呼吸法の威力!

 唐突ですが、現在、「竹踏み」を利用した呼吸法をメインに自己ケアしている春風堂。

 特に、K野先生に教えて頂いた手の動きを伴ってのものがお気に入りです。

 そう言えば...現在、鎖骨の粉砕・開放性骨折で手術された方の調整をさせて頂いており
、今日は3回目のセッションでした。

 医療機関からは「これ以上動かないし、痺れも取れない」と言われたそうですが、ご本人の
ご努力もあり、肩の痛みはなくなり、可動域は回を重ねる毎に広がって来ました。

 ただ、肩に放散する痺れはなかなかにひつこく...ただ、「小腸経」とその他のバランスを
見ていけば、かなりの改善が見られるのではないか?と予測していました。

 そして、今日は「足首」・「膝」・「股関節」の調整をしっかりとした足がかりにして、調整を
開始...全身のバランスが早い段階から整いました。

 そこで、調整による改善状況を確認して頂くと共に、現在の自己ケア方法を確認。

 「肋骨」・「鎖骨」の使い方の工夫が必要な様に思いましたので、自分のやっている呼吸法
を即興で、新体道の「天真五相」や神道の「天津微手振」風に応用し、やって頂きました。

 すると、鎖骨骨折特有の「階段状変形」からなかなか下ろせなかった肩が数回の呼吸で
更に改善し、健側とほぼ同様のレベルにまで落ち、痺れが快方になりました。

 何より嬉しかったのが、後ろに回せなかった手が背中で合掌して頂けた事です。

 数回で、しかもクライアントさんご自身の力で変化できるのですから「呼吸法って凄い!」
と改めて思いました。

 そんな効果を既に古今東西の先達は良く知っており、様々な「養生法」や「修行法」などと
して取り入れて行ったのだと思います。
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                        馬王堆漢墓 気功図

 ちなみにコチラが国家の祭祀を司った神祇官の長官である「白川家」に伝わったとされる
「伯家神道」の「天津微手振」です↓。
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① まず「トー」と唱えつつ、左右の手を胸のあたりまで上げ、そこで「フム…」と全身に力をいれ
  て振魂(自然と身体が震えるようになる)し、霊気を額と下丹田に送るよう想念する。

② 「ホー」と唱えつつ、両手を交差したまま掌が外を向くようにして、息を吐きながら一直線に
  頭の上まで上げ、十分に息を吐き出す。

③ 「カー」と唱えつつ、今度は大気を外から吸わず体内の罪、咎、楡れの悪気を吸い集める
  つもりで、頭上に上げた手を胸のあたりまで下げ、そこで手の甲を外に向け、肘肩を十分
  に後に引き、両手で左右の乳をおさえて全身に力を入れ、振魂をする。

④ 「ミー」と唱えつつ、息を吐き出しながら、両手を乳の上から離して向かい合わせ前方に
  伸ばす。そのとき両手の間に手鞠をひとつ入れたような形となる。

⑤ 「ヱー」と唱えつつ、口や鼻孔から外気を犠わず、天地の霊気を8万4000の毛孔から
  吸い込み(もしくはそのつもりになって)、両手を両乳の上に戻し、両肘両翼を後ろに十分
  引く。

⑥ 「ミー」と唱えつつ、素早く胸もとで両手の掌を前方に向けて開き、開いた手の親指の先
  で肩先を撫でるようにして肘を下げ、手の掌を前に向けて耳に平行になるようにし振魂す
  る。そして息を十分に吐く。

⑦ 「ター」と唱えつつ、静かに息を吸いながら両手を頭上に上げて、手の掌を前に向けて
  交差し、息を十分に吸い込んだところで「フム…」と振魂する。

⑧ 「メー」と唱えつつ、息を吐きつつ両手を左右に開き肘肩を後ろに引けるだけ引き、両手
  の掌が肩に平行したとき手の甲を外に向け、下腹を抱えるようにして原型に復する。
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by cute-qp | 2009-11-01 00:00