意拳論 抄 (3)

 今日は3回目です。続きをご覧下さい↓。

十六、無形神似

 「無形神似」とは、形は動かないが神意力足りていることをいう。空中で泳いでい
るのに似た状態である。

十七、進退反側

 「進退反側」とは、退くときには一歩一歩と慢重に退いて、攻撃の機会を待つが、
進むときには、いざ号令が出れば全体が一斉自在に動き、横へはカを包みこむよ
うに、開合し、敵の攻撃にあえて抵抗する。反側と斜角は同じことで、同様に作用し
、左右を防ぐ。

十八、旋繞しょうねい

 「旋繞しょうねい」とは、一見して旋回しているように見えるが、実際には「しょうね
い」つまり引っ張ることとひねることで、後ろへと引っ張ることである。左右前後の
「しょうねい」の力は、すべてこのようなものである。

十九、滾錯双選

 「滾錯双選」とは、転がることによって相手の力を破壊することを指していい、その
あと手(手首のあたり)を使って押さえる。
 「擠」の動作は腕のカでまわし、斜めの方向へ打撃をあたえてゆく。この種の力は
体の動きである。
 力が働き、精神が働く。もし手の動きたけでは形がくずれるし、全く違うものになっ
てしまう。

二十、半譲半随

 「半譲半随」とは、半ば譲り、半ば従うの意で、技撃の力を指していい、譲りながら
も従う状態を保ち、そのなかで瞬間的にカを発し、相手に打撃をあたえることである。

二十一、随譲牽随

 「随譲牽随」とは、従いながら譲り、相手を引っ張りながら動作することを指していう。
 相手の手が自分の体にあてられ、抑えられたとき、そのカにつられて相手のカに
従うが、重心は自分の体におき、相手を突き放す。そのさい、カの入れ方を大胆に
用いれば成功する。

二十二、迎随緊随

 「迎随緊随」の力の作用はひじょうに大きく、発力のさいに用いる。つまり、相手の
力を受け止めながら、それに従う。

 であるから、締めなければならず、緩めたらこの種の力ではなくなる。

二十三、截譲截迎

 「截譲截迎」とは、従うと譲るの中間の作用を含めていう。

二十四、空中遊泳

 空中遊泳とは、全身をめぐる四方八方のすべてに抗力があるという意味で、その
運用は、いかにして抗力を増やすか減らすかである。

 水中での遊泳と同じように抗力を減らす方法は、全身、肩、寛骨をひねることにあ
る。

人間の巧みな動きは、すべて肩と寛骨にある。

 肩と寛骨が動けば、それに従って腰が動く。空中遊泳にも悠然相依(注 いい気
持ちで自由自在)、虚霊独存(注 動作が重いようだが軽く)、以聴其触(注 聴勁
による反応)が含まれており、同時に物などにぶつかるようなもので、このような力
の発し方をしてこそ、収斂が自由自在になる。
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                    意拳創始者 王郷斎先生

(おまけ)
 本日はおまけがございます。宜しければお付き合い下さい↓。
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by cute-qp | 2009-02-05 00:01