キャラクター"丸論"と"センタリング"
2008年 12月 30日
こちらは「キューピー」の創始者「ローズ・オニール」の手になる「キャラクター」の描き
方についてのです。
実は「キャラクターは丸で構成される」ことを世界で初めて実証したのがローズ・オ
ニールで、1936年「キューピーヴィレのスクートルズ」誌上、キューピーが丸から誕
生することを実際に絵にかいて実証しました。
明快な顔の輪郭や小さな丸点の鼻、点のようなまゆ、一本の曲線で描かれた口...
キャラクターの基本である丸と単純化されたラインは20世紀の後期から世界中を巻き
込んだキャラクターの原型となりました。
この特色は「手塚治虫」さんも同じで、丸が作品構成やキャラクターの随所に見えま
す。実際、フリーハンドでかなり正確な円や線も描けたそうです。(なお、逝去前年、林
家木久蔵に「木久蔵さん、僕はね、丸が書けなくなった」と体調の不良を語っていたと
言います。また、作品の志向性とこの丸構成が「時代遅れ」となった悲劇もありました。)
現在、春風堂が「調整」や「呼吸」を誘導させて頂く際、如何に、骨盤や体幹を「丸く」形
成して行くか?が1つのポイントとなっています。
面白いもので、皆様のお身体を拝見する際、「アンバランスな状況」と言うのは「扁平」
であったり、「角張ったり」、「捻れたり」、「偏ったり」して、全体の雰囲気が「丸く」立体的
(球体)に繋がっていない感じがあります。
そんな場所を「うどんの生地」や「粘土」をこねる様に、1つ1つの「丸」を「部分から全体」
、「小さいモノから大きなモノ」、「表面から深部」に形成し、体全体を上手く「1つの丸」に
して行きますと全身のバランスが整って行く様に思います。
従いまして、自分自身で行う「骨盤時計」やその他の「運動」にもこの辺のイメージを
常に感じて動いています。
宜しければ是非、お試し下さい。
by cute-qp
| 2008-12-30 00:00
| 健康談話