、一方はどんどん上
手くなるのに対し、もう一方が上手くならない場合がある。この差は才能や素質の問題と言う
より、上達している少年は自分のしている事に気付きながら練習しているのに対し、他方はた
だむやみに機械的な反復練習を繰り返すばかりであったからだ」と述べています。

 それは「行動を学ぶ時、今、自分自身に生じていることについて、十分に注意(意識)を向
けなければならない。その事により、心は明晰となり、自由な行動が出来る」との表現にも共
通する事柄だと思います。

 私達の顎は、私達の無意識下で常に引っ張りあげられており、頭は首の筋肉が持ち上げ、ふ
くらはぎの筋肉が身体が前に倒れない様維持している...その位、実は、自分の身体やそのし
ている事を良く知りません。

 同じ様に、私達は、自らの行動を阻害する動きや考え方、行動に協力しない場所や想いに気
付かず、これを「習慣」や「癖」として無意識に持っています。

 これら「実感のない」ものは、その「本質」や「プロセス」を徹底して観察、気付く事によ
ってしか修正しようがありません。

 その為のキーポイントを春風堂の観点で列挙します。 

 ・ 動きは「呼吸」に合わせ、「ゆっくり」行う。
 ・ 感じる「刺激量」が小さい程、「気付き」や「感受性」は大きくなる。
 ・ 「いつもと違う」動きを行ってみる。
 ・ 1つの動きを「様々な方法」でやってみて、あらゆる「可能性」を探ってみる。
 ・ 「呼吸」に合わせ、動きに身体の「全てのパーツを動員・協力」させる。
 ・ 「間(インターバル・観察時間)」を取りながら行う。
 ・ 「目的意識(固定概念や今までの考えやイメージで作った目標やゴール)」を捨てる。
 ・ 「実感」はとっかかりで感じるものでなく、「自然と浮き上がって来る」のを感じる
   (そもそも「実感のない段階」で「感じられる方がおかしい」)。

(参考)
 「過去(パターン)」にとらわれず、「今」を創造する
 「習う」・「覚える」から「感じる」へ
 「呼吸」を介し、「脳と身体のコミュニケーション」を図る
b0159328_17505335.jpg

 バランス運動療法(Balance Movement Therapy) 春風堂    
[PR]
by cute-qp | 2010-09-17 18:00